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鳥居強右衛門と鈴木金七郎(2)

★鳥居強右衛門「鳥居忠士」

1.城の安危を身一つに 背負いて立てるもののふよ 決心固き行手をば 誰かさえぎる者あらん

2.蟻ものがさぬ敵兵の 囲みもものかやすやすと 川うち越えてひた走り 重き使命を果たしけり

3.援軍すでに間近しと 捕われながら叫びつつ 敵の刃(やいば)に倒れしが 見方はすでに救われき

4.三河の国の有海郷(あるみごう) 勇士の墓は苔むせど 桜一本(ひともと)春ごとに 昔の色ににおうなり

5.作手 宮崎 岡崎と 山坂道を十三里 使命を果たし軽き脚 ふたたび雁峰山に狼煙あぐ

6.敵の人夫に姿変え 城に入らんと捕らえらる 真赤な血しぶき大音声 ああ燃え尽くしたり 三十六才

★鈴木金七郎オリジナル応援歌「我らの鈴木金七郎」

1.長篠の戦いで 武田の囲いを打ち破り 岡崎城で急を告げる その名は鈴木金七郎 金七郎
のん ほい じゃん だら りん のん ほい ほい じゃん だら りん

2.豊川下って広瀬の地 川上から白山社 のたばであげし狼煙に込める 頼むぞ鈴木金七郎 金七郎
のん ほい じゃん だら りん のん ほい ほい じゃん だら りん

3.強右衛門 がんばらよ 亀山城を横に見て 作手の険しい尾根道を 走るぞ鈴木金七郎 金七郎
のん ほい じゃん だら りん のん ほい ほい じゃん だら りん

4.信長 家康 前にして 長篠城がしかじかと 告げる忠義のその姿 あっぱれ 鈴木金七郎 金七郎
のん ほい じゃん だら りん のん ほい ほい じゃん だら りん

5.武田の誇る騎馬隊を 設楽ヶ原で殲滅し あげる勝鬨 高らかに やったぞ 鈴木金七郎 金七郎
のん ほい じゃん だら りん のん ほい ほい じゃん だら りん

★『三河弁講座初級編』「のん ほい じゃん だら りん」
http://gmoh.s22.xrea.com/dialect/mikawa_b.html

「鳥居忠士」の歌詞は、7・5、7・5、7・5・7・5。(7・5)X4=48文字
「我らの鈴木金七郎」の歌詞は、5・5、8・5、7・7、12=48文字

「鳥居忠士」の歌詞に「強右衛門 のん ほい じゃん だら りん のん ほい ほい じゃん だら りん」を加えれば、たとえば、1番なら、

1.城の安危を身一つに 背負いて立てるもののふよ 決心固き行手をば 誰かさえぎる者あらん 強右衛門
のん ほい じゃん だら りん のん ほい ほい じゃん だら りん

とすれば、「我らの鈴木金七郎」のメロディで「鳥居忠士」が歌えそうな気がする。

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