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北条泰時の母親は誰か(Reco説再考)

 昨日のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(第15回)「足固めの儀式」 は凄まじかった。実によく出来たシナリオで、「神回」であった。
 見る前は、
①上総広常の暗殺(黒幕は大江広元で、実行犯は梶原景時)
②伊東八重が北条義時の子・北条泰時を生む。
が内容で、話題になるは①より②かと思っていたが、土曜のスタジオパークを見て「ん?」と思い、実際に見たら、源頼朝が黒幕で、超衝撃!
「今日は会社で何から話そう?」
と意気込んで出社したが、社内は「佐々木投手の交代の是非」でもちきりで、歴女にとっては肩身が狭かった。(このnoteにしても、PV数が少なく、コメントも0で、誰とも語ることはできない。)

 第15回(NHK用語? 普通は「第15話」)のシナリオはすばらしく、大絶賛はするが、史実ではない。この時期、大江広元は、まだ京都に住んでいて、鎌倉には下向してきていない。
 上総広常殺人事件を
「殺人犯は、その人が死んで最も得をした人物である」
という方向で捜査すると、捜査線上には千葉常胤が浮かび上がる。「千葉常胤が讒言して源頼朝に殺させた」というのが史実であろう。
 ただ、ドラマとしては、黒幕説の方が圧倒的に面白い!!

 なお、「誅殺」「粛清」という名の殺人は、この先も続く。
「連続殺人事件の犯人は、最後に生き残った人物である」
という方向で考えると、最後に残ったのは北条時政&牧の方夫婦と北条政子&北条義時姉弟である。上総広常殺人事件について、北条時政は、「北条にいたから、鎌倉にはいなかったから、自分は関係ない」とアリバイ工作をしているが、次の暗殺からは、堂々と鎌倉で指示をする(という小説を書いてみたい)。


 さて、北条泰時の母親「阿波局」の正体である。
 学者は頭が固い上に、学閥、師弟関係等があり、「阿波局」の正体に気づけない。気づけるのは、私のようなブロガーとか、小説家であり、解けてしまえば、おまけとして、北条氏の謎も解けてしまう。

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