メモで眠ってるもの、眠りそうなものを出す場合がある 触れ

メモで眠ってるもの、眠りそうなものを出す場合がある 触れ

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冷 蔵庫 で 話をし た ゆっくり と溶けて  (ああ みる     (あ つめたい ことを 当たり前じゃない (あああ と思える (さいご なぞれば 結露が くすぐる 明けがたの むらさきも知らないで 旋回(000)言って! ホワイトニング効果(000)の ある 舌下がヒネリ 結って【Speak 【あ うれしかったりもするから にらむよ 表情を失う ことがない たぶん 好きで 癒える その安堵に 喉を撫でてしまう いずれ やわらかくなって 顔が 動くようになったら

    • 短歌

      外角 低めに殺した人魚の鱗を売って儲けている 潰瘍を埋める仕事をしています 僕は何だと問い続けるようになりながら   貶める嵌める殺める辱める私を私たらしめるひと 「ちょーだい」 って書き置きで許した空き巣 今頃わたしで指輪を買ってさ 髪型に蝕まれながら死にゆくのだ 君のこと僕は分かってやれない

      • 消えない

        長い、間、昨日、だった、何か、ら話、そ、うか迷っている内に明日になったそれでは今日、は、と、欠落した今日を探す、狭間、で、たまら、な、く震えたまません妄に明日を許していた、果て、し、なく、続いて、いる、糖衣、の、一瞬、の内に行為は何回静止している、そのま、ま切り、離、された、か、が、か、く、さ、さ、洪水の、よう、な、奔流が一度許したきり昨日を泡立たせたまま明日まで溢れて止まらず、頷、か、なかった、け、なかった、ただ、名前が、無い、事象、たち、や、足りない、字、事、象た、ち、は

        • 短歌

          夕立の住宅街を走る ぅあ 好きだから嘘 好きだから嘘 歌集かあ あんまり興味ないんだよね だってほとんど余白でしょあれ 風呂 視界 換気扇 音 光 歔欷  何もできない(孤独ではない)  お宅夜うるさいですよそうですかあなたも来ますか楽しいんですよ 家出した少女は意外とコンビニのドーナツ食べて公園で泣いてる

        asplt

          短歌

          かきわけて かきわけてかきわけてかきわけても かき分けても肉 死んでなかったのか 死んだことに気づかなかったのか ああ 俺も死んで ここからも音が臭うな うわあ 鉄琴しか無い どうなってんだこれ ニュースキャスターきょう日本のどこかのビルが倒壊します 過密は治らない こんにちは·······僕の性別は·····ああ 大丈夫ですか

          短歌 影送り

          バスの中強く激しく揺れるのを知らんぷりして面白がってる もう一度経験したり繰り返す(やり直すのとまた違うらしい) 人間もそれ以外でも年齢を重ねるものだとやっと気づいた 悴んだ手を温めるくらいしか出来ない俺は正に歌人だ こえ・香り 全部届いて欲しいから初デート場所は耳鼻科になった

          短歌 影送り

          短歌 プール

          悲哀のたび植木の前で涙する わたしで華が咲くとうれしい 人間もそれ以外でも年齢を重ねるものだとやっと気づいた 枯れた葉を何の気なしに踏むようにまもなく僕らは石楠花を踏む 引力が逆さになって上向きに溶け出す様にきみは笑うの 心臓が飛び出るくらい恋をしてわたしの死因はキュン死になった

          短歌 プール

          100字

          強い雪が降っていた。ほんの一瞬だったけれど、それを座って見届けていた。 私の住むアパートは壁が薄くて、電子ピアノを弾くにもヘッドホンを繋がなければいけない。 ふと、私は壁に向かって「大好きです」と囁いた。 ───── ずっと、私は空を向いている。 大抵の時、少しでも空の方を向いている。 君と二人きりでお出掛けをしても、君が大好きで仕方なくても、ずっ、と空を向いている。 君と眼を合わせない様に。 君が隕石とぶつからない様に。

          短歌 夜

          眠るとき目を瞑るときもういちど 瞬こうとする 間に合っている 品揃え増えた深夜のコンビニと無性生殖を繰り返す月 ぼくたちは詩集なんかを手に取ってうまく読めたと感じれず眠る 自炊する動画で変な気持ちになる 目薬を点す 僕を笑うな こぼそうと思う液体がある季節くしゃみする季節HARUという季節

          短歌 夜

          短歌 KATHY

          囁いて破り捨てた絵を飲み込んだ 落描きに似た山羊の夢を視る 亡くなった隣のあの子は未来から来たと言って傘を教えた この街は長生きだけが年会費を滞納する事を許されている 終わるまで億年掛かる名を付ける 死ぬまで名前を呼べてうれしい 星ももう変わり果てたから恋人よ口紅くらいは付けても好いさ キャシィです 虫や機械も触れます いずれ誰かを愛せなくなる

          短歌 KATHY

          意味のある毎日は寧ろ恐ろしい。乖離する理想をカムチャツカの若者に押し附ける。 指先に使い回されたセンチメンタルで扉を開けたり、同じ色をした朝食を摂ったり、静電気みたいな毎日だ。皮肉にも強い刺激は死に至るとか。 呼吸は詰まってない、つまらない毎日、此の不満が火薬に成ったりするんだろうか。 降り積る焦燥が酷くもどかしい。「灰色の毎日!」さえ綺麗事だ。 プレイリストに更新は無い。 暈やけた儘の心で、今日も中途半端な奇跡の幸福を享受している。 唯、音も無く過ぎた飛行機の姿を妙に覚えて