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AIに学ばせる音声データを認証する国内初の団体「AILAS」と生成AI周りの法整備について

↓こちらソースとしては朝日新聞デジタルさんより拝読したものですが、私のほうでXにて投稿したものです。

ポストは2024年6月26日のものですが、内容を簡潔に説明すると

来月(2024年7月)、AIに学ばせる音声データを認証する国内初の団体「日本音声AI学習データ認証サービス機構(AILAS)」が設立される。

この団体は、質の高い安全なデータの提供と声優らへの対価の支払いを保証し、データの追跡や透明性の確保を図ることを目的としている。

中心メンバーは研究者や弁護士で、システム開発を経て来年から本格的に始動する予定。

AILASは、声優の音声データを確認して「登録認証」のラベルを付け、データの出どころと権利関係の透明性を保証する。

AI開発者はこれにより安心してデータを購入でき、声優も対価を得られる。

また、開発者が作った学習モデルや製品にもラベルを与えることで、一般利用者も安心して使用できる。

内閣府の有識者検討会がAIと知財保護について中間とりまとめを発表しており、AILASの事業は法整備を待つだけでなく契約によって声優の利益を守る取り組みである。

日本俳優連合(日俳連)なども賛同しており、声優の甲斐田裕子さんはAILASを通じて著作権や契約の啓発ができることに期待を寄せているが、AIによって仕事が奪われる懸念もある。

というものです。

個人的に、AILASの設立は、AI開発と知財保護の観点から非常に意義深いと思います。

質の高いデータ提供と透明性を確保しながら、声優の権利と対価を守る仕組みは、業界全体にとって大きな前進だと言えるのではないかと。

また、契約によって声優の利益を守る取り組みも先駆的で、法整備を待たずに具体的な対策を講じる姿勢が評価されるべきかなあとも。

声優の懸念にも対応しつつ、公正な環境を築く努力が重要です。

何かというとAIの学習データというのは、現状日本では忌み嫌われてるというか、やはりその背景として、仕事を奪われる等が如実にあるのを思うと、こういったAILASのような団体が発足するのは良い流れだとは。

ただ、AI技術の進展に伴い、法整備の重要性がますます高まっているとも思います。(これはかねてよりですが)

特に画像生成AIについては、著作権やプライバシーの問題しかり複雑化している点や、日本で職を奪う可能性が高いという点。

クリエイターやデザイナーの職業が特に影響を受けやすいという状況を踏まえると、画像生成AIに関する法整備が急務であり、クリエイティブな職業の保護とAI技術の健全な発展のために、適切な規制が必要です。

適切な法整備が行われることで、技術の利用がより安全かつ公正になり、クリエイターや消費者の権利が保護されるとともに、AIの発展も促進されるものだと思っています。

バランスの取れた法制度の構築が今後の、いや、今現在の課題であることは明白です。

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