発熱〜検査〜入院へ
発熱
今年のお正月早々、家族全員コロナに感染した。
長男だけコロナからひと月後、再び発熱。学級閉鎖もでてきていたので、今度はインフルエンザかな?と思い、簡易検査をしてみるも陰性。
今までは熱があっても元気で食欲もあり、翌日には下がる傾向があった。数年に1度しか熱を出さない息子が、短期間にまた発熱したのは気になる。念の為、近所の病院でも検査してもらい、陰性を確認。
原因は不明のまま、日中は下がるのに夜は熱が38度以上まで上がることが1週間続いた。腎臓の持病も気がかりで、赤ちゃんのときからお世話になっている小児科を再受診することにした。
検査
血液検査と喉の粘膜をとり、溶連菌の陽性反応がうっすらでてるね〜、と念の為、学校は出席停止となった。
そのまま春休みに入ることになり、大好きなクラスだったので、学年最後の登校が叶わず本人も悔しがっていた。
尿検査をするため2週間後に予約を入れる。
この頃から夜の頻尿、喉の渇きの症状が現れる。尿の色も濃く匂いもきつかった。何かがおかしい、と本人も不安がっていたが、日中は普段と変わらず過ごしていたので、数日後の診察まで様子をみることにした。
予約していた尿検査をしに再受診。尿糖がでたため、血液検査をした結果、血糖値が異常な数値で糖尿病の疑いがあるとのこと。
溶連菌の検査のはずが思わぬ事態になってしまったが、気になっていた頻尿の原因に納得した。
紹介状をかくから出来るだけ早く受診してください、と紹介状を待っている間、甘いものが大好きな息子は、もう食べられなくなるかもしれないの?!と不安とショックで涙目になっていた。
不安を抱えながら、紹介状を持って総合病院へ。診断は『1型糖尿病の疑い』とのこと。(のちに緩徐進行型の1型糖尿病と診断確定)これからインスリンを生涯打たなければならないと告げられた。
このときは説明をうけても現実ではないような。息子は点滴や検査をされるがまま受けながら、苦手な血や針に耐えるため精神を保とうと天井をじっと見つめていた。
わたしはとにかく膨大な質問に答えることに必死で、こんなに元気なのに何が起きたのか、明日には治るのではないか、と現実を受け入れることができずにいた。
その日から、インスリン注射の訓練のため入院することになった。
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