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忽那の雫第175話 探偵釣り師の鯛釣り四方山話

長くいろんな釣りを楽しんできたわたしだが、一番好きな釣りは何だと聞かれたら鯛釣りと答えるしかない。^ - ^

何で?
って聞かれても、いつも鯛釣りばかりやってた時期が多かったから、まわりの人たちの印象がそうなっているんだろうと思う。

で、鯛釣りにもいろいろありますが、わたしが好きなのが、まるで食物連鎖に飛び込んで行くような釣り。

え?
ワケがわからない?

鯛は投げ釣りでも食うし、カゴで撒き餌をする釣りもあるし、ありとあらゆる釣り方が世の中にはありますよね。

その中でわたしが経験したことのある釣り方は、投げ釣りと、イカナゴやイカなど、生きたエサを引っ張る釣りでした。

それらのエサは現地で調達することも多く、そうなると釣りはエサを確保するところから始まるワケです。

春先に鯛が深みから乗っ込んでくる、その第一陣が、チンコイカと呼ばれる可愛らしいイカが生まれでる瞬間を待っているんです。

これ見て、すぐに何かがいて、それが何だかわかる人でないとこの釣りができません。

わかるよね(o^^o)
そう、チヌが泳いでいます。

これはわかりやすいのですが、小指の先くらいの、半透明なイカが海面付近を泳いでいるのが見えないと、この鯛釣りに必要なエサを確保することが出来ません。

よくこの釣りをしに、島へ渡ったもんですが、万が一のために生きたイカナゴを買って持って行かないと釣りが出来ないこともあるくらい、エサの確保の難しい釣りです。

それならそんな釣りしたくね〜( ̄∇ ̄)

っと言う声が聞こえてきそうですが、コレが好きな人こそ鯛釣りが出来る人なんです。^ - ^


たくさんの釣り仲間を誘って釣りに行きましたが、イカが泳いでいるのが見えるようになるまで、一定の期間が必要な人が多いんです。

イカが産まれ出て海面付近を漂うのは、明るい常夜灯のある波止で、このような場所を知ってるなら、一度春先に探してみると面白いですよ。

イカが産卵する環境があるのが条件ですが、海中は見えませんから、普段から注意深く観察するクセも必要です。^ ^

いろんな波止を覗き込んで、半透明で小さなイカをもしも見つけることが出来たら、もう鯛を半分釣ったようなもんだと思います。^o^

もうかなり前に何かの番組で、わたしは鯛が産まれ出るイカを待ち構えていて生まれた瞬間に捕食している光景を見ました。

もう鯛釣りは、コレが全てだと思うほど衝撃だったんです。

鯛はこの時期、チンコイカしか見えていない!

っと確信したほどです(⌒▽⌒)

釣れる鯛は大型が多く、40や50センチではまだまだ(・∀・)

60や70センチを超さないと納得がいかないほどです。

わたしの地元の岸壁にもチンコイカの浮く場所があったんですが、それをすくってハリにチョンと刺し投げ込むといきなりガツン!

なんてことがよくありました。^o^

だからわたしは夜のぎわを覗き込むのがクセになってるくらいです←変態的だな!(°▽°)

チンコイカを2号くらいのハリスの先にチョンと付けて引っ張り、鯛の目の前を当たり前のように泳がせたら?^ - ^

それはもう、食わない方がおかしい)^o^(

ここ忽那の雫にも28話でこの釣り方紹介しています。

体力的にも、ハードな釣りが厳しくなってるわたしですが、これならまだやれます。(^。^) 

鯛の時期になると、まるで自分が鯛の目の前で産まれ出るイカになったような夢をみるほど。

鯛の乗っ込み期、夜の波止際には小さな食物連鎖が出来ます。

そこにちょっと割り込んで、鯛にドッキリを仕掛けてみるなんて、なんと趣きのある釣りだとおもいませんか?←鯛の食事を邪魔すんな!ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

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