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忽那の雫第10話 今日は中島の大型メバルを砂浜で釣るをお送りします

瀬戸内の忽那諸島と呼ばれる小さな島々の中に、中心的な島がある。中島と呼ばれて、とくに他の島と呼び分けるために中島本島と言う。

この中島の南の先端に赤崎があり、そこからつらなる島の南西面にキョウメ石という奇妙な名前の浜があるんです。

キョウメ石は浜の沖合いに沈んだ、釣り人のあいだではシモリと呼ばれる、沈んだ根(岩)のことで、海面上には見えていない。

しかしまわりの水深が30〜70メートルもある深い場所で、そのシモリは6メートルと浅い。そして沖合いの潮は流れが速いので、このシモリを拠り所とする魚たちの絶好の着き場になっているものと思われる。

そもそもここは古くからの大型カレイ釣り場として、カレイファンの間では有名な所。カレイの時期になるとキョウメの浜という言葉をよく聞いたものです。

カレイというのは、だいたいこの辺の海域で釣れるのが二種類で、イシガレイとマコガレイです。たまにその他の種類も見かけますが、ほとんどがこの二種で、釣り師たちもこれら二種の記録物を狙おうと、血まなこになって通うわけです⬅️釣り師という生き物は頻繁に血まなことなる\(//∇//)\

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