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忽那の雫第155話 菊間の大ダコを一本背負いした男!

以前、いきつけの床屋さんで釣友のE氏にバッタリ遭遇。
近況を報告し合っていると、興味深い体験談が出てきました。^ - ^

話によると、E氏がある有名な釣り場(菊間の赤灯台バト)で竿を出していたとき、すぐ真下の海底で何やら黒くてデッカいものが蠢いてるのを発見したそうなんです。^ ^

水深は1メートルほどか?
E氏が目を凝らして見ていると、そいつはゆっくりと動き正体をあらわしたんだそうです。

それは大きなタコでした(^。^)

で、デカい!
E氏は他に誰も居ない波止で、おもわず声を上げてしまったようです。

喜怒哀楽のうち、哀楽が欠けているE氏は、ひどく喜んだようです。(笑)

E氏は急いで玉網を準備して、そーっと大ダコに近づけました。
玉網のワクは直径が60センチもあるのに、タコに近づけたら小さく見えたそうで、E氏はそのデカさに身体が震えたそうです。(・∀・)

しかしタコの方もそう簡単には捕らわれてくれません。^ - ^

玉網の枠がタコにふれるなり、石の隙間に身を隠そうとして身体の半分くらいが見えなくなったそうです。( ̄∇ ̄)

でもよく見ると、そのタコのデカさでは石の隙間に入りきれず、半分隠れたのが限界。^o^

少し待っていると、ジワリと出てきたそうです。
すかさずE氏は、石からタコを削ぎ取るように玉網を操り、なんとか身体の大半を玉網におさめたのです。

E氏は即座に玉網を縮めて手元まで持ってきたのですが、その頃にはタコの身体はすでに網から出かかっていて、あわてたE氏は足の一本を素手でつかんだんです。^ - ^

するとタコも負けじと波止の壁に数本の足をくっつけ、すんごい力で海の方へとひっぱるんだそうです。^ ^

瀬戸際に立たされたE氏は、波止に付いた足をもう一本はぎとり、そのまま一本背負いを食らわしたと言うからわたしは笑わずにはいられませんでした。( ̄▽ ̄)

投げられて受け身がとれず落下したタコもしぶとく逃げようとしたらしい。←受け身がとれなくてもタコでしょ?(°▽°)

が、E氏の執念が勝り、みごと御用となったんだそうです。^ - ^

E氏はそのときの格闘のさいに左ひじを負傷しており、その名誉の傷跡をわたしにこれでもかと言わんばかりに自慢するのでした。←面白い男である(・∀・)

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