忽那の雫第104話 メバル釣りに使うカブラとワームの話し
わたしが忽那諸島の島々でメバルを釣るようになったのはもう古いが、はじめは胴付き仕掛けに日本ゴカイをつけて釣っていました。
みんなそうしていたし、ウキ釣りやその他のメバル釣りでも、ほとんどが日本ゴカイを使っていた。^ - ^
そんな時、行きつけの釣具店でホコリをかぶった古そうなワームを見つけた。
もう何十年も前の話しです。
聞くと、あまり売れるものではなく、あくまでもエサが足りなくなった時のためにバックに忍ばせておくくらいの物だと聞いた。
わたし自身も使ったことがなく、面白そうだから買っといた。^ - ^
そしてある時、メバルが入れ食い状態になった時にフっと思ったんです。
ゴカイを付けるのがめんどうだと。^ - ^
そしてあのワームをバックに入れていたのを思い出しました。^o^
エビを模したものをはじめ、何種類かのワームを付けてやってみたところ、ゴカイとまったく食いに差がないことがわかりました。^ - ^
こうなるともう、コレを使わない理由がない。^ ^
手は汚れないし、いくら釣ってもなかなか壊れない。
そのうち、ワームによる魚の食い方に何となくだが違いがあり、メバルに効くもの、アジがよく食うもの、スズキがよく飛びつくものなど、いろんな種類のものを持っておく意味があるなと感じれるようになりました。
メバル釣りは当たり前のように夜釣りをしていたので、夜光のものが良いのではと思いやってみると、格段に食いがちがう。
こんなにも光るのだから、メバルに何らかの強いアピールをするのだろう。^ - ^
それからカブラ仕掛けのメバル釣りをするようになった。
わたしの場合、カブラ仕掛けは昼間とか、夕方の薄暗くなるころまでの釣りだとばかり思っていたので、夜釣りができるとは最初思ってなかった。
ところが、夜釣りでメバルを釣っていた時に、たまたま仲間がカブラ仕掛けを投げていたら、常夜灯の下でふつうに食ってくるのを目撃。
それから気になり、時々自分もやってみるようになった。
疑い深いわたしは、最初はカブラにワームを刺して投げていた。
コレはふつうに釣れ、ワームを刺すならカブラを使う意味がないと、回転の悪いわたしの頭でもすぐに気がついた。(°▽°)
そしていろんなカブラバリを試していきました。
やはりいいなと思ったのは、ナマリ部分が夜光のものと、毛の部分が夜光のもの。^o^
よく食うので、ずっと同じものばかりを使うようになりました。
そしてまた、行きつけの釣具店で話している時に、最近なぜかよく売れているカブラはコレなんだと見せてくれたのは、夜光もなにもなく、毛の部分もほとんど飾り気がなく、細いラメの毛が数本ついてるだけの、とてもショボく見えるものでした。^ - ^
素直なわたしは、←自分で言うのか?( ̄∇ ̄)
さっそく試しましたー。^ - ^
結果はやはりかーというもの。^ - ^
自分の勝手な思い込みで、派手なものが良いとか、光るものが良いとか、いったんはこだわってみるものの、結局最後にはシンプルイズベストなのである。^ - ^
何も余分なものはいらない、が、正解。
わたしはいつもこうして、回り回って遠回りしながらシンプルな仕掛けにたどり着いてきたのである。^ - ^
だからみんなも気づいて欲しい、あれこれとこだわるうちは、まだ目的地に到着する前の段階で、こだわることで多くのことを学んでいるのです。(^^)
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