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忽那の雫第55話 カレイ釣ってて命の危機?国道196号線

ある年の11月下旬、わたしはウチの奧さんを誘い早朝からカレイを釣りに、国道196号線沿いのレストラン跡で竿を出していたんです。

この辺から菊間あたりは早場カレイ釣り場として有名な所で、早い年なら8月の後半くらいには早くもカレイが食いだしたとの情報がでまわる。

まだ暑い盛りにカレイと思うかもしれないが、カレイファンはこの時をずっと待ってるんです。^ - ^

竿のすぐそばに車もとめられ、寒い日でも暑い日でも車の中からアタリを待って居られる、とても贅沢な釣り場でした。^ - ^

その日も竿を投げ終えて、車中から竿をながめていると、後方からいきなりパーン!

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え?今の何の音? 銃声のようだがかなり近かった。(・∀・)

二人ともキョロキョロしていたら、またまたパーン!

おいおい、何だ? コレヤバいんじゃないの?と、二人顔を見合わせた。^ - ^

すぐにこの音の出どころを探しました。^ - ^

するとすぐ下の砂浜で、一人のオッサンが猟銃らしき物を構えて沖を見ている。

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しばらくその人を見ていたら、またもやパーン!(°▽°)

海に向けて撃っているのだ。( ̄∇ ̄)

撃った方を見ると、二人乗りのプレジャーボートがいて釣りをしている。ますますヤバい!

撃ったオッサンは、何やらそのボートに向かって大声をだしながら、こっちへ来いというようなジェスチャーをしている。

あ〜わたしは、朝っぱらから殺人事件の目撃者になろうとしているんだなと、ある種の覚悟を決めていたら、後ろで見ていたウチの奥さんが、あぁ〜ネッシーが居る〜っと騒ぎ出した。

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な、なにー?

もう何が何やらわからない。( ̄▽ ̄)

わたしは気を落ち着け、奥さんと今起きてることを整理しながら観察した。

まず銃声がして、砂浜を見ると猟銃を持ったオッサンが居て、海へ一発発砲した先には釣りをしている二人乗りのボートが浮かんでいる。

そして、その近くをネッシーが泳いでいるっと、まあこんな感じである。^ ^

猟銃を持ったオッサンは、ボートの二人に大声で叫び、そのあとボートは浜に来た。( ・∇・)

そしてオッサンがボートの二人を撃ち殺す? かと思いきや、オッサンもボートに乗り込み三人でネッシー?らしきものを追いかけていきました。

砂浜の沖合い500メートル付近には岩場が突き出していて、そのあたりにボートが差し掛かった時、またまたパーン!と銃声が響き渡った。

ネッシーを仕留めたか?^o^

その後ボートは砂浜へもどり、銃を持ったオッサンはボートを降りると国道へ上がり、停めてあった軽トラックに乗ると何事もなかったように、ブルルーンと去っていきました。(・∀・)

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この話をわたしの釣り仲間が集まった時に話した結果、ネッシーはイノシシで←当然だろ! 海へ逃げたのを猟師が山から追いかけて来た? っということで落ち着きました。^ - ^

それにしても皆さんはどう思いますか?

いくら海とはいえ、釣りをしている人がいる方へ銃をぶっ放していいの?

ゾッっとした早朝のひとときでした。(笑)

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