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忽那の雫第139話 謎の虫?かつぼのふりかけ

瀬戸内での夜釣りをもう長いことやってますが、瀬戸内?いや、日本中どこにでもいると思いますが、謎の虫のふりかけを食べたことがあります。(笑)

冬場に釣りをする人というのは、そうとう重症の部類で、冬に夜釣りをする人に至ってはもうキチガイというほかない。(・∀・)

わたしなんかは完全にキチガイの部類です。( ̄∇ ̄)
でも天気予報はまめにチェックしますよ。
上空にマイナス30度の寒気団がどうのこうの、、、。
こんなときは誰でも予定していた釣りを中止しますよね。
 
ところが、わたしの思考回路はかなり故障気味で、なぜかチャーンス!
っと考えてしまうわけなんです。←重症とはこの辺のこと^o^

寒い時期は釣れる魚種も限られていて、夕方から朝方まで一晩中頑張っても、お目当ての魚がクーラーに入らないこともしばしば。(°▽°)

釣りをしない人から見れば、こんな日にいったい何が楽しくて行くんだ?っと口をそろえますが、これはキチガイの部類に入る人だけが知る、禁断の果実がそこにあるのだ!としか言いようがありません。

しかし、これだけは言える最高のひとときがあるんです。
それが夜食!いひひ( ・∇・)

わたしたちキチガイの部類が冬場の夜釣りに行く時、必ず持っていくのが、携帯用のコンロやガス、そして鍋など。

これで夜の野外で鍋をかこんだり、うどんを炊いて食べたりするんです。
ふだん家ではな〜んにもしないわたしでさえ、夜中の12時を過ぎるとソワソワしだし、せっせとウドンを炊いてるから不思議( ̄▽ ̄)

もちろん後片付けまでするから恐ろしい( ・∇・)冷え切った身体にこの鍋焼きうどんの美味しいことと言ったらありませんね。←知るか!

外で満天の星を眺めながら食うのって美味さ100倍って感じです。

その日は冬の夜にしてはやけに気温が高く、風もなく今にも雨が降り出しそうな真っ暗な晩でした。( ̄∀ ̄)

やはり夜中にうどんでも食おうやということになり、同行の二人とそれぞれのコンロで競い合うようにウドンを沸かし、できた人からウーン最高ー!うま〜い!と奇声を発しながら食べていたんですが、わたしはその日のうどんは少し味がちがうなと感じていたんです。(・∀・)

何がちがうって、それはうまく言えないんですが、妙な苦みがあるんです。ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

わたしはコンロの火の灯りだけではわからないので、ヘッドランプをつけてウドンを照らして見ました。

わたしは思わず吐きそうになりましたよ!

うどんには、黒いふりかけ海苔がかかったように、無数の虫(かつぼと呼んでいる)が浮いていたんです。( ̄∇ ̄)

うげ〜!!
用心深いわたしは、それほど食っていませんでしたが、仲間たちは完食でした。
アレを食ってマイウ〜ってアンタε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

そういやこんな雨降り前のどんよりした日には、空中にちっこい虫がよく飛んでいます。

わたしたちは、コレをかつぼと呼んでますが、しみじみ見たことはないので、ホントの正体は不明、謎です。

土佐弁では蚊のことをかつぼと言うようだけど、アレは蚊ではないのはわかる。

関東ではブヨ、関西ではブトと呼ぶ、刺されたら腫れる虫、あれよりもっと小さい。

田んぼの近くでよく大量に発生するヤツはユスリカで、あれでもない。

雨が降る前日に、空中に柱のような群れを作るアレです。(笑)

そいつらが、うどんを沸かすときに湯気にやられて鍋の中に落ちたんです。

味覚の狂った仲間に敬意を表して、わたしはこのことを言わず、自分のうどんをそ〜っと海に流したのでした。なはは(゚∀゚)

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