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忽那の雫第190話 カレイ釣りで忍者になった友人!
先日、我が家を訪れた友人からこんな話を聞いた。^o^
ある国道沿いのカレイ釣り場での話し
この友人は、奥さんでもなく彼女でもない女性を引き連れて、カレイを釣りに来た。
二人の仲はかなり親密で、ワタシは話を聞きながら何度もその連れって男?
って聞き直した。
話だけだと男としか思えなかった^ - ^
二人は別の釣り仲間からの情報で初めてここに来たらしい。
国道から海へ降りて小さな山の崖っぷちの岩場をロッククライミング状態で移動しながら、釣り座を目指したらしい。
お前ソコ危ないど!
早よいわんかいボケー( ̄∇ ̄)
荷物持ってくれー、わしゃもう限界じゃー
死ねや(°▽°)
こんなやりとりをするのだ(・∀・)
そしてやっとの思いで釣り場に着いた。^ - ^
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しばらくは早る気持ちで仕掛けを作り、カレイ釣りをスタートさせた。^ - ^
しかしまもなく空模様がおかしくなりはじめ、急速に風が出はじめた。
相棒は、おいお前、これ危ないんちがうんか!
波がかぶっとるやないか、居んだほうがええんやないか?
友人は、なん言よんど!
しんどい思いしてここまで来とんのに寝惚けたことを言うな!
っとまあこんなやり取りがあったらしい。^ - ^
けど事態は急速に変化して、もう立ってられないくらいの風になり、足元に打ちつけてた波は全身をびしょ濡れにしてくる。(°▽°)
ここでついに危機を察知した友人は←察知が遅い(・∀・)
釣り仲間に電話した。^ - ^
ヤバい!
保安庁呼んでくれと。←アンタ電話持っとるだろ( ̄∇ ̄)
電話をもらった仲間は、こんな風では保安庁も行けんど。
ほ、ほなヘリコプタ呼んでくれー!←もう精神が無茶苦茶になっている( ̄▽ ̄)
すると、アンタ、ヘリ呼んだら新聞に載るど。
それでもええんか?
ええけんその崖登れと言う。←なんとか逃げようとしているε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
そんな絶望的な言葉を聞いた友人は、連れにここ登れと崖を指差し指示したらしい。
連れは、わしゃ忍者か?
死にたいんか!
ええけんのぼれや!
っと言いながらケツを必死で押し上げ、一段上がった連れに手を引いてもらい自分も上がった。
そのあとは、わずかに生えた草をにぎりながら、上へ上へと這いずり上がり、二人はついに小山のテッペンまで上がった。^o^
ここまでの話を聞いたワタシは、その連れって男?
って聞いたのだ。^ - ^
いや女や。
いやいや男やろ?
違うって、女やって。
こんな不毛な会話をはさむほど、この二人の話は激しかったのである。
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カレイ狙いの釣り師は、獲物を得るためだったらどこでも行く。^ - ^
さすがの行動だった。←そこ褒めるとこやないど(°▽°)
それから小山のテッペンまで上がった二人は、しばらく思案した。
上がったはいいのだが、向こう側はまた崖でさらに危ない!
ニッチもさっちも行かなくなった二人は、また来たルートを逆戻り。
降りる時の方が倍くらい怖かったという。(・∀・)
それでも忍者の二人は、なんとか下まで降りて若干収まった波風にホッとしながら国道沿いに停めた車に戻った。
するとそこには謎のオッサンが立っていて、片手を突き出している。
そこにあるうどん屋のオッサンで、帰りにうどん食うから車を停めさせてくれと言ってたんだそう。
全身びしょ濡れで、もううどんどころじゃ無いから帰ろうとしたら、一人千円やから二人で二千円やと言う。
踏んだり蹴ったりの状況から抜け出すには、二千円払うしか道がなかったんだとか。
あまりにも恐ろしい話にワタシは身の毛のよだつ思いでした。( ̄▽ ̄)
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え?
その景色知ってるぞ!
っと言う方、行かない方がいいですよ。)^o^(
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