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忽那の雫第146話 瀬戸内の釣り場最恐の危険生物!

今回は、瀬戸内海の釣り場に出没する生き物の中でわたしが一番危険だと思っているものについて書いておきます。^ - ^

瀬戸内の釣り場で危険というと、海の生物だと思うかもしれませんが、いやいやスズメバチです!

海にいる毒魚もあなどれませんが、釣れても触らなければ危険はありません。
しかしスズメバチはちがいます。^ - ^

釣り場に多いスズメバチは、わたしも仲間も何度も危ない目に遭っています。
空を飛ぶヤツはどこから来るか予測不能なので危なのです。

黒や黄色に異常なまでの反応をするスズメバチ。

わたしも身震いするほど怖かったのが、リールにとまった時でした。

わたしはリールに巻くラインに黄色をよく使っているのですが、これによく反応して近づいて来るんです。^ - ^
一度なんかは、ブーンという派手な羽音と共にリールに纏わりついてきて、あっと思った時にはなんと!(°▽°)

右手が慌てて一回転ハンドルを回してしまい、スズメバチをスプールに縛り付けてしまったんでしす。^ - ^
けっこう強いスズメバチだから、糸に巻かれたくらいでは死ななくて、キバをガチャガチャやってくるし、尻からは毒バリを何度も出してきます。

子供の頃から、スズメバチに刺された友達をよく見てきたので、羽音を聞いただけでゾクッとします。

先日、釣友と話していて、日野正平さんがフラリと現れた話を聞いていたのですが、じつはその日もスズメバチに襲われて危なかったのだと言っていました。

このときは、白石の鼻という場所にある龍神社の横の大石のスキマを通ろうとしたら、あの独特の羽音がしてハッとしたら、ボタボタっとスズメバチが降ってきて、二匹が身体にとまったんだそうだ。

あわててぴょんぴょん飛び跳ねて落とし、空を見上げるとトンビくらいの鳥がスズメバチのブンブン飛び交う中、蜂に攻撃をかけていたそうで、それはおぞましい光景だったそうです。

山側にはスズメバチの大きな巣があったそうだから、それを鳥が襲っていたようだ。

たぶんハチクマという鳥で、スズメバチの天敵だ。
ハチクマは、スズメバチの巣を襲ってハチの幼虫を食べるようで、自分のヒナには巣のカケラを持って帰り食べさせているようだ。^ - ^

6月ころに九州や四国あたりにきて、寒くなる頃には台湾のほうに渡るようで、温暖な場所に居てスズメバチを襲う。 

敵の敵は味方とよく言うが、人間の天敵をやっつけてくれるハチクマは、わたしたちの味方なのかもしれない。^o^

釣り場で見かけるスズメバチは、水のある所に多く、テトラポットの中から出てくることもよくある。^ - ^

同じルートを飛ぶ習性があるのか、一度飛んでる姿を見たら、何度も同じところを飛んでいるのがわかる。
デカいヤツは5から6センチくらいあり、飛んでる姿をみてると、小さいラジコンの模型を飛ばしてるようにも見える。^ - ^

瀬戸内で釣りをする皆さんには、くれぐれも気をつけてもらいたい。
見つけても、手ではらったり、物で叩いたりしないことだ。
必ず襲ってきます!

静かにしゃがんでやり過ごすのが正解なんです。^ - ^

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