忽那の雫第285話 スクモとツクモと九十九島とワタシのシンクロニシティー
瀬戸内で長く釣りをして来たワタシだが、奇妙な偶然だなと思うことがある。^ - ^
それは前からそばを通るたびに感じていたことなのだが、よく走る国道196号線沿いを海を見ながらドライブすると、今治市の大西町あたりから怪島という気になる名前の無人島が浮かんでいる。←島が浮くわけないだろ!( ・∇・)
この島は、毛島とも呼ばれていたらしいが、斎灘あたりを航行する船の目印になってたそうだ。
ところがここを通る船を襲う海賊が、この島に棲んでいたようで、怪しい者たちが棲む島という意味で怪島となったらしい。
196号線を走ってると見える。^ - ^
無人島好きのわたしには、なぜか気になる島だが、実はここ、釣りの仲間たちが以前に渡船を使って渡り、釣りをしていたと聞いた記憶がある。
ワタシは行ったことがないのだが、キレイに散髪したての角刈り頭に見えるからか、なんでか気になっていた。^o^
そして、しまなみ海道を走って大島に行くと友浦港のチョイ沖に、九十九島(つくもじま)という無人島がある。
見慣れた風景だが、ワタシには見た目が怪島と重なってしかたなかった。^o^
この島も無人島で、岸からはわりと近いところにあるのだが、怪島に似ている。( ・∇・)
それでちょっと調べたら、周囲が600メートルほどの島で、高さが42メートル、、。
ん?
と思って怪島を調べると42メートル^o^
40でなく42メートルというあたりが偶然にしては意味ありげ。^ - ^
はっは〜、そうか、それで似てたんだなと、無理矢理納得した。←ちょっとスッキリ(^o^)
それでこの九十九島(つくもじま)、同じく九十九島と書く島がワタシの生まれ育った場所にもある。
ワタシの実家の前に浮かぶ島で、71話と125話にも書いた謎の無人島だ。
コレは九十九島と書いて(すくもじま)とか(つくもじま)とか呼ぶ。
わたしたち地元の人間は、ほぼ皆が(すくも)と呼んでいる。
島に泳いで渡り、海の幸をいただいていた子供の頃からの話は、71と125話に詳しく書いている。
危ない話だ( ̄∇ ̄)
ワタシがメバルの行動を細かく観察して、その後の釣りに活かしたエピソードなどもだ。^ - ^
この島をスクモと呼んでいたので、正式な名称が九十九島だとわかったのはだいぶん後になってからだ。
そして長く釣りを趣味にして、25年も経った頃、長年の念願だった長崎県の五島列島の地をついに踏んだ。
シロギスのデッカいヤツを釣りたくて、当時投げ釣りをしていた釣り師たちが憧れた島だ。
その五島列島にわたるとき、いつも引っ掛かっていたのが、九十九島という名称。
実はこの五島列島、西海国立公園の中にあり、そこには九十九島という島の集まりがあるらしいのだ。(^。^)
な、なんと、わたしの釣り人生の中に、またまた現れてきた九十九島。( ̄▽ ̄)
ワタシの心の中だけでビックリするしかないが、よほど縁があるらしい。
正確には200以上の島の集まりらしいが、たくさんの島という意味の九十九島らしい。
なんでも、子供の頃よく見ていたマンガ日本昔話で、九十九島となった名前の由来をやっていたそうで、面白かったので調べでみるといい。^ - ^
たくさんという意味で100あった島の一つが、酒をのんで佐世保湾に残されてしまい、一個減って九十九島となったらしい話は、下手を打って残された一里島という島がどこなのか?
五島列島に向かうフェリーで探すのが楽しみになった。
だから今でも不思議な、スクモとツクモと九十九島とワタシのシンクロニシティなのである。(o^^o)
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