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忽那の雫第182話 瀬戸内の投げ釣り四方山話

今回は、長く瀬戸内の投げ釣りをしてきて、何となく感じるパターンについてメモしとこうと思う。

それはベラの話しになる。

今は亡き親父とよく話していたのだけど、ワタシが生まれ育った忽那諸島周辺で、子供の頃から気軽に釣っていたキュウセンベラが、いつの頃からか磯ベラばかり釣れるようになった。^ - ^

親父に連れられて釣りを教わった頃、沖へ出ても陸っぱりからでも、いつもよく釣れたのはキュウセンベラだった。

線が鮮明なヤツが雌で、緑色の入ったのが雄。^ - ^
特に雄は大きいのが多く、わたしが育った地方では青ギゾと呼んでとても美味しいと評判の値打ちある魚だった。^ - ^


今ももちろん値打ちは変わらずある魚なんだが、一時期かなり少なくなり、磯ベラばかりがよく食うようになった。

あるときワタシは、父ちゃんあの黒っぽい磯ベラは前から釣れてたん?
っと聞いてみた。^o^

父ちゃんは、あぁ、あの嫁さんギゾのことか?という。

ん〜、な、なるほど、たしかに磯ベラのいくつかある種類の中には、花嫁さんっぽいのがいる。(^^)


あれは昔から釣れていたが、ほとんどはキュウセンベラだったそうだ。

それがいつの頃からかキュウセンが減り磯ベラが爆発的に増えたのである。

大人になり、投げ釣りのクラブなんかにも入り、釣友とたくさんの話をするようになってからでてきた説で有力だなと感じたのは?

磯ベラが岩場でアイナメの卵を食い漁っているという話だった。^ - ^

栄養タップリの卵を食べて磯ベラは増える。

卵を食われてアイナメが減る

ますます磯ベラが調子に乗って増え盛る。

アイナメ以外の卵も食われて魚が減る

もう磯ベラ天国となる←イマココ^o^

いい加減にしろと、他の魚が盛り返す^ - ^

キュウセンが復活して磯ベラが減る

っと、こんな感じでキュウセン→磯ベラ→キュウセン→磯ベラと繰り返すのだ。^ - ^

最近、動画などで釣りを見ていると、磯ベラも普通に食べられている。^ - ^

たしかによく見ると、あまり毒々しい色の物でなければ食べれそうな気がしてくる。^ - ^

砂浜と磯が繰り返すだけの島の投げ釣り場で、これからも海中ではいろんな事が起こり、釣り人は起きる出来事に一喜一憂する。

ただ、キュウセンベラが好むアジ藻などの海藻がある場所には他のたくさんの魚も活発で、貝類も岩場によく着く。^ - ^

大好きな青ギゾがよく釣れるということは、やはり海が豊かな証なんだと思う。

青ギゾ万歳〜)^o^(

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