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忽那の雫第217話 今も食うんだろうかシリーズ(高浜瀬戸の大アイナメ)

もう古い話になってしまったが、ワタシがまだ現役バリバリの投げ釣りマンをやってた頃、大アイナメに夢中になってた時期があった。^ - ^

っというのも、ワタシが住む愛媛県の中予あたりでも、アイナメの40センチオーバーはよく釣れていました。

アイナメの40センチオーバーは、本格的な投げ釣りをやる人にとっても、やった〜と思えるくらいの大物だが、日本にはこんなのがチッコく思えるほどの大物が釣れる所がある。^ - ^

でもそれは、遠い世界のお話のように感じるのが愛媛の釣り師。^ - ^

でもたまに愛媛でも50センチを超す大物アイナメが出ることもあるのだ。
ワタシはそんな貴重なアイナメに出会わせてもらった。


同じ年に二本も釣らせてもらったのだ。^o^

そんなラッキーな釣り場がワタシの生まれ育った街にある。

松山の海の玄関、松山観光港と、巨石で有名な白石の鼻の真ん中あたりに位置する、石積みの防波堤だ。

観光港から白石の鼻に向けて走ると数分もかからない所にある小さな石積みの波止がある。


沖にはスクモと地元の人が呼んでいる小さな無人島が浮かぶ。
これは高浜と興居島の間にひっそりと浮かぶ無人島だ。^ - ^

この石積みの波止から投げ釣りでアイナメを狙っていた。

この石積み防波堤からは、カレイも食うし真鯛も来る。

が、松山あたりではなかなか見かけない50センチオーバーのアイナメが食ったので驚いた!

当時ワタシは、昼間の釣りをしていたので、アイナメを狙っていたのは間違いないと思うが、50を超すヤツが居るとは想定していなかったように記憶している。

エサはボケ(カメジャコ)で、大きいのなら一匹、小さいのなら二匹掛けで付け、激流の中に投入していた。

水深はそこそこで、根がかりはかなり有る。
なので、着底したら一切仕掛けは動かさずに待つ。

当時はまだ若かったワタシは、激流も大好きで、根がかりもまったく気にしないタイプで、一日にナマリを20個飛ばしてもめげなかった。

それよりも、大物の可能性のある場所で一日中釣りが出来るのが幸せだった。^ - ^

そしてついにその時は来た!

大きなアタリを思い切り合わせて、強引に巻き取る。 

ゴッくんゴッくんとクビを振りながら浮いてきたのは、未だ見たことのないサイズだった。

40センチくらいのアイナメなら、玉網を使うより抜きあげた方が早いので、玉網の用意は無い。^ - ^

迷わず抜き上げるしかないのだ。

そしてアイナメが空中に舞った直後に、ナント!
ハリが外れてしまった。(・∀・)

唖然としたが、解放されて空中を舞うアイナメが落ちたのは、石のスキマだった。( ̄∇ ̄)


波打ち際のぎりぎりの隙間に落ちたアイナメを捕ろうと、ワタシは竿を持ったまま←竿くらい置けよ(・∀・) 斜面を降りた。^ - ^

そして穴を覗くとまだそこに居たのだ!)^o^(

ち、チャーンス!とばかりガツッと掴みあげたのだが、上手くやらないとスキマから出す時に手から離れそうだった。

っというのも、デカくて手が回ってないのだ。

必死の思いで上まで運んだ時には、ニヤけたワタシはお祝いのタバコを即刻くわえた。←バカタレが(^.^)

その後もたびたび通い、なんともう一匹の50センチオーバーに出会ったのだから凄い波止だ。

ここまだ食うんだろうかと、たまに思い出す(o^^o)

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