見出し画像

「ちいさな教室のはじめかた・つづけかた48手」立ち上げ編

こんにちは!
出張バーテンダーのまちゃです。

こちらの記事は
「ちいさな教室のはじめかた48手」【立ち上げ編】
と題して
教室立ち上げの基礎的な考えから集客方法
自身のキャラをうまく使う方法などと共に
地味だけど効果のある小技23種を書き連ねました。
※残り25種の小技は継続編にて公開。

「やりたいからやってみる」を原動力にして
こういうことを念頭に置いておくと
教室の骨組みがしっかりするので
自信をもって始めることが出来るよ、という内容になります。

また、ちいさな教室は
立ち上げ時と二期以降の継続期では
集客方法がガラリと変わるのですが
立ち上げ時の姿勢や、ご自身のキャラクターとの関係性は
とても大事なので
12000文字近くありますが
ゆっくりじっくり、読んでみてください。

👇1000円お得な総集編はこちら👇


⑴スクールを立ち上げるときに考えること


※すでに概要を固めている方も
ご自身のスクールを運営中の方も
改めて大事なことだと思うので、よければお付き合いください。

A:何を得たいのか
B:大義名分
C:提供する商品
D:ビジネスモデル
E:5つの商品を考える
F:チームを組む?
G:集客と広告

まずはこの流れで講座を創り込んでいくといいよ、という
考え方の順番をざっくりと書きました。
うちのバーテンダースクールの事例も記載しています。

画像2

A:何を得たいのか
《特に、なんとなく教室をやってみたい方へ》
手軽にはじめられる、ちいさな教室は
「楽しそう」「やりたいから」「おもしろそうだから」
なんていう理由でとりかかる方へ、まずお伝えします。
※教室の開催に向けて
明確な目的がある方はスルーしてください。

そんな理由でも、最初は大丈夫です。
なぜなら、過去の僕がそうでしたから。
綺麗事の大義名分なんて最初は必要ないので
むしろ最高です。
 
失敗することの怖さで
いつまでも動きだせないよりも
まず動き出して、動きながら軌道修正して
成功するパターンは山ほどあるので。。
動機なんて「だって、やりたいから!」でいいんです。

ですが「楽しそう♪」「やりたい!」で始めてみて
「楽しかった!」「やってみた」を体験すると
もう一度、同じ対象に「楽しそう」とは思えないように
一度体験してしまうと、感情の動機は消えてしまうので
新しい動機は、つい外に求めがちです。

例えば「次の開催もお願いされた」
「やった以上は継続しないと・・・」
なんていう《誰かのための動機》で開催し続ける結果
本心はガス欠状態になりがちできつくなりますし

せっかく開催したのに人数が集まらない時や
様々なトラブルが発生すれば
「楽しい気持ち」だけで継続することは
困難な時もあります。

つまり、物事の継続には
感情がのらなくても動き続けられる理由が必要で
それは
「理屈で説明できる明確な目的、自分の欲」
言い換えれば《なんのために開催するのか》です。

💡動き出すための
「実現のためのエンジン(感情)」とは別に
続けていくためには
「継続するためのガソリン(目的、欲)」が必須です

走り出すのは勢いも大事なので
「だって、やってみたいから!」なんていう
ざっくりした思いでも大丈夫なんですが
走り続けるには、どこかで自分の欲を明確にしないと
息切れしちゃいますよ、という話です。

※もちろん、理論派の方は感情に流されずに
最初から明確な欲を明確にして
行動していただければ大丈夫です。

【アマチュアバーテンダースクールの創立時の目的】
😀なんか教えるって楽しそう
😀ともかく自分の実績を積みたい
😀それでお小遣い稼げたらいいよな
😀「先生です」って言ってみたかった

こんな、ざっくりした動機で何年か開催していたので
途中、何度もガス欠して「飽き」が襲ってきては
この事業を辞めそうになりましたw

そこから、目標設定とかめちゃくちゃ苦手でしたが
紆余曲折したあと、自分の欲や目的を棚卸して

【現在のスクール開催の目的】
💪慕い慕われるような、お酒で繋がる遊び友達をつくる
💪本業の仕事を任せられる人材の発掘と育成
💪スクール生が稼げるBARを2021年に創る
💪売上構成比20%をスクール事業で創る
に、落ち着いています

画像3


B:大義名分
「目的、欲」が
明確なゴールで自分のため、とすれば
「大義名分」とは

きれいごと、他者貢献、目標です。

✅人生の選択の幅を広げられる
✅自分らしく生きる助けになる
✅〇〇の素晴らしさを知ってほしい
✅同じ想いを持つ方のサポートをしたい

などなど。

大義名分は看板になるので
シンプルな言葉で伝わりやすく、がいいですよね。

【アマチュアバーテンダースクールの大義名分】
💪好きなお酒で稼げる副業の提案
💪おうちにお酒が2~3本あれば、人をもてなせるようなる
💪バーテンダースキルを使って、人を巻き込める人になる
に、なります


C:提供するもの

自分の目的と大義名分を実現できて
受講生が喜ぶ内容を、ゴリゴリと考えます。

✅伝えたい内容と抗議の流れを創り
✅座学と実技のバランス、宿題などを考え
✅必要な器材、資料などの準備をする

自分が出来ることを考えて
受講生が楽しんで学べるように
型を創り込んでいく過程は
一番面白くて、楽しい時間ですよね

アマチュアバーテンダースクールは
色々と小技をきかせていて
意識している仕組みは
次項「⑶講義内の仕掛け」に記載します

画像4


D:ビジネスモデル
講義を開催するための概要、仕組みを考えます。

✅日時
✅席数
✅受講費
✅開催場所
✅開催頻度
✅連絡手段
✅講座の回数
✅支払い方法
などなど。

※月額制のスクールやセッションなどは
いかに離脱せずに続けてもらうか
離脱率軽減のための打ち手も考えます

【アマチュアバーテンダースクールのビジネスモデル】
💪半年間で全12回
💪15万円で一括、分割を選択可能
💪平日夜と土曜昼開催で振替可能。
💪カード決済時はECサイトで受講チケットを購入してもらう
詳しい金額設定は「⑹受講費の設定」で

※とはいえ、小さな教室の単価は
正直そこまで上げられない方も多いと思います。
そこで、受講費を回収する以外の教室の在り方を
考えたりするのですが、そのあたりも⑹で詳しく。

また、連絡手段は
FBメッセンジャーかLINEグループを使用しています。
スクール参加時のヒアリングでFBアカウントを確認し
なければ創ってもらう。
基本は期ごとにメッセンジャーグループを作成し、
やりとりしますと伝えておけば
卒業後のコミュニティ形成が断然スムーズにいくので、オススメ。
(⑺卒業後のコミュニティ形成で詳しく)

画像5

E:5つの商品を考える
メインのスクールをひとつ、創り上げたら
そこに付随する商品を4つ創ります。
これを考えるだけで、
集客の労力を減らして単価が爆上がりします

㈠メインの商品
㈡知ってもらう入口の商品
🉁取りこぼさない商品
㈣メイン以上のVIP商品
㈤リピート用商品

例として、うちのスクールの商品を記載すると

㈡【知ってもらう入口の商品】
メイン商品につながる入り口を作るための商品です。
複数あればあるほど、いいですよね。
💪卒業試験イベント(生徒の知人を招待する)
💪カクテルイベント(カクテルの楽しさを知ってもらう)
💪生徒同士でマルシェ出店(習ったものを実際に披露する場)
🉁【取りこぼさない商品】
メインスクールはちょっと高い、と思う人向け。
価格を言い訳にした取りこぼしを少なくします。
(そのためにも、スクール一番の強みはなんなのか、しっかり把握しておく)
💪全3回の配信動画スクール 
【メイン以上のVIP商品】
レベルの高いことや濃厚な時間を求めている生徒に対して
卒業後により良い商品の提案ができれば、
売上げはもちろん、生徒の成果と意識が変わります。
💪より実践的な「100のカクテルを覚える実践編」を
卒業後、三か月のコースで開催。
💪ご自身の職種とバーテンダースキルを合わせた
その人なりの活用法と稼ぎ方を個別に相談。
㈤【リピート商品】
卒業したら関係はそれっきり、だと
エンドレスな集客に悩まされます。
卒業後もスクールに関わる余地を創ることで
売り上げの底上げを狙います。
💪生徒のみが立てる専用BARの定額利用の紹介(サブスク型)
💪あえて再受講を無料にすることで、
スクール自体の盛り上げに一役買ってもらってます 


創造力

E:集客と広告

✅誰に学んでほしいか
✅どんな人が興味がありそうか
✅受講したほうがいい人は誰か
✅どこにいて
✅どんな情報媒体を使って
✅どう伝えると響くのか

最高の講座ができたとしても
受講生に
「出会って」
「届けて」
「購入してくれて」
「受講してくれ」て、ようやくスタートです。

これは、スクールもモノづくりも、
なんでも一緒ですよね。

アマチュアバーテンダースクールの集客と広告方法は
「⑶立ち上げ時の集客」「㈣二期以降の集客」
で詳しく記載します


F:チームを組む?
自分一人でやりきるよりも
拡大を考えるならば、チーム編成は必須だとされています。

✅表に立つのが得意な人
✅事務作業が得意な人
✅文章を書くのが得意な人
✅人をまとめるのがうまい人
✅人を巻き込むのがうまい人

自分の苦手な部分は、誰かの得意な部分。
出来ない部分は自然と出来ちゃう人にお任せして
自分は得意な部分を無理なく楽しくやれたら
組織として考えると、より長く活動できる要因になります


ただ、ボクの場合なんですが。。。
今後の拡大や、やりやすさを考慮してチームを組むよりも
自分の「これをやりたい」「あれを創りたい」を、
「自分のペースで」叶えたい思いが強いので
あえて一人運営を選んでいます。

このへんはもう、
職人気質なバーテンダーならではなのかもしれません。

ですが、そろそろ補い合えるメンバーと一緒にやっていったり
次にバトンを渡したりしていく時期なのかなぁとは、思ったりしています。

以上、スクールを創る流れは、ざっくりこんな感じです。


⑵講義内の仕掛け

うちのスクールで仕掛けている
A:講義内容
B:付加価値
C:心がけ

それぞれの小技です。

色々と転用してみてください。
ここから、48の小技を紹介していきます

A:講義内容の小技
①講義の順番で気を付けること

ここから先は

7,824字 / 1画像

¥ 1,980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?