見出し画像

アレマ、バスが...

久しぶりに本宅(田舎ね)のまわりをお散歩しました。

なんか、年末とは思えない気温で汗かいちゃいました。

澄んだ空、クッキリとした里山の木々、サクサクの落ち葉の小道、いつ歩いても気持ちのいいものです。

そうそう、蝋梅が今にも咲きそうなぐらいに蕾が膨らんでいました。
普通、1月中旬以降開花なのに、今季は開花が早そうです。

福寿草も咲くのが早いのかなぁ。
とか思いながらトロトロ歩いていたら、バス停に辿り着きました。

日ごろ使うことのないバス。
特に本宅に一番近いバス路線の本数は早朝2本、午後に1本...。

使うチャンスがそもそも無い。

バス停ポールに毎年恒例の年末年始運行表がぶら下がっています、

ん?なんかほかにもぶら下がっているぞ

" 3月末をもって路線廃止となります "

え、路線廃止...。
ついに来たか、路線廃止。

かれこれ二十数年前、かの地で土地を探し始めた頃、
♫いなか〜のバスはおんぼろバスでぇ〜♫
を地でいくようなバスに乗り、おとづれていた。乗客もそこそこ居て本数もそれなりにあった。

鉄道新線が開業し、在来の鉄道会社は見る影もないほどの凋落ぶり

在来鉄道会社の儲けで赤字バス路線を維持してきたのだから、バス路線も背に腹を変えられず、減便に次ぐ減便。

JR駅に向かう主要バス路線も1時間に4本も有ったのに、いつのまにか1時間に1〜2本。
不便なので乗客激減。で収益取るため運賃の値上げに次ぐ値上げ。

田舎は高齢者が多い。スーパーの駐車場で、止めておいても、突っ込んできてぶつけられた。

テレビ番組のような、ぽつんと一軒家、でなくても、足がないことには普通は生活できない。
それが田舎の実態。

そんなところに、バス路線廃止

限界集落に近いところは麓か街に降りてきて生活をする、ということにならざろう得ないだろう。

麓の街であっても買い物籠ぶら下げて、歩いて買い物に行く、なんてことは難しいだろうなぁ

知り合いで田舎に移住した人がいる。
地元で出来た友達に、
「美味しいコロッケがあるから買いに行こう!」
と連れて行かれたのは車で片道30分かかるお肉屋さん。
途中には何も無い田舎道をまっしぐらだった、とびっくりしていた。

今は自家用車でサッといけるが移動距離が半端ない。
焼き鳥屋さんに注文しに約12キロ
焼き上がるまでの時間を直売所まですっ飛ばして約10〜14キロ、
で、焼き鳥受け取りに焼き鳥屋さんへ約10〜14キロ。
で、そこからスーパーへ約18キロ
で、帰路について約3キロ。
計約43キロ

んなこと毎日やってられない!

移動スーパーが来るか、はたまたスーパー集落周回バスを走らせてもらってそれを利用する。
これなら高齢者は免許返納出来る。

今のままでは免許返納出来ず痛ましい事故が多くなるばかり...。

田舎は心がのんびり開放されるけど、現実は問題山積しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?