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ファインダー越しのオリエンテーリング2

ご存知だろうか…。
インカレ翌日、SNSに溢れた、「photo by @syuri_ppc」を。

こちらは裏オリエンティアAdventCalendar2021/12/12の記事です。(投稿が大変遅くなってしまい、申し訳ございません。)

ごあいさつ。

こんにちは。
裏の12日担当、坂巻朱里と申します。
エリート経験もそんなに無い、知名度もない人間なので、「だからお前誰よ。」の人のために、軽く自己紹介をさせていただきます。
東大OLK42期(学連登録3年目)、ときわ走林会所属で、一応、関東学連副幹事長在任、日本学連広報部に在籍しております。
ちなみにTwitter上のしゅり(@syuri_ppc)の中の人です。

こんな何の変哲もない一般学生オリエンティアが、一眼レフカメラでオリエンテーリングを撮り始めるまでのおはなしは去年の表AdventCalendarにあります。(みなくていいです。)


自分を見失った元JDカメラマンが夢を叶えたあとのおはなし。

第2章 カメラを連れてオリエンテーリングに行っていること。
この記事に主題を付けるとしたらこんな感じでしょうか?本題を忘れそうなのでごちゃごちゃするのはやめますが。

セレは、前週の対策練で全治3週間の捻挫、ドクターストップを振り切って出走した結果推薦落ち、インカレ一般は舐めプしてトレをサボり、走りゲーだったのに全然走れず、結果8秒届かず表彰台落ち。
これはそんな、セレも表彰台もボーダー落ち副幹事長のインカレ裏話、インカレ裏カット(メインコンテンツはこっち)です。

長々と前置き失礼しました。
内容は薄いので、表裏合わせて50記事も読まなきゃいけない(50記事も読める?)、アドベントカレンダー期間のうちの箸休め的なお心持ちで読んでいってください。
時間がない方、早くインカレの写真を見たい方は写真集だけどうぞ。
今年も拙い文章ですが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。


一般オリエンティアのインカレ裏話。

少しだけ、当日の私の日記から、インカレロングエリート観戦までの自分語りをさせてください。

あの日、ラップセンターで一般クラスはライブリザルトがでておらず、多くの選手が自分の結果を知らないままでエリート観戦をいました。

私はフィニッシュで近くにゴールした選手が2分早いタイムを出していたことは知っていたので、これじゃなにかが起こればワンチャンだろうなと。少しの望みは持ちながらもへこみ気味で、いつも帰還すればすぐ食べる出店のうどんすら言い訳をつけて食べずにいるくらいでした。

いつかエリートになったら~なんて、数年前に会場で選手権を観戦しながら夢を語った同期はみんな選手権待機所にいて、私は会場に残されたまま。きっとエリートになることを夢だと思っていたのは私だけで、みんなには手の届く、届かなきゃいけない目標だったんだろうな。何やってるんだろうなぁ、私なにしにインカレ来たんだっけ…。悔やんでももうどうにもならないことをにぎわう会場で一人。実況の声を雑音として耳が受けつけてくれなく、遠くに聞こえて。

「インカレロング、選手権の部、トップスタート」

そんな実況すらちゃんと聞き入れていないほどでした。同期に言われてなんとなく愛機つぶあんをぶら下げて、焦って応援エリアへ。雰囲気に飲まれてなんとなくソワソワしながら、変なテンションで撮影スポットを探してはシャッターを切ります。

そこで私のファインダーがとらえたのは、この記事のヘッダー画像、まだ誰も走った選手のいないスペクテーターズレーンでした。

あぁ、この景色に中を走る背中が撮れたらどんなに素敵だろう。鳥肌が立って、やっと我に返りました。

そうか、ならこれを私のインカレの意味にしよう。

かっこよくて憧れで大好きな先輩方や、どうしようもなくかわいくて大好きな後輩ちゃんたち、そしていつか夢を語りあった、これからその夢を叶える大好きな同期に、めいっぱいのがんばれの気持ちを。今私ができる精一杯の応援を。やっと見つけた私の大学生活の全てで。

これが、私のインカレロング、エリートのスタート後でした。


学生だと失念してる人も多そうですが、今回のインカレは無観客試合でした。いつもの森を走ろう。の早苗さんなどプロカメラマンがいない珍しい大会だったんですね。(いつもありがとうございます。私も早苗さんみたいになりたい。)

さらに、OLKがスプリントロング共に応援の場所にガチってくれたおかげ(場所取り担当とかいた、kngsだっけ)で、かなり良い撮影場所を確保出来ました。また、あの写真が撮れるスペクテーターズを作った運営様、天才です。

あの場所で写真が撮れて本当に良かった。あの風景は私にとってかけがえのない、できれば一生忘れたくない景色の一つになりました。

できるなら、そこを走る選手として見てみたかったけれど。

ところで、冒頭に書いた「Photo by @syuri_ppc」、ありとあらゆる人達が私の写真でインカレを振り返ってくれる際に何故かみんな使ってたそれです。
ソースは誰かわかんないけど、大変光栄です。この時期私のアカウントのリーチ数がマジで爆上がりしてました。

そんなこんなで、オリエンテーリングの写真を撮ることに自分の意味を1つ見出した私にとって、このインカレは、私のオリエンテーリングの向き合い方が間違って無かったことが証明されたような気がして、とても幸せでした。
私の写真を使ってくれた人、ありがとうって、また撮ってほしいって言ってくれた人、写真を撮らせてくれた人、そしてあの風景も。全てが私のオリエンテーリングの意味の1つになりました。
改めて、ありがとうございました。


ICSL2021「裏」写真集。

一般オリエンティアの自分語りはこの辺にして。

「裏」というからには、ここで取り上げるのは、競技中の写真「以外」の写真たちです。競技中の写真は見ようと思えばどこでも見れるので。
エリートたちの競技後、それっぽく言うと、つまるところ私のファインダーだけが写した景色たちです。(かなり関東と19入学同期に寄った写真が多いかもしれません…)
そういえば12日に上がったOK-infoのインカレスプリントの記事に写真を提供したらヘッダー素材を失いました。dtrくんに先越された。

画像1

樋口佳那選手(筑波大学1)
スプリントフィニッシュしてインタビュー後の1コマ。同大の先輩方&OBさんのお出迎え。筑波は人数が少なく少数精鋭ながら、アットホームなのがいいですよね。彼女のオフショットまだまだあるけどそれはまたの機会で。(そんな機会はない)


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左から上島じゅ菜選手・長瀬麻里子選手(共にお茶の水女子大学3)・栗山ももこ選手(横浜市立大学3)
愛すべき関東同期女子たち。レースの復習するのも雑談も(恋バナも?)いつでもなんでも真剣に話せる人達。いまや日本女子学生オリエンテーリング界の中心的選手になった彼女たち、日本オリエンテーリング界を乗っ取る日も近いかもしれない。。

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バレた。


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あああああ

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松本萌恵選手(神戸大学3)
スプリントチャンプの松本選手。手に可愛い子おった。もしかしたら、松本選手の本体はこっちの子で真のスプリントチャンプはこっちかもしれない。


画像4

左から谷口瑞樹選手(筑波大学1)・根本浩平選手(早稲田大学1)・黒田志音選手(東京理科大学1)
近い将来のトップエリートオリエンティアたち。彼らが見つめる先は…。


画像5

大石洋輔オフィ(早稲田大学OB)
去年のインカレスプリントで表彰台に乗った、その背中の主が見つめるは今年のインカレスプリントチャンプが決まる瞬間。どんな表情をしてるんだろう、微笑み?賞賛?羨望?答えは当時の本人にしかわかりませんが想像が膨らみますよね。


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森清聖也選手(早稲田大学2)・入江龍成選手(早稲田大学3)
snさんにあれ撮って!!って言われて焦ってカメラ向けて撮った写真。そういえばいつか新木場駅でラントレ帰りの二人に出くわしたっけ。これからも二人で切磋琢磨していくのを陰ながら(飲みの場でも)見守って行きたいですね。


画像6

阿部悠選手(実践女子大学4)
ロング優勝が決まった瞬間の一コマ。昨年の入賞者、現実践オフィ世良史佳選手と喜びを分かち合う。OLK女子みんなで胴上げをしました。1,2年生に、この景色はどう写ったんだろう。


画像7

伊藤元春選手(東京大学4)
とっさに撮った一枚、入賞確定の瞬間(?だったかな?あってます?)、やたー!って感じ。喜びがにじみ出てる感じというか、レース中とは違うやわらかさもまたオリエンテーリングという競技の良さだと思うのです。


画像8

根岸健仁選手(一橋大学3)
レース帰還後、比企野オフィとラップを見返しているひとコマ。その結果は本人の満足がいくものだったのか、彼にとって初めてのエリート、その結果はどう映ったのか。


番外編。

この記事では競技中の写真は載せないつもりでしたが、たまにいるじゃないですか、「これほんとにオリエン中?」「真面目に走れ?(本人は至って真面目)」ってくらい爽やかな笑顔の写真。と個人的にピックアップせざるを得なかった写真。


画像8

福田有紗選手(国際基督教大学2)
イタリアからの刺客(2021関東学連新人戦注目選手動画より)の異名をもつ彼女。曰く「応援されるのが嬉しくて思わず笑顔になった」とのこと。は?天使か?


画像9

名雪青葉選手(筑波大学4)
YouTuber。いや、取り上げたのに他意はないんですが、シンドいながらもこういう顔できる人なかなかいないと思うので。あとつぶあんの設定が上手くいった。


画像10

若月俊宏選手(東京工業大学4)
言わずと知れた日学幹事長。秋インカレの立役者は間違いなく若月さんです。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。その距離走っておいて爽やかすぎか?社畜ですか?


画像14

羽田拓真選手(横浜国立大学3)・金子隼人選手(東京大学2)
羽田くんのTwitterに登場していた写真。このデットヒート、激アツでしたね…!そろそろお分かりかもしれませんが、写真として後ろ姿を撮るのが個人的に好きです。背中が語る!って感じ。あまりに好きすぎるので、おまけとして採用。


画像16

阿部悠選手(実践女子大学4)
この記事のヘッダー画像、そしてこの記事の主人公となる写真です。ほとんどの選手はこのアングルで撮ってあるので、全選手アイコンにすべし。スペクテーターズ設置してくれた運営様と、すごいいい場所確保してくれたkngsに感謝。あまりに好きすぎるので(2回目)最後に採用。


おわりに。

この記事を読んで「あ、自分も写真を撮ってみよ」って思ったり、私のカメラに写りに来てくれたらとても嬉しいです(最重要)。

私が2年にわたって、テンションがめちゃくちゃになる、こんなブログにあるまじき構成で、赤裸々(笑)に自分語りをして写真について話すのは、ファインダーの外側=写真に写る人にストーリーがあればその写真が違って見えるように、ファインダーの内側=写真を撮る人のストーリーがあれば、同じように違って見えるのでは?と思ったからです。(今となっては自分の話全部してまでこの検証しようと思った私もどうかしてますが…)私のカメラを持つまでのおはなしと当日のおはなし、二つの背景がそろった写真たちだったわけですが、(それだけ効力のある話ができたかはわかりません、)いかがでしたでしょうか?

書きたいことを書き倒しただけでしたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

またどこかでお会いできますように。
良いクリスマス、良い百八式を。


Special Thanks!
写真の掲載許可を下さったみなさま。ここまで読んでくださったあなたさま!

そういえば。

今年は表に多くの19年度入学同期がいるみたいですね。
いつかの同期Zoomを始めた頃は「いまなにしてるの?」「「「オリエンテーリング!」」」みたいな無個性オリエンティアだったのに、みんな私isこれを見つけた個性派オリエンティアになったのだなと。みんな大きくなったなぁ。大変誇らしく思います。大変楽しませていただいています。(何目線)
我々13入学さん並に仲良いんじゃないかな。知らんけど。
(気が向いたら19年度入学同期アドベントカレンダーまとめのnoteでも作っとこうかな。)

それでは。

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