「か」と「が」の違い

今日、「何があったの?」と聞くことが出来た
これは私にとって革新的なことだった

なんだか疲れている様子の旦那が帰ってきた
疲れているのか落ち込んでいるのか言葉が少ない

何かあったのかな?大丈夫かな?と心配な気持ちがグルグルする

ご飯を食べながら勇気を出して聞いてみた

「何があったの?」

そしたら「今は言葉にできない」と返ってきた

それを聞いて、会社で何かあったんだなーと察することができたので、わかった。と返した

今までの私だったら「何かあったの?」と聞いていた
そう聞いたら返って来たのは「大丈夫」か「別に」だったと思う

それでも会話は成立してるんだけど、私はその質問は甘えだと感じてしまった
「何か」で質問したら、旦那から踏み込まないでくれというサインを受け取る
そうしたら、私は心配している妻の対面を保てつつ、その問題に向き合わなくて良いのだ
これは私にとって逃げと感じてしまった
なので、今日は「何が」で聞いてみた

「何か」と「何が」の違いは濁点だけだけど、質問の前提が違う
「何か」はこうなるきっかけがあったの?と問いかけてる
「何が」はこうなるきっかけがあった前提で、更に踏み込んでいる
相手に踏み込む覚悟がないと「何が」で質問できない

人は質問されたら答えを探しに行く回路が作られている
なので、「何が」と問われたら「別に」や「大丈夫」で逃げられないのだ


私の中での進歩は

相手に踏み込む覚悟

私は解決できないかもしれない
私は受け止められないかもしれない
私は無力感に苛まれるかもしれない
という恐れを乗り越えることができた瞬間だ

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