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乳がんサバイバーとして生きる #2

しこりに気づいたのは2017年の10月末だった。

運転中にかゆいな~と思い掻いていたら、なんだか固いものがある。その固い部分は痛くもなんともなかったのだけど、脇から胸にかけて時々痛かった。

なんだこれ?と思いつつ、会社へ出勤。

「乳がんは40代以上がかかるもの」と思っていたので、乳がんだとは全く疑っていなかった。

一応、気になったのでいろいろとインターネットで調べてみた。自身で調べた結果、乳腺炎が一番近そうだ。と自分では見当をつけていた。

何だかわからないけど、不安だから受診してみよう!と思うのだけど、何科を受診していいのかわからない。

女性なので婦人科か?と思ったのだが、婦人科は子宮系で、乳房の診断はしていないらしい。

本来なら乳腺科なのだけど、当時、乳腺科の開業医は県内になかった。結局、大病院に行かないとダメらしい。ということがわかった。

候補は、自宅近くの病院か職場近くの病院。この時に、友達や会社の人何人かに相談していた。安易に相談した結果、乳がんというショッキングなニュースを伝えることになってしまったのが、今でも気になっている。

そして、乳腺科がある病院は、紹介状が必須だった。紹介状がない場合は、選定療養費として5,250円(当時)が請求される。

ただ、紹介状を発行してもらうには、かかりつけ医で受診しないといけない。当時の私にはかかりつけ医はなかった。あまり知らない内科の先生に「あの~胸にしこりがあって気になるので、紹介状出してもらえませんか?」と言うのは、ハードルが高すぎた。そこで何も診断できないのに、触診等されるのも嫌だった。

結果、大病院に予約なし&紹介状なしで突撃することとなる。


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