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2023年の仕事と恋愛

【仕事】
先週、今の会社に入社して丸々2年が過ぎた。1年目に比べると成長したんじゃないかと思う。
具体的には、2023年の5月20日あたりから。この時期にとある人体図系の商品を扱う店を取材したのだが、店主が面白く、取材を雑談のような感じで進めることができた。すると自分の中で「この記事はイイものにしたい」という気持ちが湧いてきた。取材中に「この文章を引き出してタイトルにしたい」とか、「この店主の後ろ姿を大きい写真で使いたい」とか、そういう余裕が出てきた。2023年の4月までは、そこまで考えたことはなかった。記事も締め切りまでに終わらせることしか考えてなかった。記事を1つの作品と思っていなかった。
この人体図系の記事が雑誌になり見返してみると「これはイイ」と思った。以降、こういう記事を書いていきたいと思った。

また好きな雑誌を見つけたのも大きい。それはBRUTUS。古いBRUTUS。きっかけは村上春樹の古いエッセイが掲載されていたからというだけだったのだが、それ以外の特集記事も面白く、「雑誌ってこういうやり方もあるんだ」と思った。つまり読み手のことを考えず自分が好きなように書き、それが読者の心の一番深いところに刺さる、というやり方。僕は業界誌だが、根本的なところはBRUTUSと同じだと思った。ここから神保町に行ったらBRUTUSを買うようになった。良いタイトルが思いつかない時など、気分転換に読んでいる。

【恋愛】
2022年7月から付き合っていた彼女と2023年9月に別れた。
合コンで出会い、そこから1ヶ月半後に付き合い始めた。合コンは高校の友達と行った。彼女を作るためではなく、普段仲良いやつらが知らない女性の前でどんな顔をするのか見たかったからだ。
付き合い始めは良かった。僕からの好意の方が強く、毎回会うのを楽しみしていた。
しかし出会いから違和感は常にあった。「今隣を歩いている女性は誰だ?」という違和感。合コンで出会ったからだ。地元も職業もゆかりがなさ過ぎて、数ヶ月付き合った後でも「彼女の他人感」を感じていた。

その違和感は正しく、この女性と結婚しても僕は毎日楽しく過ごせないと思い、別れた。

その1ヶ月後、高校の時に気になっていた同級生の女性と、よくテニスをする男友達2人、計4人で登山に行った。その時思った。自然な関係というのはこういうものだ、と。会話が噛み合い、節々で昔を思い出す感じ。これは気持ちいい、と思った。

だからマッチングアプリや合コンで付き合った女性には、どれだけ顔が可愛くて性格が良くても、この青春の共有がない時点で、何かしらの欠如感を抱いてしまう気がする。きっと本、映画、音楽の影響だ。

ああ、ダスティン・ホフマン……



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