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文系大学生が新卒でWEBデザイナーになるためにやってきたこと

こんにちは、たむしゅんです。
今回は文系卒のわたしが新卒でWEBデザイナーになるまでの道のりとその過程でやってきたことを書いていきます。これまでやってきた過去の自分の振り返りとこれから同じようにWEBデザイナーを目指す人にとって参考になれば良きです。

簡単な経歴(大学について)

大学は経営学部でした。高校が商業高校だったため簿記を高校からやっており指定校推薦で大学に入りました。大学では簿記の勉強をしたり経営全般(マーケティングや起業)のことについて勉強していました。

他には英語を学びたいという意欲が高校卒業時からあったので、短期間でしたが留学したり国際寮に入って外国人と一緒に暮らしたりしていました。そうこうしているうちにコロナで大学もオンライン授業になり、気づけば3回生になり就活の時期が迫っていました。当時は特になりたい職業があったわけではなく就職したくないなんて思う時もありました。

プロゲート学習

そこでなんとなくIT業界は成長しているし、一回生の時に一度挫折したプロゲートをやってみようと思いHTMLとCSSを再び学びなおしてみました。HTMLとCSS、JavaScriptの部分を2−3周しました。文系だったのでプログラミングのことを聞ける人なんているわけがなく一人でずっと続けていくのは難しいと思ったので、なにかないかと調べていく中でテックアカデミーの存在を知りました。

テックアカデミー学習

そこでHTML/CSS、JSなどを使ってフロントの部分を作るフロントエンドエンジニアのコースの2ヶ月分を申し込みました。さらにMacbook Airを購入して大学で購入したWindowsのパソコンとはおさらばしました。Macbookの使いやすさに驚愕して完全にMac信者になりました笑。

そこからテックアカデミーとプロゲートを併用してHTML/CSS、JavaScriptの勉強をしました。しかしJavaScriptについては全然わからずメンターの人に質問してもなんとなく理解した?してない?みたいな感じであっという間に2ヶ月が過ぎさりました。

独学期間

ぶっちゃけ2ヶ月でJavaScriptまで理解してごりごり書けるようになるまでには至らず、その後3ヶ月間独学していました。ドットインストールUdemy、書籍で主にJavaScriptについて勉強をしていました。調べていくうちにフロントエンドで就職するにはポートフォリオがいるということでVueJsでSPAサイトを制作してポートフォリオサイトを作ろうとしたのですが環境構築の時点で挫折しました笑。エンジニアのブログなんかでVueJSは初心者だったらすぐにできるみたいな感じで書いてありましたが自分はJavaScriptも深く理解していない状態だったのでちんぷんかんぷんでした。

この時点で既に4回生になっていて周りでは内定をもらっている友人もいたりしてかなり焦っていました。ポートフォリオサイトも作れそうになかったのでフロントエンドエンジニアとして就職することは断念しました。

静的なサイトのコーディングは模写コーディングを通じて少しはできていたのでコーディングの知識を使った+英語圏なんかで海外就職できそうな職業を探した時にWEBデザイナーにたどり着きました。

最初はデザインなんてファッションも興味がない自分ができるわけ無いだろうとそもそも選択肢から外していたのですがコーディングの知識が使えるしもう自分はこれしかないと思ってすぐにWEBデザインが学べるスクールを探しました。そこでデジハリに出会いました。

デジハリに入学

デジハリでは半年間のウェブデザイン専攻を選びました。自分はコーディングについて一から学ぶ必要はなかったのでコーディング経験者コースにしてデザインのみが学べるカリキュラムをやりました。コーディングでわからないところは講師の人に質問するor自分で調べて解決することにしました。

デジハリはコースが始まる一週間くらい前からレッスン動画は見れるようになっていました。フォトショやイラレのツールの使い方にあまり時間はかけたくないと思っていたので実際にコースが始まる頃には半分以上動画は見終わっている状態でした。コースが始まってからは名刺やバナーを作る課題などをやっていく合間に自分でデザインドリルやデザイン関連の書籍を買って独学でもデザインを学んでいきました。

デジハリに入る前にnoteで同じように大学生がデジハリに通いながらデザインの勉強をした体験談があったので、その人のNoteを見てデジハリの課題をやっているだけでは成長はあまり見込めないと思っていました。

また動画授業のカリキュラムを見て、あくまでもカリキュラムは最低限の知識を学ぶだけだと判断したため個人でも勉強をしていかないと中間課題や卒業制作で納得のいく作品を作るのは今の自分の実力ではほぼ無理だと思っていました。

具体的にはウェブデザインのお題をネットから見つけて、ひとつサイトをデザインからコーディングしたりハンズオン形式の書籍で学んでいました。

ハンズオン形式の書籍(この書籍をきっかけにDTPトランジットのことも知りました。無料でYoutubeセミナーもあるので興味がある分野の勉強におすすめです)

卒業制作で制作したサイトです

卒業制作が終わってからはこばやすさんのバナーお題やCocoda(現在はトレーニング課題は終了しています)でデザインのお題を見つけて制作をしてポートフォリオサイトに載せる作品づくりをしていきました。

またTwitterでウェブ制作関連の情報収集のためのアカウントも作成して気になるデザイナーさんのアカウントだったり会社をフォローしまくってました。デザインやWeb関連の最新の情報だったり実務のことについても生の意見だったりが知れるので業界のことを知るきっかけになること間違いないです。

またNotionで学んだことをまとめたりブックマークをしたりして情報を管理していきました。

デジハリを卒業した後はTA(ティーチング・アシスタント)として受講生に教える立場になりました。人に教えるという経験は今までほとんどなかったので、貴重な経験を積ませていただきました。TAはレッスン動画も受講できたり個人の勉強にも活用できるので卒業したらスタッフさんにやりたいですと相談しに行くこともおすすめです。それまでに来校して顔を覚えてもらうことも大事だと思います。

またデジハリのスタッフさんのつながりでフリーでの制作も行わせていただきました。会社のロゴやHP制作を行い、それもポートフォリオの実績の1つとして載せました。

就活

就活に使うポートフォリオ制作では最初はポートフォリオサービスを使って作品を載せるだけという形にしていましたが、Webデザイナーとして評価してもらうならデザインからコーディングまでしたほうがいいと言われ最終的には一から制作をしました。(それも作品のひとつとして載せることもできるので)ポートフォリオの修正などはデジハリのポートフォリオ添削サービスを活用したりスタッフや講師の人にアドバイスをもらい修正を行いました。

ポートフォリオ制作もかなり手こずりましたが、とりあえず作る→他人に見せて修正→また見せるという感じで一発で作り終わらせるというよりかは修正を繰り返していくほうがいいです。めんどくさいですが選考に通りやすいものができると思います。未経験においてはポートフォリオがかなり大事なので手を抜くのはおすすめしないです。この時点で1月だったので就活は大学卒業までの3ヶ月くらい行いました。

具体的には主にWantedlyというサービスを使ってWEB制作やアプリ制作の会社に応募しました。応募数は30社くらいでした。しかし最終まで残ったのも未経験可の客先常駐の求人のみで希望する形での内定は得られそうになかったため大学卒業時点では内定は0でした。面接対策もろくにせずの就活だったのと就活で使う求人サービスを他にも使っていろんな会社に応募すればよかったかなと今では思っています。

アルバイト

大学卒業後はまずはアルバイトからウェブデザイン関連の仕事につこうと思い制作会社や事業会社のアルバイトに応募しました。結局制作会社はすべて落ちてベンチャーの事業会社にウェブデザイナーとしてアルバイトをさせてもらえることになりました。

実際アルバイト先ではWEBよりもチラシや名刺などDTPのデザインが多かったです。今までほとんどWebしかやってこなかったのでDTPのデザインはわからないことだらけでした。ウェブデザイナーは自分一人しか会社にいなかったので自分で調べたりDTPの販促物を実際に足を運んで参考を集めたりして少しでもいいものを作ろうと工夫をしました。

またアルバイトを通じてデザインの仕事の振られ方に慣れたり制作する中でのコミュニケーションの重要性など知ることができていい経験になりました。仕事前と仕事終わりにカフェでデザインの言語化をしたりバナー模写や書籍でのハンズオン学習など個人的な勉強もしていました。週5でフルタイムで事業会社でアルバイトしつつ週末にスクールのTAをやるという生活が半年間くらい続きました。

その間にFindJobでちょこちょこ求人に応募したり面接にも行きました。そこでオファーをいただいたWEB制作会社さんにウェブデザイナーとして新卒で内定をいただくことができました。制作会社の入社課題は会社HPへ誘導するバナー作成と簡単なコーディングの試験がありました。

まとめ

文系で技術職への就職は思っていたより厳しかったです。勉強を始める時期にもよると思いますが、わたしと同じように始めるのが遅いと大学生活を最後まで謳歌しようとかは難しいと思います。それだけ色々焦ることが多いのでメンタルがやられたり余裕がなくなったりすることもあると思います(実際自分がそうでした)。

スクールに入るのは専門学校や大学に入学するのに比べて手軽ですが、その分自らやらなければ成長しづらい環境でもあります。受動的にならずに能動的に今の自分には何が必要なのかを常に考えてそこを埋めるための行動ができるかが肝になると思います。

始めるのが遅くてもやれることがないわけではないので情報収集をしたり自分で積極的に動くことによって仕事の機会だったり周りがサポートしてくれたりするので、行動することで少しずつでも道は開けてくると思います。同じように文系でウェブデザイナーになりたいという方、今勉強中の方に自分の経験が少しでも参考になればと思っています。


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