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3.11イベント~風化防止イベント

 こんにちは。地理大好き人間のジオナリです。今年で東日本大震災から早くも13年が経ちましたね。本日は震災の日に合わせて7日からやっておりました汐留の風化防止イベントに参加しておりました。今日の午前に参加して午後に書き出しています。

あの日から13年

 今から13年前…。私は神奈川県内の小学校に通っていました。当時は既に地震の知識を有していましたが、震度5弱以上の揺れを体験したのはこの時が初めてで、気味の悪い初期微動、激しくて長い横揺れ、停電と窓から見えた電柱の大きな揺れ、恐怖心から泣いてしまった隣の子の様子を見てとても怖かったのをはっきりと覚えています。また揺れが収まって防災頭巾を被って校庭へ避難する際に見た天井の剥がれや津波警報のサイレン音(川が近くに有った関係で)で、これが本当の大きな地震なんだと、地震に対する恐怖心から自然科学へ興味を持ちだしたのもこの時が最初でした。



震災風化防止イベント

 さて、過去の振り返りはこれくらいにし、今回の本文に入りたいと思います。場所は新橋駅すぐ近くにある汐留シティ前の地下通路で、東京都が主催したイベントです。

東北4県それぞれのパネル

 展示物は東北4県それぞれのパネルと360度VR動画、水素燃料電池で、奥にはマルシェが設けられていました。


VR動画の体験

 水素燃料電池ブースの向かい側では、360°見渡せるVR動画の体験ブースが有りました。動画は岩手県・宮城県・福島県の3つから選べます。私は過去に訪れたことが有る宮城県にしました。動画自体は2019年に製作された物なので、その後の復興によって町並みは多少変わっていますが、担当者によると、13年経っても県外に自主避難した人達が戻って来ないため、人口は元の水準には戻ってない。しかし、新たな商業施設をオープンさせたことで訪問人口は多いようです。


水素燃料電池

 最近では燃料電池を使用したバスやJR東日本が試験導入したハイブリッド車FV-E991系などが開発されておりますが、会場に展示されていたのは研究用の小型燃料電池です。災害時にも役立つとされていますが、やはり問題は機械が高価で導入時もコストが高い点です。果たしてこの先の災害で役に立つ日は来るのでしょうか?


産総研の施設

 同じブースに福島県・郡山市にある産総研の再生可能エネルギー研究所の紹介も有りました。私が現在所属している大学の研究センターでは、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)への視察を行いましたが、こちらの施設では水素以外の研究を行っており、見学ツアーもある様なので非常に気になりました。


展示パネル

 展示パネルではそれぞれの県の被害データを9項目でまとめられていました。未だに残る福島県の帰宅困難区域においても、一部解除した特定復興再生拠点区域が定められ、住民の帰還に向けて復興公営住宅が整備が進められている様です。


マルシェ

 奥には東北4県の物産が買えるマルシェが設けられていました。私は日本酒が好きなので、日本酒ブースを見たら最終日だからか全て完売になっていました(泣)…。これからも食で東北を応援できたら良いなと思います。

以上が東日本大震災風化防止イベントへの参加報告でした。
ご覧いただきありがとうございました。

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