「シヴァ様の欲望」の御礼・あとがきと今年の創作漫画の方針
とあるバンドマンの恋「シヴァ様の欲望」あとがき
note限定漫画「シヴァ様の欲望」を購読して下さった方々、本当にありがとうございます!おかげさまで有料漫画ですが、公開した週の「もっとも多く読まれたnoteの一つ」となりました。本当にありがとうございます!!
有料にもかかわらずこうして読んで下さる方がいるので漫画を描けています。本当にありがとうございます。
とはいえ今回主役のシヴァというキャラは、当初一回出て終わる予定でした。「シヴァ様降臨」の4枚にのみ登場し、以後はアヤト中心の物語に戻るつもりでした。
それがこのキャラクターを描きながらとても楽しんでいる自分がいることに気が付き、シヴァの過去編を描き、さらに限定漫画を描いてしまいました。正直描くのがとても楽しかったのです。
「好き勝手に生きる」キャラクター
シヴァという人物は「仲良くなりたい」という思いをアヤトに伝えられなかったことがきっかけで、アヤトを自分の中でどんどん神格化し、高校生になっても過去のアヤトをずっと追い求め続けました。そんな時にアヤトがバンドを始めたという情報を聞きつけ自分もバンドを始め、何としても彼と同じ位置へ行こうと努力します。その間アヤトはシヴァの中でますます神格化されていきます。崇拝に近い域です。そしてCDのジャケットで変わり果てたアヤトを目撃する…気絶しそうになるほどの衝撃を受けた後、アヤトを元に戻そうと決意しアヤトの前に現れる。これがシヴァの過去編の大まかな話です。
この流れを読むとわかりますが、どちらかというと店長シリーズのキャラクター達と違いシヴァは究極の「わがまま」で「自分勝手」なキャラクターです。しかし、そこがとても「人間らしい」と思うのです。店長シリーズは「こんな人達がいたらいいな」で描いているので皆カッコよく、優しく、相手のことを想って行動します。理想を漫画にしているんですね。
でも、人間って本来はもっとわがままじゃないですか。自分勝手でわがままで、人が自分の期待通りにならないと怒り、勝手に期待して勝手に失望する。本当に迷惑ですが、それが人間という生き物だと思っています。そしてシヴァはその「人間らしさ」を軸に作り上げたキャラクターなのです。だからこそ描いていて楽しいんだと思います。
今後シヴァとアヤトの人生はどのように交わっていくのか。楽しみにしていただければと思います。
去年の創作活動について
去年は店長と店員君シリーズを描いた一年でした。その世界観は「優しい世界」であり、根本にあったのは「人を決して笑わない」ということ。要するに店長というキャラクターですね。
しかし全てが綺麗にまとまり過ぎて、また1年以上描き続けたことで世界観が固定化されてしまいました。ふざけたくてもふざけられないというか、世界観を崩さないために人間らしさをなかなか出せないのです。そんなことを去年の暮れ辺りから感じることがありました。マダガスカル編で社長と合流させることで世界観を良い意味で壊そうかなと思ったのですが、結局出世社長のキャラが際立っただけとなってしまいました笑
そこで去年の年末辺りから構成を練り「とあるバンドマンの恋」という新しいシリーズを描いたのです。この漫画の世界観は「人間らしさ」です。おかげで店長シリーズとは全く違う作品を作ることができました。
また一度更新を止めたことで店長シリーズにも良い影響を与えられそうです。現在店長シリーズの新作を何本か描いていますが、今までとは違った感じも出せたらと思っています。
今年の創作活動
「とあるバンドマンの恋」シリーズを描いたことで、今年の方針が色々と定まりました。
まず今年のテーマは「人間の本質」です。理想を描く今までの店長シリーズとは真逆ですね…
今回の「シヴァ様の欲望」に対する読んだ人達の反応を見ても、それで良いと感じました。今回の限定漫画は歴代の限定漫画の中で一番熱量の高い反応をいただけたので…
今までは本編をSNSで無料公開し、noteの限定漫画でサイドストーリーを描いてきましたが、今後は本編に関わる内容のものもnoteに積極的に出していこうと思います。
pixiv
店長と店員君シリーズはnoteのイメージともよく合うのですが、とあるバンドマンの恋シリーズは今後より過激になっていく予定なのでいずれnoteでは描けなくなると思います。
ということで店長と店員君シリーズの本編は今後noteで公開、とあるバンドマンの恋シリーズは18禁OKなpixivをメインに描いていこうと思います。
また本編公開の告知やサイドストーリーは今までのように、SNSで公開していきます。
おわりに
お礼と報告は以上です。
去年もなかなか沢山描いてきましたが、今年は去年以上に沢山描いていきたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いします。
河内瞬
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