月に語りかける（35日）

君はもうここにはいない
僕の手の届かない所へ行ってしまったんだ
戻ってきてよ　会いたいよ
周りの人はみんな僕がおかしくなったと思ってる
でも彼らには分かりっこないんだ
君は僕の全てだった

日が落ちて　星が部屋を照らす時
僕は一人　月に話しかけるんだ
飽きることなく毎晩　月に話しかけてるんだ
まだ諦めきれなくてさ

『君に届かないかな』
『君も月の向こうで僕に話しかけてたりしないかな』
なんて思いながら

それとも僕はただのバカなのかな？
こんなふうに一人で月に話しかけたりしてさ