坂道(10日)

気づいた時には僕はこの坂道を登っていた
何年も、何年も 前にいる君たちを追いかけて
その長く大きい一本の坂の中には
今までたくさんの別れ道があった
離れていく人たちの背中に何度も手を振ったなぁ
まさか君の背中にも振るとは思わなかったよ

ふと振り返ってみると 今自分のいる高さに驚いた
10年の歴史の積み重ねを実感した
だからもう大丈夫なんだろう

もし先にいる君が振り向かなくても
僕はその微笑みを忘れない
どんな時も君がいることを
信じて 真っ直ぐまた歩いていくよ



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