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ラストのライブ

昨日に引き続きアルコールが入り、今日は眠さに加えて心の中がぐちゃぐちゃで、整理してからとも考えたけど
結局整理したところでその想いを正確に言葉にすることはどうしようもない僕には出来ないと思ったので、ぐちゃぐちゃのまま書きます。昨日よりも長いかもしれませんが最後まで読んでいただけると幸いです。あと、僕は“桃子だけ”なので桃子中心になります。

【光ナレ】
昨日に引き続き、桃子・与田・あやてぃー・りりあの4人。今回は桃子主導で鹿児島クイズ。桃子推しとしては余裕の全答でした。少し緊張気味の桃子は「いつも通り頑張る」とコメント。そして全員三期生の中で、あやてぃーが「送り出すのは寂しい」と言ってくれたのが僕はとても嬉しかった。明るい卒業だからとかじゃなくて、うん、寂しいよね。僕もそう思う。

【本編】
1曲目 太陽ノック さくらセンター
真夏のライブの一発目として最高のスタート曲だと思います。ペアになって登場する演出で、桃子は最初からお世話になっていて同じく卒業も控えた高山先輩と。二人ともいい笑顔でした。

ああ 光り輝いてても 
やがて 夏は過ぎ去って行く
そう 君はその時の寂しさ 感じ取って臆病になる

未来とは 今が入り口
見逃せば前に進めない


2曲目 ロマンティックいか焼き 
かずみんの煽りから始まったこの曲。この曲の醍醐味と言えば、コールとペアダンス。もちろんコールは全力でやりました。配信の特権です。そして桃子のペアはいくちゃん。桃子が加入する前はいくちゃん推しだった僕としては天に召されるほど嬉しかったです。(桃子が藤森さん関係でライバル視してるのか)この二人の絡みはほとんどないんですよ。

カッコつけないで 心 丸裸
あなたの実物大 惹かれてるの


3曲目 あらかじめ語られるロマンス
この人数で歌うあらロマは初めて見たので、なんか新鮮でした。中央ステージで歌うあしゅみなが優勝してました。

もしも涙が溢れてしまっても
夜空見上げて 思い出そう
この恋は叶う


4曲目 13日の金曜日 北野センター
盛り上がりに加速してくれるような曲。個人的には向井さんがすごくいい笑顔で印象的でした。そしてひーこちゃんの桃ポーズ。愛を感じました。

恋とホラーはよく似てる スリルがいっぱい
次の展開はどうなるの? 
ハラハラする 楽しみ


5曲目 裸足でsummer 
表題曲一位の曲。乃木坂の代表的な夏曲なので異論はないです。個人的に印象に残ってるのは、サンダル脱ぎ捨て隊が桃子とれんたんだったことと、「寝グセも直してきたこと」で髪を触るあやめんがすごく良かったです。

いつもの夏と違うんだ 誰も気づいていないけど
日差しの強さだとか 花の色の鮮やかさとか…
何度も季節は巡って どこかに忘れていたもの
誰かを好きになる 切ない入り口を…
You know…

6曲目 他人のそら似 
出だしを締めくくる最強ソング。イントロもいいし、メンバーも楽しそうなのがすごく良い。二回目見て思ったのは、サビ前の何空のフリのいくちゃんのカッコ良さと、やっぱり保護色の桃子。推しメン補正を加味してもここは印象的です。設定温度以来の全員参加の曲で、桃子も参加してくれて本当に良かった。

君は一体誰なんだろう?
そうさもちろん 君は君だよ

トーク
真夏さんMCで桃子に感想を尋ねた。「始まる前は緊張してた。でも前半の曲をやってみなさんの熱気でほぐれてきました」ここで真夏さんが言った「桃子の集大成」という言葉がすごく響いた。あぁこれで最後なのかと改めて実感した。
真夏さんの激イジられは置いといて、ここはエモいトークが満載ですごく良かった。
みなみちゃんは「桃子を見送るとは思ってなかった。桃子は一番初めに『みなみちゃん』って呼んでくれた妹みたいな存在。乃木坂辞めるのをやめてほしい」とファンの気持ちを代弁してくれた。
Wセンターを一緒に務めた与田ちゃんは「心がグルグルしてる。振り返って思い出すのはやっぱり逃げ水の期間。辛いことも大変なこともウミガメ探しに行ったこともあった。今後桃ちゃんのいない逃げ水が想像できない。でも一人になってもこの曲をやる時は桃ちゃんを想うよ」と二人で涙を浮かべていた。
久保さんは「私が覚えてなくて桃子が覚えてる記憶に、初期の頃のお手紙交換がある。覚えていなかったけど、出せずにいるお手紙の中で桃子が一番多いよ」とコメントした。

ここで次の曲に入るんですが、その時の演出で、パンチングマシーンの要領でブロックに光を灯すシーンがあったんですが、でんちゃんがやったヒップアタックに対し、一緒に見ていた友人が
「今でんちゃんオナラした?」とふざけたことを抜かしたので吊るしておきました。

7曲目 あの日僕は咄嗟に嘘をついた まあやセンター
好きだと言うメンバーも多い乃木坂の隠れた名曲。みんなすごくいい表情だった。そしてこの曲で桃子への想いが爆発しました。

もしもやり直せるなら どこまで巻き戻そうか
君と初めて出逢った日? それとも好きになった日?
たった一つの秘密 作ってしまっただけで
君と僕は 違う空を見ている


8曲目 ~Do my best~じゃ意味はない 
登場してきたれんかちゃんの貫禄がすごかったです。
そして前曲を引きずってか、どの曲にも桃子がチラつきました。

最善以上の 
奇跡をください 


9曲目 ファンタスティック3色パン 飛鳥山下梅澤
ユニット曲一位。飛鳥ちゃんがマネキンのセーラー服、山下が6thの制服、梅ちゃんが8thの制服で登場したのがエモかった。そして一位お礼ルーレットが行われ、誰か一人がお題通りのセリフを言うというのがあったんですが、僕はこの時点で、飛鳥ちゃんのぶりっ子と予想。見事的中。吊るされている友達は震え上がっていました。
そして飛鳥ちゃんの「飛鳥ちゃんね、大好きだお」を披露。膝から崩れ落ちる先輩、後ろで爆笑する後輩。最高でした。

だけど偶然が味方してくれたの
ある時気づいたら 仲間がいた
なぜだか心強い


10曲目 制服を脱いでサヨナラを…
ここでさっきの飛鳥ちゃんの衣装はマネキンじゃなくてこれなんだと気付きました。
やっぱり桃子が浮かびます。そして数少ないオリメンユニット、最後にしたお互いに投げキッス。尊いです。

さあ 常識になんて縛られないで
青春の光に照らされて
信じた道 真っ直ぐに 歩いて行くよ
さあ 常識になんて縛られないで
微笑みも涙も宝物だ
何があったって1ページ
生きることは乗り越えて行くこと


昨日に引き続き 期生楽曲VTR

責任のある曲、初心を忘れない曲、歌いたくなる曲


11曲目 空扉 二期生三期生
昨日に引き続き二組での披露。どの組み合わせも楽しそうでかわいかった。個人的には、もーこひーこれんかが尊かったです。

僕は空を見上げ想像している
いつか扉を開いてみようか
別の世界へ


12曲目 against  生田みなみWセンター
昨日の感想で、人数は減っても威力は減ってない、と述べたのですが、これは間違いです。人数が減って魅せ方が変わってまた別の力があるように思いました。その点では威力は増しています。一人一人の声が粒立って聞こえるからこそ、例えばひなちまのサビの「against」の残しの声とか震えます。

このままここに居続けるのは 誰のためにもならない
新しい道を切り拓いて
立ち向かうんだ アゲインスト


13曲目 I see…
昨日と同じセトリなので、違う感想を言うとしたら、ランデブーさくちゃんがかわいかったのと、桃ポーズをするレイちゃん。レイちゃんはあやめちゃんに負けないくらい桃子推しなのに、その思いを伝える機会に二人の差があるのが個人的には悲しいところではあります。でもこうやってちゃんと桃子への愛を伝えてくれるレイちゃんはすごく好きです。

(意地なんか貼ってちゃ)もったいない
(自分の気持ちに)素直になろう


14曲目 アナスターシャ
衣装まで味方につけて踊る二期生はやっぱりすごいです。美しいの一言に尽きます。

いつか アナスターシャ
悲しみを訪ねよう
目に浮かぶ面影 心の迷路を…


15曲目 トキトキメキメキ 
12人最後のトキトキメキメキ。みんなが桃ポーズをしてくれました。三期生はきっとこの先色んな変化が一番ダイレクトに起きると思うけど、もうみんななら大丈夫だと信じてます。

僕のこの想い伝えよう
季節より ひと足先に…


16曲目 ひと夏の長さより…  秋元かきWセンター
カップリング一位の曲。昨日と一緒で一期生四期生で披露。いつ聞いても何度聞いても心が動かされる。
飛鳥せいらまゆトリオで、飛鳥ちゃんがイジられてるっぽいのが良かった。遂に四期もイジリ始めたかと思うと同時に、やっぱり飛鳥ちゃんはイジられて輝くなと思った笑。

始まったら終わってしまう
当たり前の出来事も
できるだけ延ばしたかった


トーク
四期からの質問に一期が答えるというゾーン。一期生の10年の積み重ねが感じられた瞬間でした。
柴田の「もうすぐ先輩になるにあたって、後輩にすべきことは?」という質問にみなみちゃんが「自然と受け継がれてきた乃木坂らしさというのは、例えば一期生はお互いに良いところを見つけて褒めあってきた。そういうところを大事にしてほしい」と回答。あのブラック期もあったみなみちゃんがこんなに良い回答するのかと勝手ながら感嘆した。
次に松尾の「ファンの方と目が合うと照れる」という悩みにはいくちゃんが「どの人も久し振りにあったかのように接する」と回答。これは普通に僕にも当てはまるいい答えでした。そして最後にかっきーの「好きな食べ物は?」ここはいくちゃん飛鳥ちゃんの絡みがすごく良かった。
まあや「レバー」かずみん「ターペル☆〒^¥%」(おそらくターペルシュピッツ)みなみ「スイカ」真夏「マカロン」
そしてジャイアン生田が発動し、飛鳥ちゃんのいちごミルク自己紹介が行われました。さっきの萌えセリフに続けて体力削られてるなぁと思いました笑。そしていくちゃんは「う〜DON!」をいつもの流れでやりました。
僕が個人的にここのブロックで優勝したのは、ひなちまです。自分を言うのを忘れてしまい、後に「あ〜数の子」とあの軽く言う感じとワードチョイスは一本とれるやつだと思いました。

17曲目 他の星から 与田センター
ついに全員後輩になったこの曲。七瀬のポジションには与田が。でもひなちまが先のトークゾーンで言ってた「今の乃木坂を見て欲しい」にはこういうことが現れてるんだと思った。

しあわせに思えるんだったら
知らない間に滅亡してたって
みんなと一緒なら楽しそう


18曲目 友情ピアス 桃子さくら
ここは本当に目に焼き付けました。桃子がギターを頑張ってたことを知ってたから、藤森さんも言ってたけど、間違いすらも愛おしかった。

あなたなしじゃ生きていけない
巡り会えて 本当によかった



19曲目 生まれたままで たまみセンター
この曲も人気の高い曲です。僕はななみんがオススメしてたのを見てこの曲を知りました。ライブでは花道をうまく使った演出でした。個人的には髪が短くなったたまちゃんは大すこです。

生まれたまま ずっと何も欲がなければ
世界は素晴らしい
競い合うことも嫉妬することもなかったさ
僕は誰をそんな憎んで 来たのだろうか?
比較することやめた時から 
本当の自分


20曲目 My rule  ひなちまセンター
ステージ中央から現れるひなちまの貫禄はすごかった。そしてそのひなちまと見比べても遜色ない、りりあ・葉月・れの・たまちゃん・クリスティーの三期の凄さ。

困難と向き合うこと
何があっても逃げ出さない
意思を試したかった


選抜VTR

誇りを持って見せられる今のカタチ


21曲目 世界で一番孤独なlover  飛鳥センター
改めて聴くと重めな桃子のことが浮かびました。そう思うと桃子はもしかしたら世界で一番孤独になるかもしれないってことですよね。

どんな多くの人に
それなりに愛されるよりも
たった一人の大事な人に
愛されたかった


22曲目 何度目の青空か 
ここは言いたいことがたくさんあります。まずは歌い出しのいくちゃんの歌唱レベルがめちゃくちゃ上がってて、彼女の底のしれなさに震えました。次に山下桃子のペア。この二人のそれぞれ別の高校のヒロイン感が好きなんですよ。相容れない部分も持ち合わせてる感じが。
そして他人のそら似でも使われている間奏のダンスがすごく好きなんです。

この次の青空は いつなのかわからない
だから今 空見上げ 何かを始めるんだ
今日できることを…


23曲目 逃げ水
遂にきました。引っ張って盛り上げてからの逃げ水。まいやんのポジションは真夏が、七瀬のポジションはかずみんが担当したのもすごく良かった。終始桃子の目がウルウルで、サビ前の月の光の部分では観客から拍手が起きました。そして二人で手を繋いで花道を歩き、曲の最後には泣きながらハグしてました。すごく綺麗でした。

大事なものはいつだって
あやふやな存在
手を伸ばしても 何も触れられない
でもそこにあるってこと
信じるまっすぐさが
生きてく力だよ

24曲目 ガールズルール 山下センター
逃げ水で切なくなった会場の雰囲気を吹き飛ばす山下の「乃木坂を、新しい道を進む桃子を応援しよう!」という煽りから始まったガルル。ガルルと言えば「卒業していく」の部分で卒業生が抜かれる伝統。初めて推しがそこで抜かれる感覚を味わいました。そして僕がエモかったシーンは、曲が始まった時、ポジションに入る桃子をいくちゃんがヨシヨシしたとこです。最高でした。
山下の最後の桃ポーズもありがとう。

ガールズルール
パパやママに言えない秘密の話
いっぱいこの海に流したら 忘れよう
いつか(いつか)
今日を思い出すまで


25曲目 ごめんねfingers crossed
昨日の決意表明と変わって今日は感謝を述べたさくちゃん。そして「大好きな先輩と披露する最後」と言い桃子に一瞥。この曲はいくちゃんのソロパートみたいに、いなくなった人の穴を感じる曲だから、桃子までいなくなるのかと寂しくなりました。なので最後のれんももタイムは目に焼き付けました。

会えない時間が寂しくなくなって
気づけば 心は離れてた

この曲で本編が終わったライブ。
桃子は幕が下りる最後まで、あの人懐っこい声で「バイバイ」と言っていました。


【アンコール】
VTR 桃子の昔の映像
昔の泣き虫でネガティブな桃子がたくさん出てきた。

『出来ない自分に敏感で 感情に嘘もなかった』

だから涙と同じくらい、いや、それよりも多くの笑顔で、周りも笑顔にしていた桃子がたくさん出てきた。
そして最後の「さようなら、大園桃子」の文字で溢れる涙を止められませんでした。

スピーチ
桃子が一人ステージに立ち、うまく喋れるようにと用意してきた手紙を開く。

「私は何も知らないで乃木坂のオーディションを受けました。大人の前で自分をアピールするのも初めてで、何も分からないまま、引き返せないところまできました。
乃木坂への想いや覚悟を持った他の子と比べて、申し訳なくて、みんなの目を気にしてました。たくさんの人が夢見る大きな舞台、たくさんの人の目につくポジションが怖かった。自分で自分を責めたり、他の人に良くないことも言われました。元々自信のない私は、毎日を生きるのが精一杯で押しつぶされそうになりました。目標を聞かれても答えられない自分が大嫌いで、乃木坂に対して何もできないと塞ぎ込んだ時期もありました。優しくしてくれる先輩や同期に申し訳なかった。
今までたくさん迷惑かけてきたけど、今は乃木坂に入れて良かったと思います。そう思えたのは、家族・メンバー・スタッフさん・ファンの皆さんがたくさん励まして、引き止めてくれたからです。ずっと見捨てず、守ってくれて、助けてくれてありがとう。みんなのおかげで前を向けました。
メンバーが笑ってくれる時、喜んでいる時、このグループは温かいなと思いました。たくさんのステージにみんなと同じ衣装で立ち、色んな場所に行けて良かった。卒業して会う機会が減ると思うと寂しいです。
私はみんなが楽しく過ごせればいいです。
最初はみんなと違う気持ちで入ったけど、

『私は乃木坂になることができました』


自信を持って5年間頑張ってきたと思えます。
人はこんなにも変われるんだと思うくらい、明るい気持ちで卒業できるのが嬉しいです。
私は乃木坂で経験したこと、出会えた大好きな人達、
この5年間は宝物です。
     『私は乃木坂が大好きです!』」


1曲目 三番目の風 桃子センター
入ってきた時は涙を浮かべるメンバーが多かった。それが曲の間に笑顔に変わり、そして最後に近づくにつれてまた涙が溢れていました。間奏の「ヘイ!」の力強さ、最後のみんなのやり切った表情、僕は今この瞬間に、「三番目の風」という曲は完成したんだと心から思いました。

三番目の風を起こせ!
経験とか過去のデータ関係ない
観測史上 最大風速 初めての存在になろう
僕たちは挑戦する 一人じゃ無理でも
さあ 力を合わせるんだ

自分たちで真っ暗な未来をこじ開けろ!



2曲目 思い出ファースト 桃子センター
この曲も三風と並ぶ桃子の代表的なセンター曲。桃子以外誰がセンター出来るんだという人もいるくらいです。順番に桃子とペアを組んでいく三期生。まるで桃子の5年間を表すように、みんな泣きながら笑っていました。

君と ここにいる奇跡
思い出ファースト
いつか 振り向き 最高の夏だったと…


3曲目 やさしさとは 桃子センター
イントロが流れた瞬間吹っ飛びました。そして曲が終わる頃、僕の原形は無くなってました。
同期との別れ。
慕ってくれた後輩たちの涙。
初めて後輩を見送ることになった二期生の表情。
そして飛鳥ちゃん。

「私はちょっとみんなより近くにいたから『乃木坂も悪くないな』って言った時の気持ち、痛いほど分かりました。
だけどあの時、なんであんなに近くにいたのに、私の力でそう思わせられなかったのか、ずっと心残りでした。力不足な先輩でごめんね。
最近の楽しそうに活動してる桃子を見て、すごく嬉しく思ってました。今日ここで初めて言わせてください。

桃子、よく頑張ったな。卒業おめでとう」



途中涙を堪え、声を震わせて言葉を紡ぐ飛鳥ちゃんを見て本当に涙が止まりませんでした。

ぞのさんには期待している自分がいるので、私のためにも頑張ってくれませんか

そう以前言っていた飛鳥ちゃんだからこそ、先に卒業してしまうことに対しての想いは大きかったんだと思います。
言い終わった後、二人で肩を寄せ合い、涙を流しながらやさしさとはを歌いました。でも最後は二人とも笑顔でした。

やさしさとは何なんだろう?
君に駆け寄る速さか
それとも落ちた涙を一緒に拾うことか
愛の意味とその価値を
僕は考えたけど
答えが見つからなくて
ただ歩くしかなかった

やさしさとは何なんだろう?
君を慰めることか
あるいは涙の理由(わけ)を何も聞かないことか
今さらどうすればいいか誰か教えてくれよ
正しい答えじゃなくて
今 信じられることを

僕は君に「やさしさとは」なんなのかを教えてもらった気がします。誰かのために泣いている君を見て、僕の心は優しさの種を撒いてもらいました。僕はこの種を大事に育てて、いつか君みたいに誰かの心に優しさの種を撒ける、そんな人になりたいです。


4曲目 孤独な青空 
桃子は三期生に見送られながら、一人トロッコに乗りファンの元へ。一人一人に丁寧に挨拶するように手を振ったり、お辞儀をしたり、彼女の人の良さが表れていました。そして中央ステージに到着し、合流した三期生と3の指を掲げていました。

僕たちは寂しがりなのか 肩を寄せ合ってるのか
澄み渡る青空が責めるようだ
同じ時代を生きてる 空気に流されてるのか
誰一人 気にしないのか
影を作って黙り込むのか


5曲目 転がった鐘を鳴らせ!
もう一度トロッコに乗って今度は反対側のファンの元へ。多分ここで藤森さんを見つけたのかな。笑顔が弾ける瞬間があったな。

本当に大切な人生は
そこに野ざらしのまま落ちてる
人はまさかと見過ごしてしまう
退屈な日常のその中に
宝物はあるよ


【お別れの挨拶】
桃子へのお別れの挨拶を各期を代表して一人が述べました。
④筒井あやめ「私は桃子さんがいたからアイドルに憧れました。桃子さんを見てると幸せになります。桃子さんの周りは優しくておだやかで、みんな笑顔です。私はそこにいられたことが嬉しい。優しい桃子さんに『自分らしくていい』と教えてもらいました。優しい笑顔も、気にかけてくれた言葉も、一緒にいられたことも全部宝物です」

②北野日奈子「初めてできた後輩に最初は戸惑っていた。でも心の綺麗な桃子に救われたことが何回もある。人一倍悩んでた桃子に教えてもらったこと『ただ手を差し伸べて支えるだけが“愛”じゃない。心に寄り添ってただ見守ることも“愛”なんだ』。乃木坂でいることを諦めないでくれてありがとう。これからは親友としてよろしくね」

①齋藤飛鳥「私は桃子が一番好き」

僕はやっぱり同期の梅ちゃんの言葉が一番心にきました。終始涙で声を震わせながら一生懸命伝える梅ちゃんはすごく偉いし、飾らない言葉に心が動かされました。

③梅澤美波「桃子、卒業おめでとう。5年間よく頑張ったね。5年間三期生のセンターでいてくれてありがとう。最近三期生が一番良い状態なのは、桃子の笑顔が中心にあるからだと思います。楽しそうな桃子の今に安心してます。桃子はアイドルを知らずに入ったから、誰よりもアイドルとのギャップに悩んだと思います。でも私は桃子が誰よりもステージが似合う最高で最強のアイドルだと思います。なんとなくずっと一緒にいられると思ってたけど、気づけばもう5年経ってて、卒業も遠くなくなってたね。卒業すること、何度も止めてごめんね。桃子は私にとってなくてはならない存在だったんだ。三期生は11人でも頑張るから、桃子は誰よりも幸せになって」

①秋元真夏「桃子は私が今まで出会った誰よりも『人間味のあるアイドル』。桃子は素直で真っ直ぐだから、心の壁を取っ払って私も本音が言える。人の心を和らげる桃子に何度も救われた。たくさん頑張れって言ってごめんね。でも最後に乃木坂大好きって言ってくれて嬉しい。卒業しても元気で、笑顔でいて。私たちはずっと味方です」



6曲目 乃木坂の詩 センター桃子
終わりにふさわしいこの曲。始まりを思い出せる曲。
センターに立つ桃子はとてもとても美しかった。

乃木坂がどこにあるかなんて
僕らは何も知らずに来たんだ
あやふやな夢を探してただけ

そこに行ったら見つかると
前を歩いてた誰かに聞いて
気づいた時には坂を登ってた

流れる汗も 疲れた身体も
溢れる涙も 見えない未来図も
生きること

楽そうな道 選んだって
人生で見れば近道じゃないんだ
強くなるために坂を登れよ

弾んだ息も 早い脈拍も
歪んだ表情も 乾いた喉でさえ
生きること
WOW…
(Don't look back! Go my way!)
後ろを向くな!
WOW…
(Don't give up! Good luck now!)
正面を見ろ!
WOW…
(Don't look back! Go my way!)
自分を信じて
前へ進むんだ
WOW…
(Don't give up! Good luck now!)
名もなき若者よ
夢ならここにある
乃木坂の詩
僕らの詩


【ダブルアンコール】
いくもものアナウンスからのまさかのダブルアンコール。最後に興奮がMAXになりました。
披露されたのは、

『逃げ水』

三期生で花道を歩き、中央ステージで月の光が流れると
メンバー全員から照らされる桃子。
そして最後の最後まで弾ける笑顔でした。


【感想】
このライブで桃子ちゃんの成長ぶりや、どれだけ愛されてたか、どれだけ天性のアイドルだったかをたくさん感じられました。本当に惜しい人だったと思います。
たくさんの涙を流しました。多分今までの卒業の中で一番。
乃木坂を好きになってから、今までたくさんのサヨナラを経験してきました。でも今回は初めて推しが卒業しました。やっぱり今までのサヨナラとは全く違って、今までも十分悲しかったけど、今回は本当に亡失というか心に本当に穴が開く感じでした。悲しむ勇気もなかったくらいです。
それに桃子ちゃんの卒業は特殊で、過去センター経験がある人で、桃子ちゃんだけ卒業シングルでセンターをしたり、カップリングでソロ曲があったり、写真集を出したり、卒業コンサートなどをしてません。今回のライブはあくまで全国ツアーの一部です。形に残る物が何もありません。卒業後芸能界に残らないし、お別れまでの期間も短いです。
本当に逃げ水のように消えてしまいます。
それも含めて、サヨナラがすごく切なくなります。こんなのは身勝手なのは痛いほど分かっているけど、せめて「またね」って言って欲しかった。そんなこと言っても仕方ないですね。
気を取り直します。
僕は桃子ちゃんに出会って、大袈裟でもなく人生が変わりました。生き方が変わりました。たくさんのことを教えてもらいました。そんな人は滅多にいません。それほど僕にとって大園桃子という存在は大きかったです。
もっと沢山の桃子を見れると思い込んでました。でも、もしかしたらもっと短かったかもしれないのが現実なのですよね。そう思うと、本当に今まで頑張ってくれてありがとうとしか思わないです。あなたが頑張ったおかげで救われた人、導かれた人が僕含めたくさんいると思います。その人達からしたら桃子ちゃんほど大事な存在はいません。
あなたはそういう人です。それほどすごい人です。自信を持ってください。あなたはすごいです。
「こんな自分なんか」なんて思わなくていいんです。
だから、この先どんな道へ進もうと、どんな人と出会おうと桃子ちゃんなら大丈夫。変わらないあなたでいればどこに行っても、何をしてもそれはハッピーエンドに繋がっているはずです。このライブを見て僕は心からそう思いました。


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