泡沫(15日)

僕は今うまく笑えているかな  
鏡の前でたしかめるけど  なんて情けない顔してんだよ 
笑うどころか あやうく涙しそうで うつむくんだ

夢も理想も現実も
どれも僕には冷たくて重くて

そんな日々だけど  
君のその笑顔は 僕を温めた  
身体の芯から優しく包むように

やりきれない夜だけ君を思い出してもいいかい?
僕の手垢だらけの この記憶だけど 
どこからともなくあの 人懐っこい声が聞こえるんだ

ねぇ もし何回か先の世で また出逢えたなら
その時また君の素敵な笑顔を僕に見せてよ  

そしたらさ 僕はどう逆らっても
また一から君に恋をしてしまうだろう

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