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【エボルヴ】GPTOP8 がわ船式1軸異界スパルタクスロイヤル 解説


1.はじめに

こんにちは、えんがわです。
今回は9月21、22日に開催された Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2024 Autumn 千葉ベスト8 になることができた【異界スパルタクスロイヤル】の解説となります。
タイトル獲得とはなりませんでしたが、JCSへの権利を3連続、人類最速で獲得できたのでそちらで挽回していこうと思います。

他の主なシャドウバースエボルヴでの実績は
Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 福岡 優勝
Shadowverse EVOLVE Japan Championship ベスト8
Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Autumn 千葉 ベスト4
Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Winter 大阪 優勝

になります。

そんな私が今回どのようなメタゲームを想定したか、何故異界スパルタクスを選択したのかを書き記しました。
全文無料の投げ銭式でお読みいただけるものとなっております。
また、わかりやすくするため本文は常態になっております。

また、デッキ作成にあたって参考にさせていただいた方のnoteも貼らせていただきます。

11弾環境で1軸異界スパルタクスが進化を遂げた記事(MLPaless様)https://note.com/mlp_evolve/n/ndc9b6d4f4c07?sub_rt=share_pb

先にこちらをnoteを読むとまた理解が深まるかと思います。合わせてどうぞ。


当サイトに使用しているカード画像は、Shadowverse EVOLVE公式サイト(https://shadowverse-evolve.com/)より、ガイドラインに従って転載しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。© Cygames, Inc. ©bushiroad All Rights Reserved.

2.メタゲーム予想

1.かげろう (予想25%)
2.秘術ウィッチ (予想25%)
3.荒野ロイヤル (予想20%)
4.ナイトメア全般 (予想15%)
上記4種を中心としたものであると考えており、直前で【かげろう】が増えてきたのもあって【荒野ロイヤル】が減り、上記のような分布になると予想していた。
自分の中では【かげろう】【秘術ウィッチ】【ナイトメア】に勝つのが前提で、なおかつ【荒野ロイヤル】に勝つデッキを使いたいと考えていた。

ちなみに当日の分布はこちら(公式サイトから引用)
カードファイト!! ヴァンガード 23.5%
ナイトメア 20.8%
ロイヤル 19.3%
ウィッチ 18.5%
エルフ 6.6%
ビショップ 5.9%
ドラゴン 5.2%
アイドルマスター シンデレラガールズ 0.1%

ウィッチが思ったより少なく、【かげろう】にガードを上げるためのナイトメアが多かった印象。
このメタゲームを読めるなら確かに【超越ウィッチ】の持ち込みもありだな、と感じた。逃げ択を【荒野ロイヤル】にしていたがこのデッキを組めてなかったら【超越ウィッチ】のほうが正しかったかもかもしれない。

3.持ち込み候補デッキ評価

3-1.かげろう

アンドゥーですなぁ

前期からの王。
ミラーマッチにてプレイの分岐がかなり出づらい、プレイヤーの傾向として【ナイトメア】は若干いるだろうと判断し、【かげろう】は勝っても自分が勝てる保証があるわけではないと判断。
ちなみに前回の名古屋で使わなかった理由も同じ。

3-2.秘術ウィッチ

デッキの動きにさらに幅増やしてどーする

9弾の王。
《アーティストメイジ》により選択肢が増え、また相手する場合にフォロワーを寝かせるリスク、縦にデカいやつを置くリスクが同時に上がった。
打点は見えやすいがそれゆえに盤面に圧をかけ続けて相手の嫌な選択肢を取れるデッキのため、好むプレイヤーが多いと想定していた。
インフレが進み、《真実の究明者・ファウスト》《エレメントシャーマン・ライリー》《永劫を求む者・ケリドウェン》などの特定札への依存度が上がっており、引かないと負けるが以前よりも多くなっていると判断し使わなかった。

3-3.荒野ロイヤル

何回車動かすかのデッキ。回復がない。

雑多耐性が高い。
回復が無いため押し込まれると巻き返すのが難しく、【かげろう】と【秘術ウィッチ】に当たりたくない。
【かげろう】が増える前のメタゲームではありえたが、多い事がCS等の分布から容易に想像できたので断念。
また、細かいミスを許されないかつセットアップ化するのが難しいため、長期戦向きではない点も懸念だった。
デッキが見つからなかった場合の自分の逃げ選択デッキはこれとしていた。

3-4.ナイトメア全般

ポテンシャルは高い。買っとけカード

《カオスルーラー・アイシィレンドリング》が追加されたクラス。
どのデッキタイプも【かげろう】に頑張っても微有利でそれ以外に不利がつくという印象が拭えず、最初から最後まで候補に上がる事がなかった。

《アイシィレンドリング》のスペック自体は高く、《異界を統べる者》《真紅のローズクイーン》を絡めた2軸や《魔剣の騎士・ハザン》《クラッシュデビル・デモニア》を使った真紅軸はもっと掘るべきだった。

3-5.超越ウィッチ

発売初週に《水晶の魔術師》入りが【かげろう】にかなり戦えたため、【荒野ロイヤル】に有利にならないか試行錯誤したもの3割程度しか勝てず断念。
メタゲームを【荒野ロイヤル】【かげろう】【秘術】と見ており、【荒野ロイヤル】を切る選択肢はないだろうと考えていたため、【異界スパルタクス】の調整をしている時には既に話題に上げてはいなかった。

3-6.異界スパルタクスロイヤル

前述の【超越ウィッチ】が【荒野ロイヤル】に勝たず、ライフ以外で勝利するなら以前からたまに見かけるこれしか無いかというところで先駆者のnoteをむったが拾ってきたため、そこのリストから調整して今回のリストになった。
《ベルエンジェル》《エンジェルスナイプ》、そして1ppの回復を積める【超越ウィッチ】という認識。無敵。
【荒野ロイヤル】が《ばーくがる》《ベルエンジェル》を使った守護多面に弱く、不安要素だった【かげろう】も良いセットアッププレイが見つかり使用に至った。

4.使用したリスト・採用理由

4-1.方針

1コストのキャントリップ(1ドロー付きのカードのものを本記事では指す)や《異界を統べる者》をプレイし、8.9ターン目での《スパルタクス》の能力での勝利を目指す。
縦面は《フォーリンショット》《カースドクイーン・ナハト・ナハト》、横面は《異界を統べる者》で対応できるので、それらの効率のいい除去の使いたいターンを設定して相手の盤面を調整する。

4-2.採用カード解説

《異界を統べる者》3枚/進化後2枚

デッキを触る理由になった1枚。
このデッキの1コストは32枚なので単純な期待値は4となる。《閃光の盾 イゾルデ》構えて着地させるか《カースドクイーン・ナハト・ナハト》でアクトさせて上踏みするなど、着地の介護は若干必要。
5ppで5枚山札を確定で削れるため、カード1枚から山札を削る効率が最も高い。
進化時の能力も強力で、これがあるため進化のターンまでに手札を4枚持っておけば《スパルタクス》で捨てるカード枚数に困らない。
進化時の主な回収先は《フォーリンショット》《閃光の盾 イゾルデ》《わがままな呼び出し》《アックスプリンセス》《プリンセスキス》。
自分が9キル狙うのか8キル狙うのかをしっかり認識して拾うカードを選択するべき。
また、出さずに9.10キルすることも稀にある。

《スパルタクス》1枚

5ppで実質9山札を削れる。別ゲーの《シャコガイル》とかと比べると自分が掘れる枚数がめちゃくちゃ多い。
基本的には勝利するときにしかプレイせず、後述のプリンセスパッケージで消滅領域以外からはどこからでももってこれるため1枚のみ。
【超越ウィッチ】があり得ないくらい増えたりしたら増やすかもしれない。

《カースドクイーン・ナハト・ナハト》2枚
《タイラントオーダー》1枚

《ブラスター・ブレード》を抜いて入れたカード群その1。
単体で《ボーテックスドラゴン》をはじめとする大型を止めつつ、サーチをして自分の動きを進めることができるのが強力。
先手だと4ターン目以降出すパターンが多いが、後手だと5ターン目以降に《異界を統べる者》ケアしてきた相手に対するずらし択として使うことが多い。
サーチするカードは主に《閃光の盾 イゾルデ》《プリンセスキス》、《わがままな呼び出し》《アックスプリンセス》の持ってないほう。
たまに《メイドリーダー》持ってきて《異界を統べる者》にアクセスする。

《天界の尖兵》2枚/進化後2枚

プロモのイラストがめちゃいい

《ブラスター・ブレード》を抜いて入れたカード群その2。
体力5以上も触れるし、《フォーリンショット》をアクティブにできるのが偉い。
比較的盤面に残るので《思わぬ躓き》での当てる用としても使える。
4コストまでは消滅させたいカードがかなり多く、《ボーテックスドラゴン》以外で《ブラスター・ブレード》で触りたかった面をすべて触れるため採用。素引きしたいが重なっては欲しくないため2枚。

《フォーリンショット》3枚

このデッキの縁の下の力持ち

横展開を触れる《異界を統べる者》に対して縦に触れるこれ。
拾った天使でさらに面を触ったり、《異界を統べる者》回収時に1pp浮かせて縦もとることもできるので強力。
《ベルエンジェル》拾えば手札の損失がないのも異常。
体力5以上に触れるカードは限られているため使うタイミングはよく吟味したい。

《プリンセスキス》3枚
《わがままな呼び出し》3枚
《アックスプリンセス》2枚

こっちのバージョンのほうが好き
1/2/2界でも屈指の強さなのに種族もつええんだ

プリンセスパッケージ。《アックスプリンセス》出し《プリンセスキス》でスパルタ戻し《わがままな呼び出し》で、2ppで山札1枚削りつつ墓場の《スパルタクス》を拾える。
《異界を統べる者》で3枚拾えるのが美しい。《アックスプリンセス》《わがままな呼び出し》で《スパルタクス》をサーチする場合、手札が1枚減っていることには注意。
《アックスプリンセス》は1,2ターン目に暇ならプレイして《わがままな呼び出し》《プリンセスキス》受けを作りつつ置き進化の圧をかけることもある。

《思わぬ躓き》3枚

盤面のカード全部に指定攻撃を付与できるキャントリップ。
これ用で《みるびる》《まぁるがる》《アックスプリンセス》等を先に置いて置き、除去として運用することが多々ある。
《ばーくがる》《ベルエンジェル》を盤面に置いておき、最終ターンにこれで寝かせてぶつかると手札超過を貫通させることができる。
《カオスルーラー・アイシィレンドリング》や《ダークエンジェル・オリヴィエ》のテキストでこれ捨てて相手の《魔導列車》を動かさない。
上記のように使う選択肢が多く、キャントリップで腐る場面も少ないため3枚固定。

《ばーくがる》3枚
《みるびる》3枚
《まぁるがる》2枚

1軸異界スパルタクスをデッキにしたロイヤルパラディンの面々。
基本的には《まぁるがる》は《ばーくがる》が無いとき&中盤以降ほぼプレイしない。
逆に最序盤の1,2ターン目は相手のフォロワーに触れるようにドローできずともプレイすることがある。かげろうやロイヤルには出す選択肢を常に意識する。
また、リストが割れていない時は《ブラスター・ブレード》の打点ケアで相手が触ってくれるという利点もあった。
《まぁるがる》は手札が減ってしまうため、《ばーくがる》持ち以外だとあまりゲームに貢献していないため2枚に減らした。

《閃光の盾 イゾルデ》3枚

・最序盤のダメージカット
・《異界を統べる者》を通すために1構える
・体力3に触りつつ2点回復することができる
・疾走が飛んでくるターンに構えてリーサルを交わす
などこのデッキの重要な部分を担っているカード。
特に2枚構えて【かげろう】の疾走をキャッチするプランが強力で、これを目指すことによって安定した勝率を出すことができる。

また、バーンダメージや手札超過ケアで自分のターンに《閃光の盾 イゾルデ》を使うことも割とある。当てる対象残すために《異界を統べる者》の宣言を1以外にすることもある。

《メイドリーダー》3枚/進化後2枚

またこいつを使えてうれしい

《異界を統べる者》確定サーチ。
《フォーリンショット》を使いそうな対面、手札の場合は《天界の尖兵》《ベルエンジェル》のどちらかを持ってくることも。
まれに《アックスプリンセス》をサーチして《わがままな呼び出し》《アックスプリンセス》セットをそろえておくというケースがある。
先手は1出し2進化、後手は2か3で突進にて面を踏めるように出したい。

《ベルエンジェル》3枚/進化後3枚

またこいつを使えてうれしいその2

《フォーリンショット》の玉になりつつ序盤の面を支える神カード。
キャントリップを撃つ順番の優先度はこれと《ばーくがる》が優先度高い(即ドローに変換できないため。)
《ばーくがる》と合わせて一気に寝かせるとアグロ系をシャットアウトできるので気分がいい。
これのおかげで後手をとっても盤面維持がしやすく、先手1で置く圧力はかなり高い。2ppの《マジックミサイル》と1/0/2守護付き《知恵の光》と考えると相当強い。

4-3.不採用カードについて

《ういんがる》
《ブラスター・ブレード》

ロイパラ基盤での除去枠。
山札を掘ることができず、《ういんがる》《ブラスター・ブレード》が手札にたまったり8キルがかなり遠くなるため不採用。
特に《ブラスター・ブレード》をケアして盤面のロイパラフォロワーを処理されると《ブラスター・ブレード》が出ていかず、単体で使用できる《天界の尖兵》などに枠を譲った。
どうしてもお互い単体では仕事をしづらいのがネック。ロイヤルパラディンを減らすことが問題になるかと思ったが《閃光の盾 イゾルデ》を手札に抱える都合上終盤に《みるびる》をプレイすればいいため減らしても困ることは無かった。

《世界・ゼルガネイア》

体力5回復しつつ面を触れる。
5ppで山札を1枚しか削れず、かつ単面しか触れないため多面に対してはさらにppを消費する必要があるため不採用。
アドバンス側を使うような棋譜を思いついたら入れる可能性があるが、増やすとしても現状《スパルタクス》2枚目より優先することはなさそう。

5.基本プラン

5-0.前提

まず、どれくらいカードの能力で山札を削ればいいのかを定義する。

初手4枚
キルターン目までの開始時ドロー枚数
《スパルタクス》でドローする枚数
《スパルタクス》で引いた後残る1枚

上記をデッキ枚数40から引き、残った数が能力で山札を削らなくてはならない枚数である。

先行8キル想定だと
ターン開始時ドロー枚数が7
初手4枚
《スパルタクス》でドローする枚数をターン開始時ドロー後の8枚から《アックスプリンセス》分減って8枚
残る山札1枚
よって20枚は自然に削れる計算になり、残りの20枚を能力で削る必要がある。
1~8ターン目に使えるppの合計値は36で、《スパルタクス》《アックスプリンセス》分を引くと30pp。
30ppのうち20ppをドローに回せばいい計算になる。
また、9ターン目を考えると9pp +ターン開始時ドロー分1枚山札が削れるため、39ppで19枚山札を削ればいいことになる。

勿論《スパルタクス》がどこにあるか次第で使えるppは変動する。直引きした場合は《アックスプリンセス》を出すppと手札分得するし、ラストターン以外でサーチを行い、ラストターンの手札枚数を保つのもアリ。

また、手札の枚数も7ターン目《異界を統べる者》を進化させたときに7枚になるようにしたいため、ターン開始時ドロー、盤面の《ベルエンジェル》《ばーくがる》、出す《異界を統べる者》を合わせ5枚になるように進行すればいい。

5-1.8キル

8ターン目に《スパルタクス》の能力で勝つプラン。
30ppで20枚山札を掘るので、10ppを自由に使うことができる。
《異界を統べる者》進化で2pp、《メイドリーダー》進化で2ppが頻出。
とすると残りは6ppなので、《ナハト・ナハト》or《天界の尖兵》1回+《フォーリンショット》ぐらいは使える。
後だとEPがあるのでその分のppが浮くので若干動きやすい。
序盤にキャントリップが重なったり、相手があまり攻めの棋譜でない場合はこちらのプランを取りやすい。
《ベルエンジェル》《ばーくがる》を8ターン目まで生かしておいたり、《ナハト・ナハト》でキャントリップをEXエリアに置いて手札超過を貫通することでppを若干得することができる。

5-2.9キル

9ターン目以降に《スパルタクス》の能力で勝つプラン。
8キルプランをできないか棋譜を考えつつ、無理そうならこちらになる。
39ppで19枚山札を削ればいいため、序盤に全くキャントリップを使えなくても9キルは十分に狙える。
《ナハト・ナハト》や《異界を統べる者》で手札をゆっくりと作っていき、3手先までを見据えることが大事。
デッキ内の除去が限られており、かつ使っていいppが8キルよりかなり自由なため、こちらのプランのほうが難しいかも。
かげろう】にはこちらを見据えて勝つ。

6.各対面のポイント

6-0.先手後手

基本的にすべて先手を取る。
・先1に置ける《メイドリーダー》《ベルエンジェル》が強力
・《カースドクイーン・ナハト・ナハト》を置きやすい
の2点が主な理由になる。

6-1.かげろう

・重要カード
《閃光の盾 イゾルデ》《カースドクイーン・ナハト・ナハト》《フォーリンショット》《ベルエンジェル》
・要注意カード
《ドラゴニック・オーバーロード》《ドラゴンナイト・アリフ》《バーニングホーン・ドラゴン》《ボーテックス・ドラゴン》
・大局観
9キルを狙う。
《閃光の盾 イゾルデ》2枚抱えて疾走を止めつつ4点回復するプランを取る。
《カースドクイーン・ナハト・ナハト》でサーチするのは《閃光の盾 イゾルデ》でほぼ固定。
EXエリア込みで手札を3枚消費したのち、《異界を統べる者》で手札を補填する。
ちなみに狙うだけで相手が攻めないパターンもあるので手札が減らずそのまま8キルすることもある。
《バーニングホーン・ドラゴン》や《ドラゴンナイト・ネハーレン》、クリティカルトリガーの裏目があるのでこの対面では基本顔は殴らない。
当然《異界を統べる者》で流すほうが効率がいいので、中盤の面をあえてこぼして手札を整えるパターンがある。
逆に序盤1.2ターン目の生物をとりこぼすと次の生物に応じている間に3/3が4回ぐらい殴ったりするのでしっかりカットしたい。先1の3/3には公開対象がいなくとも《みるびる》《まぁるがる》を置き、《メイドリーダー》《ベルエンジェル》受けを作る。殴ってこないで2pp生物置きなどならそのまま《ベルエンジェル》などが2生物に対して受かっていたり、《メイドリーダー》から《天界の尖兵》回収で切り返しの準備を進めることができる。
また、《ドラゴニック・オーバーロード》を箱詰めしたり《フォーリンショット》で下げると《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》+2ppだったりペルソナブラストの動きを制限できるため積極的に狙う。

6-2.秘術ウィッチ

・重要カード
《フォーリンショット》《天界の尖兵》《カースドクイーン・ナハト・ナハト》
・要注意カード
《エンシェントアルケミスト》《エレメントシャーマン・ライリー》
・大局観
最速の先手6ターン目に《エレメントシャーマン・ライリー》で走られると困る。余裕があれば守護2面を置いてケアしたい。
打点が見えやすいかつ除去か疾走しかできないため、適度に顔に圧をかけて相手の行動を制限したい。空中打点がかなりデカいので8キルを狙っていきたい。
当たり前だが《メイドリーダー》で《天界の尖兵》を回収した場合《ライリー》を盤面に出してくれることはほぼないので狙いすぎるのはNG。
《真実の究明者・ファウスト》に《フォーリンショット》を当てても問題ない。出しなおされたものを《異界を統べる者》+《閃光の盾 イゾルデ》などで流せるようにずらす、というイメージ。
《エンシェントアルケミスト》《真実の究明者・ファウスト》など体力5が多いため、《カースドクイーン・ナハト・ナハト》や《フォーリンショット》、《天界の尖兵》などの除去札を切るタイミングは注意。
《異界を統べる者》のスタッツが高く、《アックスプリンセス》や《メイドリーダー》でコツコツ殴ってると相手が処理に回ってくれる場合がある。

6-3.荒野ロイヤル

重要カード
《ベルエンジェル》《ばーくがる》《イゾルデ》
・要注意カード
《魔導四輪車V》《月の刃・リオード》《音速の機構・ララミア》
・大局観
守護が重要なマッチアップ。
踏みやすい守護は寝かさず、一気に寝かすことを意識する。
相手のデッキに回復が少ない、もしくは存在しないため、暇があれば殴ってライフに若干圧を与えつつ進行する。
《異界を統べる者》のスタッツが高く、コツコツ殴ってると相手が処理に回ってくれる場合がある。

6-4.ナイトメア全般(脳内)

・重要カード
《思わぬ躓き》
要注意カード
《カオスルーラー・アイシィレンドリング》《節制・ルーゼン》《異形》
・大局観
疾走があまり強くないため、《魔導列車》を《思わぬ躓き》で1回ずらせばおおよそ勝つ。
《異形》を墓場に送りたくないため、生物は基本的に縦に置くか《ベルエンジェル》を添えて《天界の尖兵》で消す。
今環境で一番楽なマッチアップなのでメタゲーム自体は外したがそれがうれしい結果となった。

6-5.超越ウィッチ(脳内)

・重要カード
《スパルタクス》、キャントリップ全般
要注意カード
《水晶の魔術師》
大局観
《スパルタクス》1枚なので若干厳しい。
《マーリン》や《水晶の魔術師》が出てきたタイミングで《思わぬ躓き》で寝かし、《ばーくがる》や《ベルエンジェル》をキャントリップとして消化したい。
腐る札が多いため、若干手札が詰まる可能性がある。
8キルは十分狙えるため、お祈り。

6-6.荒野エルフ(脳内)

・重要カード
《カースドクイーン・ナハト・ナハト》《フォーリンショット》
要注意カード
《ギガントパスチャー》
大局観
EXエリアを《ギガントパスチャー》で埋められるため、《フォーリンショット》は早めに切る。
《開拓のロデオガイ・ロキサス》のターン前の盤面は全面触りたいため最速で《異界を統べる者》は着地させておきたい。
空中打点が多いため、8キルを狙っていかないと死にがち。

6-7.荒野ビショップ(脳内)

・重要カード
《イゾルデ》《ベルエンジェル》
要注意カード
《メルティングシュガー・セリーナ》《双砲の神罰・アンヴェルト》《神の盾ブローディア》
大局観
疾走が多いため、序盤からのダメージをしっかりカットしていきたい。
スタッツは全体的に低いため、《ベルエンジェル》や《閃光の盾 イゾルデ》で対処が可能。体力2のフォロワーにも手札コストは切る。
pp分くらいの打点は出してくるため、こちらも8キルか《閃光の盾 イゾルデ》を絡めての9キルを目指す。

7.終わりに

ゲームの勝利に必要な情報が考えやすく、自己分析がしやすいデッキである。
8キルよりは9キルを狙い、9キルした後に後何枚山札を掘れば8キルできるのかなどから棋譜を見返せるため成長を感じれる点でも楽しいと思う、まず一度このリストで回してみてほしい。

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