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おうちでシュウマイのすすめ(4)|個性派を自宅で味わえる贅沢【後編】

お待たせしました。個性派シュウマイ記事の続編です。今回はさらに攻めた「超個性派」3軒をご紹介。なぜか新橋、神田に集中しています。これまではむしろシュウマイ濃度(?)が低いエリアだったのですが…新型コロナからの外出自粛で厳しい状況ですが、みなさんテイクアウトで奮闘しています。ぜひ攻めるシュウマイ、お試しくださいませー
(2020年4月末時点では、3軒ともテイクアウトを行っていましたが、状況が変わっている可能性あります。事前にご確認ください)

ナイスアイドル 新橋シュウマイ酒場(東京/新橋)

この名前からして、攻めてますよね。ただ、私もシュウマイを料理界のアイドル的存在にしたいので、悪くない名前だと勝手に思っていますが。さておき。こちらのシュウマイは、皮と具材の構成自体は決して珍しくないのですが、その皮の質感、あんの肉のゴロゴロ感、「これがシュウマイ?」と思える新感覚です。仕上げは「蒸し」と「焼き」があり、後者は「餃子」と呼ぶこともあるようですが、シュウマイを愛する人間としては、双方とも「シュウマイ」。どちらも食べてこそ、この店を体感したことになると思います。お店が営業していたら、ぜひ赤酒のサワーを飲んで欲しいです。無論「シュウマイ」との相性間違いなし。

テイクアウトはお弁当もあり。ご飯もおかずもかなりの充実内容で、コスパもよいです。

Tokyo焼売マニア(東京/新橋)

こちらもある意味名前から攻めていますが、言葉自体はまさに正攻法。マニアというだけあり、ベースのシュウマイ「マニアな焼売」から、かなりの愛情を感じられる王道味です。そのベースを元に、「焼き」「揚げ」に加え、「パクチー」「イタリアン」「しびれ(辛味)」「いか」「錦糸」と8種を常時用意。この多様性もまた「マニア」と名乗る所以でしょう。

さらには「月替わり焼売」に加え、「クリーム焼売」なるメニューにも挑戦。このクリームそのものの塩梅が絶妙で、見事な「シュウマリアージュ」を実現しています。シュウマイに止まらない店主の料理の腕を感じます。
※メイン写真は、まさにその「クリーム焼売」です。酒が進む大人のクリーム。

テイクアウトはシュウマイ単品、お弁当もはじめたようです。

焼売酒場オレンチ(東京/末広町)

おそらく最新のシュウマイ専門店ではないかと。もともとビストロとして長年愛されてきましたが、10周年記念に店主が愛するシュウマイの専門店に、とリニューアルオープン(この辺の流れは個性派前編で紹介した「焼売酒場小川」にも通じます)。「プレーンシュウマイ」を基本に、「タケノコ」「チーズ」「コーン」に加え、「スペシャルシュウマイ」として「生ウニ」「ほぼカニ」「たぶんカニ」「本わさび」「はちみつレモン」と、遊び心溢れながら、シュウマイの常識を覆す「シュウマリアージュ」の世界を作り出しています。「本わさび」は、ベースのシュウマイとの相性がいいのか、私個人としては一押し。店主の出身の鳥取の日本酒と合いそうです。「カニ」シリーズは私の訪問時にはなかったので、次回は必ず。

単品、弁当のテイクアウトできます。


個性派、超個性派と食べると、改めて王道を食べたくなるのもシュウマイの不思議なところ。今度は王道に次ぐ定番シュウマイのなかから、「おうちでシュウマイ」できるお店をご紹介しましょうかね。

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