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ご挨拶と予想理論(10/25 update)

皆さまはじめまして、コミヤシュウマと申します。今回は初回noteということで少々緊張していますが、コミヤシュウマのことを少しでもわかっていただければ幸いです。

1.自己紹介

改めましてよろしくお願いします。簡単なプロフィールを載せておきたいと思います。

名前:コミヤシュウマ
競馬歴:5年目
大学在学中の2017年のダービーから本格的に競馬にのめり込みました。その後万馬券を取ることで競馬にのめり込んでいきました。しかし、負けが込み始めることになります。
その後は平日はナイター競馬、土日は競馬場で中央競馬を予想し武者修行、最終結論として「血統ローテ」が一番穴と勝ち馬を探すのに良いという結論に至りました。この予想方法確立後は回収率が100%を超えています。
様々な観点から「競馬は社会の縮図」と思ってます笑

2.血統、ローテが予想に必要な理由


 皆さんは普段血統ローテを予想に取り入れていますか?亀谷敬正さんの言葉をお借りすると「血統は馬柱ではわからない能力を推測する最強ツール」なんて言われますね。その言葉の通り血統からは様々なことを推察することができます。例えば馬場と血統の相関を推察すればある程度の求められる能力がわかります。ダートの重馬場だから米国スピード系が走るなど簡易的なことはここから推察することができますよね。このように馬場と紐づけるだけでも穴を見つけることは十分可能でしょう。

 しかし、それだけでは該当馬が多く残ってしまう場合が大半です。10/24の東京1レースを見るとそれがよくわかるので少し見てみましょう。同レースで人気していたのはヘニーヒューズ産駒の二頭。4 カフェカルマと7 オクトニオンでした。競馬場、馬場ともにストームバード系が好調な馬場でしたが、このレースには4,7のほかにアジアエクスプレス産駒の6,8もいるという条件。11頭立てでほかの馬も買いたい場合ストームバード系を全部買うわけにもいきません。そこで活用するのが「ローテーション」なのです。4頭のローテーションを見てみると

4 カフェカルマ 中3週 短縮
6 エコロジェネシス 中6週 短縮
7 オクトニオン 中1週 同距離
8 ブレイクフォース 中2週 短縮

 ヘニーヒューズ系の産駒は同距離<短縮・延長。距離変更がはまる種牡馬です。加えて使い込んでも平気ですが適度に間隔を開けたい馬。中3週~中9週程度がミソ。また、外枠よりも内枠のほうが闘争心を見せるパターンが多いのもこの産駒の特徴です。
したがってこのレースでは4と6が該当します。

 これに本来の枠バイアスを組み込むと11が浮上し、このレースは◎4 カフェカルマ、〇6 エコロジェネシス ▲11 タイキマクスウェルと本線が作れました。そこに△7 オクニトオン、△8 ブレイクフォースを入れれば予想の完成です。これでこのレースは◎→▲→〇で馬単三連複的中となります。

このように血統で予想する場合には①馬場のバイアスを確かめる。②その馬のローテションを確かめるという作業で予想が形成されています。「バイアス×ローテーション」これが私の予想の根幹をなす部分です。

3.馬自身も見落としてはいけない

 馬を見るのはものすごく大事なことです。血統は方向性を見つけてくれますが、それでもすべての産駒に当てはまるわけではありません。あれだけ延長が得意なエピファネイア産駒でさえ短縮でも複勝回収率は64%になります。つまりそのレースで実力が抜けている、その産駒は短縮が得意な産駒である・・・など血統とローテだけでは補完しきれない部分もあります。一般的に遺伝学において運動の遺伝と環境の影響度は遺伝66%、環境34%と仮定されるように環境によっても差異が生まれると判断できるでしょう。

 例えば前述のヘニーヒューズ産駒は米国での競馬に順応しているため「左回り」は強いですし「間隔を適度に詰める」のも強い傾向にあります。これは調教などによる環境によって変化したと考えられるでしょう。人間も陸上はアフリカ系の黒人が、水泳は白人が、体操は日本人がそれぞれ得意といわれますがこれも環境による遺伝と体の比率で得意分野が変わるという顕著例です。

 以上のことから遺伝×環境が重要なことがわかり、その日の体調などをパドックや調教から判断することも予想の上では欠かせないファクトであると考えています。いくら血統的に妙味があってもずっとしんがり負けでは勝負にならない可能性も大いにあるからです。

 仮に100%遺伝ゲームならばディープインパクト産駒は全馬差しになるでしょうし、スウェプトオーヴァーボード産駒は長距離を勝つことは理論上不可能になります(もちろん母系を無視した極論ですが)。

 血統ローテに100%頼るのではなく、馬を見ることも重要で予想には欠かせないと考えています。


4.コースバイアス、馬場、展開を読む

 血統と深いかかわりがあるのが馬場と展開です。馬同士が戦うので最高速度には限界があります(TARGETで確認しても63キロ前後が限界値ととらえるべきでしょう)。前が楽に逃げて60キロを維持し続けたと計算すれば後ろからくる馬は65キロを出しても物理的に届かないのです。どんなに能力が抜けていても凡走してしまう可能性がぐっと上がってしまいます。

 そこで読むのが展開、そしてコースバイアスなのです。東京ダート1600mのように外枠先行馬が有利なコースは基本的にそこから組み立てる必要があるのですが、内枠に先行馬が多いレースなどは内枠の差し馬がポジションを取りやすく好走するなど、コースバイアス×展開は読まないといけません。10/24の東京11Rはダート2100m戦でしたがまさしくこのパターンで、逃げた1 ヒロイックテイルの後ろで楽にポジションを取れた3 ヴェルテックスは直線で差し込み3着。外枠からマイペース追走できた13 グレートタイムが勝ちワイドを的中させることができました。決して無下にできません。

 また馬場は非常に大きなファクトを持っています。どれだけいい馬でも馬場が合わなければ失速してしまうのです。馬場は大きく分けて速いか遅いかの2つに分類でき、それぞれタイプを振ることができます。今回は芝コースに注目し、競走馬を二つのタイプにしてみましょう。

a スポーツカータイプ
b ラリーカータイプ

 スポーツカータイプは軽い馬場が得意で近年の代表馬はアーモンドアイ。とにかく時計の出る東京コースでは無類の強さを誇りましたが、重い芝(=ラリーカータイプが得意とする馬場)で行われた有馬記念は大敗しました。逆にラリーカータイプはリスグラシュー。早い上りも出せるものの届ききらなかった同馬でしたが、上りが34秒に近くなると無類の強さを発揮。18年エリザベス女王杯から負けなしのGⅠ4連勝で引退しました。このように適性が揃わなければ力があっても当然力を発揮しにくいのです。

 馬場、コースバイアス、展開を読まなければどれだけ血統に長けていても厳しくなってしまいます。


5.この理論を使えば穴馬も拾える

この理論を使えば穴馬も浮上しやすくなります。5/30に行われたダービーを例に説明します。
あの日は超が付くほどの高速馬場でしたが、血統的には欧州系の血を持った馬が台頭。主流血統×欧州血統が買うべき馬に浮上してきます。
 そこからG1含む全レース上がり3着以内の経験のあり父バゴ(瞬発力パワー)×母父ディープインパクト(主流血統)の組み合わせだった11 ステラヴェローチェ、は確実に買うべき存在だったと言えるでしょう。

ダートでも大井の荒れたレースをとらえることも可能です。21年9月6日の大井12R。人気薄ながら短縮ローテでだった7 フォルデュランを本命に。レースは人気薄になっていたホッコータルマエ産駒の△15 ホーリーナイトキスが1着。〇3 シンアンドケンが2着、◎7 フォルデュランが3着で馬単三連複的中🎯、馬単33040円、三連複23600円の特大ヒットでした。これも血統ローテを中心とした予想理論から導きだすことが可能なのです。

 このように血統ローテを起点に"ジェネラリスト"になれば万馬券も簡単に手にできるようになりました。


6.最後に


このように血統ローテを中心に様々なファクトを組み合わせることが予想では重要と言うことができます。

これからは全てのレースを買って的中率50%、回収率150%を目指して頑張りたいと思います。

精一杯頭を使って馬自体とコースや馬場のバイアスなどを確認して予想していきます。
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