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第131回 ウラン235とプルトニウム

しかし実際にやってみるとオッペンハイマーには難解な作業が待っていました。
原爆の材料のウラン235は天然ウランの0.7%しか入っておらず、分離、濃縮するという面倒な作業は別の地区の工場がやってくれましたが、1日フル回転しても100グラムも取れませんでした。そして核分裂しやすいというものの、どうやってそれを人間が制御できる爆弾にするかが実験されました。勝手に爆発されてはこちらにも被害が出ます。
結局、ウラン235を2つに分けて、高速でぶつけ、臨界状態にするという方式が一番効率が良いという事が分かりました。
ところが、最近造られたプルトニウムはウラン235と同じやり方では爆発しにくい事も分かりました。
しかしオッペンハイマ―は量的に潤沢なプルトニウムをいかに爆弾にするかという事にわくわくし、ワシントン州ハンフォードからの大量のプルトニウムの到着を心待ちにしました。(続く)

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