株式投資のこと:これまでとこれから

 6月2日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比263円22銭(1.19%)高の2万2325円61銭で終えた。2月26日以来、実に3カ月ぶりの高値水準を回復したことになる。

 コロナショックで円建口座に大幅なマイナスが生じていたものの、本日付でようやくプラスに転じた。しかし、ここまでの道のりは、なかなかに険しいものであった。

 僕が株式投資を始めたのは2019年12月末。その当時の日経平均株価は24000円を超えるかというタイミングであり、いま振り返れば、購入したいくつかの銘柄は、かなり割高な状態であった。2020年3月、コロナショックによる暴落で日経平均株価は17000円を割り込み、当然ながら保有株式も全て元本割れを起こした。

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 コロナショック以前にも、保有銘柄のうち、比較的組み入れ割合の高かったネットワンシステムズ【7518】の循環取引が明らかとなり、同社の株価が連日下落するという手痛い経験もした。

 新型コロナウイルス感染症の第二波が経済に与える懸念もまだ残っており、今後の動向に注意が必要なタイミングではあるが、短期間にこれほどまでの経験ができたことは、今後の株式投資を考えるうえで貴重な示唆となった。今後は少しずつ現金の比率を高めながら、再度訪れるかもしれない下落の局面で、優良銘柄をしっかり拾えるよう準備を進めたい。

 現在のポートフォリオは以下の通りである(2020年6月2日付 円換算評価額の割合)。円グラフにすると、巨額の資産を運用している気にもなるが、そんなことは全くない。国内株式はいずれも単元未満で買い付けている。したがって、全運用資産は微々たるものだ。

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