オーストラリアを助けたい!

今回はCMは全く関係ありません。

私が愛してやまないオーストラリアが今大変なことになっています。

日本のテレビではあまり報道されなかったり、されても少しだったりするので、最近までこれほど大変なことになっているとは知りませんでした。

現地では何億という動物が死んだり、人や建物も大変な被害を受けています。

焼野原を彷徨するやけどを負ったコアラを、通りがかりの女性が自分のTシャツを脱いで助けていました。その後病院に運ばれ手厚く看護されていましたが、やけどの状態がひどいので、安楽死させられたそうです。

またボランティアで消火活動にあたっていた男性は、近所の家を守っている最中に自分の家も燃えていることに気づきました。ですが、すでに燃え始めているので諦め、まだ燃えていない家を守ることに専念し、戻ってきた時には自宅は焼失していました。

山火事のニュースを見た日本の方のコメントを読むと、毎年山火事が起こるんだからもっと対策をしたら、というのがありました。例えば木を切るとか、緩衝帯を作るとか。

でも、オーストラリアってすごく広いんです。ちょっと郊外に出ると、森が広がり家は点在です。まとまった集落があって、その先に森林があるというより、大きな森や草原の中にぽつんぽつんと家がある、そんな国です。隣の家が何キロ先、みたいな。そして基本的に大地はいつも乾いている。だから、田舎に行くと各家庭に大きなタンクがあり、そこに雨水を貯めて生活用水にしています。庭の水やりやトイレの水もそれを使います。初めてそういうところに行ってトイレを使うと、ぎょっとしますけど。水の色がね。灰色っていうか。

だから水はすごく大事にする。そして山火事にも非常に気を付けて生活している。森で火を使うことは厳禁だし。まあこの新年に花火打ち上げたって話もありますが。

そして基本、動物をすごく大事にする。消防員も消火活動の最中、見つけたコアラに水をやったりしていました。普段あまりオーストラリアに関心がない方にとっては、オーストラリア人ってどんな感じかイメージがわかないかもですが、まあ人がいいです。資源が豊富で国が広くて人口が少ないから、あまり人と争うということをしない。朴訥でおおらかで計算高くない。隣人や家族や動物を大事にする。だから、自分の家が燃えていても、よその家を守ったりするんです。

そんな愛すべきオーストラリアが今一大事。どうしたら助けられるんだろう。日本では募金するのも、英語のサイトに行かないとならないそうです。できれば日本の方が気軽に募金を集められるようにしたい。コンビニに募金箱を置いて、オーストラリア大使館に届けるとかできませんか?

地域にもよりますが、3月くらいまでは暑いんです、オーストラリア。

まだまだ収束には程遠い。

どうやったら力になれるんだろう。

そればっかり考えています。



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