大相撲令和4年九月場所千秋楽

コロナの影響もなく無事、千秋楽を迎えました。先場所は大変でしたからね。

さて審判部もおつかれさんでした。今日までよく玉鷲、高安の取組を残していたもんです。今日の取組順も前頭3枚目と4枚目の取組ですので本来ならもう少し前なのでしょうが三役前ギリギリ後ろに設定しました。

今場所後半は玉鷲、高安を始め北勝富士、翔猿、錦富士の星の潰し合いになり、審判部も割りを作るのが楽しみだったのではないでしょうか。

欲を言えばここに大関が絡めばよかったのですが、結びで貴景勝、正代に締めて貰いましょう。

翔猿は勝って殊勲賞獲得

さて、二敗玉鷲と三敗で追う高安の取組です。
玉鷲勝てば優勝、高安勝てば優勝決定戦になります。今までの対戦成績も玉鷲15勝、高安16勝のほとんど互角です。お互い幕内を五年以上務めなければ31回の対戦にはなりません。

両者花道から入場です。玉鷲は淡々とした表情、高安は緊張気味にも見えます。
高安への拍手が若干多いようです。
静かな館内に高安のまわしを叩く音が響きます。
玉鷲、先に手を下ろし、立ち合いを待ちます。高安、遅れて手を下ろしました。
立ち合いは互角でした。玉鷲は右はず、高安の体が起きかけたところを軽くいなして、高安の体をずらし、右はず、左のどわ。高安は体が伸びてたまらず土俵を割りました。
玉鷲37歳で二回目の優勝です。

照ノ富士が休場、御嶽梅は負け越しで大関陥落、正代は相変わらずの相撲、貴景勝は10勝がやっとです。今場所の横綱、大関には残念と言わざるを得ません。

期待の豊昇龍、霧馬山、琴ノ若もここ二、三場所勝ち越しはするが、二桁まではなかなか届きません。あと2勝勝てれば大関が視野に入ってきます。

若隆景は11勝で大関争いに名乗りを上げました。来場所に期待が繋がります。

玉鷲、高安もまだまだいけます。、今場所を起点として、大関を狙って欲しいものです。

正代はカド番、御嶽梅も大関復帰の場所となります。

来場所は「大関」の位置を巡る優勝争いになるでしょう。
いや、なって欲しいものです。

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