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今年、いや去年をふりかえる【2023年の散財についての言い分】

自分はミニマリストとは対極にある存在で、何かにハマってしまうと頭がそればっかりになってしまい買わないと他のことに集中できない癖がある。

とはいえ、ある一定の期間が経てば気持ちも薄れていくことも確認済み。ゆえに「欲しい」という疼き、衝動に突っ走ろうとする若者に対して「落ちつくのじゃ。しばし我慢せよ。時期になんとも思わなくなるじゃろう」という自分のなかのAKIRAとかもののけ姫とかに出てきそうな長老が抵抗する日々を過ごしてきた。

今回は2023年の外部刺激によって揺さぶられた内面。その結果として内面で格闘が行われた。その負け戦についてダラダラと書いていきたい。
それは全て今年の肥やしになると期待している。


1 ヒゲとわたし

この年、自分を揺さぶりに揺さぶってくれた筆頭は『ヒゲとわたし』というYouTubeチャンネルである。

このチャンネルでは、お洒落な人のお洒落な生活を覗かしてもらい、お洒落な人のアンテナがどのようになっているのかを学ぶことができる。

影響力を持ちたくて急造で仕上げたインスタントなお洒落ではなく、根っからのお洒落。その振り切った人生観による時間とお金と空間の使い方に一般人は度肝を抜かれる。

観葉植物

部屋に観葉植物がたくさんある動画は山ほどあるが、部屋の中でシュコー、シュコーと水を撒くやつのレバーを何度も引き、室内で盛大にスプレー状に植物に水をやる。俺は壁紙が気になってしまうのだが、そんなことではお洒落にはなれない。その潔さというか、そういう何かが必要なのだ。
そして、気づいたら観葉植物を買っていた。水はコップに入れた水をドボドボあげている。

サボテンや松なども購入

DIY

人をダメにする無印良品のビーズソファにはコーヒーで染めたカバーを自作して被せていたり、本棚はジモティで購入したみかん箱をアレンジして使っていたり、キッチンでは電子レンジを高い位置に置き、手が届きにくいので一段上がるためのステップを作ってみたりとDIYの方向性も他のYouTuberとはちょっと違う。そのちょっとの違いを生み出せる感性やアンテナが行動力を生み、他とは違う世界観を作っている。そして、気づいていたら本棚を自作していた。

ジモティでもみかん箱でもなくコーナンで板を購入。自分にちょっとの違いは生み出せない。。。

トートバッグ

「部屋系ではなく、お出かけ系の動画のとき、チャンネル登録者が必ず確認するものは何?」と言う問題を出された場合、解答者が一斉にフリップを出すと8割はこう答えるだろう。
「トートバッグ」
今日のわたしさんはどんなトートバッグを肩からかけているのか。どこで何をしているよりも、まずはそれをチェックする。そう手懐けられてしまっているのがチャンネル登録者の運命(さだめ)なのである。
そして、気づいたらトートバッグを買っているのも運命(さだめ)なのである。

今まで1つも持ってなかったのに今年で2つも購入。

同じ歯磨き粉を使っていたり、同じ自転車に乗っていたり、自分も椅子の足元に手作りの箱を置いて足を置いたり下ろしたりしているのだが、その背中は遠い。動画に大阪を旅している動画があるのだが30年近く住んでいて、あんなお洒落なカフェだお店だに行き着いたことはない。屋根についているアンテナがそもそも違うのである。

今後も動画をチェックしながらその成分を少しでも自分の中に取り入れていけたらと思う次第である。

2 HATCH(ハッチ)

これはいろんなキュレーターがおすすめのモノを紹介してくれるサイトである。

気がついたらサイトをチェックしてあーでもない、こーでもないと物欲を刺激される。

シール

まあ、いらないっちゃいらないのだけど何か欲しくなる。何種類かのシールを購入しマックブック の背面を久々に変更して気分を変えてみた。だからどうなんだと言われたら何も答えられない。答えられないけど買ってしまう。このサイトはそのような人が集う場所でもある。

リュック

ここ最近はYouTubeとかインスタの影響でAerというブランドのリュックを使っていたのだが、このサイトで発見したPackingというブランドのリュックを購入しバリバリの1軍として使っている。ポケットが多くて、軽くて、ものが多く入って、しかも安い。吉野家の牛丼みたいなやつ。コンセプトがアメリカの大学生とかが使ってそうなリュックをイメージして作られている点も自分の好みとバッチリ合っていてガシガシ使っている。

プエブコ

このサイトを延々とみてると「紹介された商品の元のサイトを見てみたい」という欲求に駆られる。
そしてあるブランドをチェックしていると「このブランド、何人もの人が紹介しているやん。てか、このブランドをチェックした方が早くない?」と驚くことになる。
その名も『プエブコ』というインドのブランドだ。

アレもこれもかっこいい

結局自分は蛍光色のランドリーバッグ2種類とか写真などをカッコよく飾ることができるフレームなどを購入。実物が届くとクオリティが高くて渋い。こうなるとまだまだ欲しい。厄介なブランドを見つけてしまった。

大谷翔平が10勝目をあげた試合のチケットを飾る

3 MOTHERとほぼ日

もう、これは衝動というほかない。突如として「マザー2がやりたい」「ほぼ日を使いたい」という糸井重里・ほぼ日・マザー2というビッグウェーブが押し寄せて飲み込まれた。

ほぼ日WEEKSは2023年のベストバイ中のベストバイ。これがなかったら仕事回らなかった。マザー2はアメリカ旅行のお供としてかなり重宝したし、久しぶりのマザー2は楽しかった。
改めて糸井重里が生み出したモノに触れることで、今までよりもちょっと優しくなれたり、ちょっと軽く受け止められたり、ちょっとした気遣いが大きな違いと気づけたり、ビジネスと人間らしさのバランスを取れるようになる。肌触りというものに気づくことができるし、優先順位が上にくる感じがする。それこそがほぼ日のパワーだよなと気づかされた次第である。

4 タマニワエビス

阿部慎之助と中央大で野球をしていた野球好きの人が立ち上げたブランド。
MLB好きでしかも昔の選手にフォーカスを当てた商品が多く自分の物欲を刺激してやまない。これまでもいくつもの商品を購入してきたが、今年は伝説の「バックスクリーン3連発」の刺繍が入ったパーカーを購入。これを授業で着ていても生徒には全然伝わらないのだが職員室では大人気。なんなら野球部の保護者にも大人気。パーカーにしてもそうだが、特にソックスの品質は抜群で全然色落ちも破けることもせずに何年も履きまくっている。
野球×MLB×レトロ×可愛い×ガシガシ使える
もう「最高」のひとことである

5 Waiper

ミリタリーといえばワイパー。
無骨なデザインでガシガシ使えて、機能的でカッコいいのがミリタリーの魅力。でもそればっかりになると「今からサバゲーでも行くんですか?」「ランボーしかエンタメ知らないんですか?」と聞かれそうになってしまうのがミリタリーの怖いところなのだがワイパーの最大の魅力はスタッフがめちゃくちゃお洒落なところにある。
LLwoodさん(たぶん大木さんなんだろうと思う)は激シブで自分にとってのカリスマでお洒落の見本。

RINAさんはめっちゃ可愛い。こんなミリタリー女子見たことない。

気づいたらインスタ・YouTube・公式サイトをチェックしていて物色している始末。米軍のダウンやフリースなどはモチロン。今年は黒染めしたIPFUをゲットして大満足。

これは体育の授業では着ることはできないど迫力

負けるが勝ち

おそらく言葉の意味とは全然違うが、負けてしまうことの気持ちよさは何事にも変えられないものがある。
この快楽を得るためには、戦わなくてはいけないし、基本的には買わないという勝利を目指すということが前提となる。
買わなくていいのなら買いたくはない。
これは本心である。
でも負けてしまうのだ。
このような展開が起きてはじめて味わうことができるのである。

もう中2みたいな発想で情けないのだが、基本的には中2の自分をどう飼い慣らすのかが自律なので間違ってはいない。

オードリー若林さんが中学生の時に買えなかったスニーカーやデニスロッドマンのTシャツを購入して悦に浸り、周囲の女性には理解されないという話が面白くて「わかるーーー!!!」となるのも、大人として生きていて楽しいのは「あの時、こうしたかった」「アレに憧れてた」が実現できた時だと思う。

中2の時の感性、絶対に蓋をしてはいけない。エネルギー湧いてこなくなる。

っつーわけで2023年の散財を振り返ったわけだが、負ける快楽を味わっていたんだなと理解することができた。

2024年は別の方向で楽しんでいきたいと考えている。(実際にできるかどうかわからないのでここではまだ書かないでおく。)

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