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時々出てくる壺型の宇宙船について。

僕が描いてる絵、正直、何を描いているのか自分でも分からないところが多々あります。

それでも、前提となるものっていうのはいくつか存在していて、それが僕の絵を見るきっかけになってもらえたら嬉しいなと思います。

「この地球は何色か」

現在、銀座蔦屋書店で展示中のキービジュアルになっている「この地球は何色か」という絵画なのですが、コンタクターの背後にある物体が何だかお分かりでしょうか?

この物体についてですが、簡単に言うとコンタクターが搭乗している宇宙船です。この宇宙船は壺に左右の翼がついた形をしており、度々絵画の中に登場します。「この地球は何色か」という絵画の中ではシルエットが分かりやすいように描きました。

コンタクター達はこの宇宙船に乗って自分達の生存しやすい環境、そして、同胞と言える存在を見つける為に、彼方此方で離着陸をしています。

大抵のSF系のアニメや漫画であれば、立派で近未来的な宇宙船が登場するものですが、コンタクターの宇宙船は壺型で中はとても窮屈です。
壺型である理由はいくつかありますが、壺型の形状というのは衛星に紛れて宇宙空間を移動するのにとても役立ちます。
もっともらしく花が宇宙船から伸びてる描写もいくつかの絵から確認出来きます。

「天井のない住処」

こちらの「天井のない住処」は壺型の宇宙船の内部を、宇宙船という部分を省いて、本当に壺の中にいたら、どんな感じだろうかと想像して絵にしました。

今の段階では宇宙船の内部がどうなっているのか、詳しく描かれた絵はありません。ヒントになるのは、木の実を集めている描写がいくつかあり、宇宙船の中にはいくつもの木の実が壺に納められていることや、テーブルがあることくらいです。

「あの惑星は遥か彼方」
「ありふれた奇跡」

この宇宙船は生命のもつエネルギーを糧に浮遊することが出来ます。木の実を集めている絵がいくつかあるのはそういった理由からです。エネルギーの補充が済んだら目的の為に宛てもなく飛び立つのです。

また、宇宙船の内部の話に戻りますが、僕が勿体ぶっているわけではなくて、自分でも内部がどうなっているのか分からないのです。普段のスケッチブックにもそのような描写は殆どありません。

コンタクターの宇宙船は僕にも難解なのです。壺型であるなら室内は球状である筈だなとか、操縦はどうしているのだろうかとか、考えれば切りがないのですが、何か自分の中でしっくりくるアイデアが出てきたらまたそれが絵になります。

宇宙船の内部、それを取り巻く環境はまだまだ不確かであり、空想の中を漂い続けています。

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