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Yell note :Page31 絆のアリル第12話「運命のステージ」感想

これは彼女たち5人の物語、その始まりの終わり。

※記事中のアニメ本編画像は絆のアリル公式サイト(©KA/絆のアリルPJ ©絆のアリル製作委員会)より引用しています。


1.わたしの生きる道

このミラクの顔好き

ついに「自分のなりたい姿」でミラクたちの前に姿を現したまるまる改めクオン。彼女もVGAに参加するということで5人での予選突破を誓う面々。
…とはいえ予選終了まであとわずか1週間。15位以内に入っているノエル、リズ、クリスはいいとしてもミラクは43位、クオンは61位となっていた。
クオンは配信したオリジナル歌詞のパフォーマンスで注目を浴びたらしくいきなりのロケットスタート。さてさて、ミラクとクオンは間に合うのでしょうか。

まずミラクが思いついたアイディアは5人でのトーク配信である「ミラクオ超会議」。商標とか大丈夫そ??とちょっと心配になる番組名ですがむしろ内容が見切り発車すぎて全員のランクが落ちるというありさま。
しかもADENではコラボ配信が流行っているせいで目新しさが無いという状況もミラクたちにとっての逆風です。確かにコラボ配信って意外性が大事ですしねえ。

その頃オーリス学園長のもとに来訪したのはエイダ。エイダはどうやらコラボ配信が主流になってしまっている状況に苦言を呈しに来たようで、彼女曰く「誰かと繋がることで一人ひとりが持つ個性が死ぬようでは無意味です」。これは暗に「コラボライブ禁止」の進言だったらしく、オーリス学園長もすぐにその意図を察した様子。このAI優秀すぎんか?

ヒトよりヒトらしいAIであるオーリス学園長

オーリス学園長の指針としてはむしろコラボによる新たな可能性を期待しているそうで。そういえば今までのVGAってどんな感じだったんでしょうね。エイダの様子からすると孤高に勝ち抜いてきた感じではありますが…。

ノエルが唐突にミラクのモノマネをしたりという一幕もありつつ、ミラクからはユニット名の提案が。その名は「PathTLIve」。
Path=道、Live=生きる、二つの言葉を繋ぐ記号であるTの文字。
アニメ放送前から彼女たちのユニット名は明かされていましたがついにその由来が明らかになりました。なんとミラクの発案だったとは…。英語できるなんて思わなかったから…。

しかしユニット活動について盛り上がる5人のもとに衝撃のニュース。
コラボライブを行った参加者の順位が下がっているというのです。ランキングは様々な条件からAIが判定していると言及されていましたが、そのアルゴリズムに介入した人物がいる模様。一体誰の仕業なんだ…(すっとぼけ)。

2.「PathTLiveは最高なんだよ!」

ユニットでのコラボにこだわっていたミラクは5人でのライブを提案しますが、予選突破に並々ならぬ決意を燃やすノエルと現在のデータを重視するリズは個人での活動に切り替えるべきと話します。クリスとクオンはまだ決めかねている模様。
ノエルとリズに押し切られる形でミラクも個人活動へ。結成と同時にバラバラになってしまったPathTLive。残された時間は余りにも少ない。

ついに予選結果発表まで残り数時間。ちなみにここでミラクたちが在籍する学園は「ADENシータ」であることが明かされます。アルファ、ベータ…ときてシータは7番目。つまりADENアカデミーは少なくともあと6校あるということのようです。

淡々とゲーム配信を行うクリス(フォールガイズの時あんなにうるさかったのに…)、ミラクに想いを打ち明けた中庭へ足を運ぶノエル、「アルティメット」のゴール地点で佇むリズ、リアル世界の温室でかつての自分であるまるまるの姿を見つめるクオン。
4人がここに至るまでに積み重ねてきた思い出の中には常にミラクがいました。ミラクがいなければ彼女たちの活動はもっと違ったものになっていたでしょう。そして何より、自分自身と向き合うこともなかったはず。

しかしこの段階になってもミラク自身の順位はまだ41位。15位に入るとなると絶望的な状況です。追い詰められ道を見失うミラク。そんな彼女に進むべき道を指し示してくれたのは「シャワーオブサウンドフェスタ」で獲得した蝶のNFTアート。

彼女の道はどこに繋がっているのか?

ミラクは蝶に導かれるまま再びフェスで立ったステージへ。そして憧れであるキズナアイに改めて決意を表明する。

「あなたと同じバーチャルグリッドアワードのステージに立ちたい」
「でもね、新しい夢ができたんだ。それは仲間と一緒に同じ道を進むこと」

ミラクにとっての「繋がりたい」という対象はアーティストとしての自分を見てくれるオーディエンスだけではなく、一緒にステージに立った仲間たちへ向けられていた。

そしてステージに現れるクオンとクリス。クオンは何とステージ演出として巨大な花火を打ち上げ、配信を見ていた全員…リズ、オーリス学園長、エイダ、そして無駄に強キャラ感を醸し出している正体不明の5人組もそれには驚いた様子。

遅れてステージに来たノエルとリズも元々望んで個人活動をしていたわけではなかったようですが、それでもコラボライブで順位が上がる保証なんてない。ミラクは満足できるかもしれないけど予選突破できないかもしれない。
けれどミラクの決意は変わらなかった。どれだけ悩んだとしても彼女の答えは最初から決まっていたから。

「それでもわたしは5人で歌いたい。この5人で今を生きることがわたしの進むべき道。そう思うから!」

ミラク以外の4人も覚悟は決まった様子。クオンが用意したライブ衣装を身にまとい、いざPathTLiveの初ライブへ。
彼女たち5人が自らの想いを綴った歌詞を組み合わせることで生まれた歌、その名も

「SHININGi」!!!

この曲がくることはまあ予想してましたけどまさかのフル尺とは…!

視聴者「感動した…感動した!」
守護りたい、この笑顔

コラボライブは大成功し、発表された最終順位でミラクは14位にランクイン!ノエルさん大号泣!いや、13位のクリスと15位ギリギリのクオンもなかなか危なかったですけど?!

というわけで俺たちのバーチャルグリッドアワードはこれからだ!
……で、めでたしめでたしとはいかないようで……?

AIの評価アルゴリズムを覆したミラクに思うところがある??

これにて絆のアリル12話が終了です。PathTLiveの結成と予選突破までが描かれたエピソード0ゼロみたいな内容でしたが皆さんどうだったでしょうか。
来週放送される特番SPでは新情報が発表されるということなので放送後にまとめの記事を書こうと思います。ちなみに私はリズの中の人に見栄を張ってしまったのでがんばってリアタイするつもりです。

3.第12話で判明したこと

・オーリス学園長とエイダの力関係
エイダはVGAの運営責任者なので評価方法は彼女の専権事項だと思うのですが、わざわざオーリス学園長の許可を取りにいったりとこの二人の力関係はよくわからないことになっています。ADENアカデミーが複数あるならADENシータにこだわる理由もなおさら不明ですしね。もしかしてあの学校にキズナアイ失踪の手がかりがある…?

・スーパーグラフィッカークオンさん
僅か数日でステージ演出やら5人分の新衣装を作り、なおかつ自分自身も予選を突破するという離れ業を達成したクオン。最初からガチで参加してたらノエルすら負けていたかもしれませんが、そうなると彼女が病んでしまうのでこれでよかったのかもしれません。そしてまるまるからかなり性格が変わっているのですけど当たり前のようにそれを受け入れている4人がすごい。

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