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Yell note :Page64 交差路の行く末 ~アリルズプロジェクトに寄せて~

アリルズのキャラクターが生み出されるにあたってキャラ原案の森倉円さんがインタビュー記事で言ってたような気がするんですけど「PathTLiveの5人はキズナアイの要素をそれぞれ含んでいる」みたいな話してませんでしたっけ。該当のwebページを忘れちゃったので断言はできないんですが…。

そういう見た目的な話だけではなくて、特にミラクのキャラクター設定はキズナアイを「継承する」=「遺伝している」という意図が強く込められていたと思いますし、だからこその「アリル(対立遺伝子)」であると推測してます。

彼女たちが1年間の活動で繋いだものは何だったのか、自分なりに改めて考えてみたいと思います。


今回のまとめ記事は3月中にUPしようかと思っていたんですけどアイドルの追っかけ仕事があれこれ忙しかったのとアリルズプロジェクト休止後に様々なニュースが飛び込んできたことから、どこで情報の区切りをつけるべきか迷っていたからです。

キズナアイに声を提供している春日望さんがアドバイザーを退任したり。

アリルズプロジェクトに尽力していた新井拓郎氏が代表取締役を退任したり。

らぶちゃパイセンが個人勢になって正式名が変わっていたり。

アリルズでエリーを演じていた吉木悠佳さんが活動休止したり。

立て続けに色々起こりすぎでは…?

アリルズの休止もこの一連の流れの一部なのかなとちょっと邪推したりもしたわけです。もちろん複合的な要因が絡み合っているだろうという予測はしたうえで。

なのでコンテンツ周辺の事情としてはワンマンライブで綺麗に一区切り…ともいかなかったのも事実。まあこの辺りついては完全に外野なのであまり言及しないでおきましょう。


アリルズプロジェクトが実際に何を意図してスタートしたのかは別にして、僕の予想としては「キズナアイ復活の前哨戦や布石」という位置づけなんだろうなあと当初から思っていました。アニメ「絆のアリル」内の演出はもちろん、アリルズ配信の中でもキズナアイについては幾度となく触れられていましたからね。

ただしキズナアイの精神性であったらしい「繋がりたい」というコンセプトがアリルズでは結果的にあまり発揮されていなかったように思えるところがあって、活動期間の短さというエクスキューズはあるものの結局はクローズドな盛り上がりで終わってしまったのがやや残念でした。バズるって難しいね…。

ファン層にしても「もともとのキズナアイファン」「キャストのファン」という二つの大きな層があって、完全な主観ですが意外に親和性は高くなかった印象でした。
例えば僕なんかはは何をおいても現場主義なのでオンラインライブ(というか画面)を見て盛り上がるというのが最後まで馴染まなかったんですよね。なにせ映画館のライブビューイングさえ敬遠しているタイプなので。
音楽は現場で能動的に楽しみたい!という僕にとってはガルフェスやR4Gなどリアルイベントに出演してくれた昨年8月はめちゃめちゃ楽しかったです。

だから最後まで15人でのリアルライブにこだわっていたんですが、キャストファンの中には似たようなことを思っていた人もいたのではないでしょうか。


そして僕にとって一番つれえわ、というのがアリルズのキャスト15人を追うのが難しくなってしまったことです。

1年間アリルズの活動を追い続けていく中で個人のイベントにも行くようになって、運よく半数くらいの方とお話しすることもできました。残りの半数の方についてもマメにSNSをチェックしたりはしてました。
でもそれは15人が交わるアリルズという結束点があったからこそで、また15人がバラバラになるとさすがに追い切れないなあというジレンマもあります。

僕は何やかんやあって小玉ひかりさんと塙有咲さんが出演するライブに定期的に行くようになったのが大きな変化でしたね。2人ともアリルズでの経験がパフォーマンスに活かされてるな〜って感じることが多いです。
相対的に声優さん組はどうしてもイベント出演が少ないのでどうにか機会を見つけて現場推しできるのを狙っています。歌い手界隈は有識者たちにお任せしました。


僕個人というミクロな視点ではアリルズプロジェクトを追ってて得したという総括になりますが、プロジェクト開始時点で広げた風呂敷の大きさからすると関係者にとってどうだったのかというのは気になります。願わくばポジティブなレガシーになっていてほしいですね。

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