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Yell note :Page46 絆のアリル第15話「わたしだけのザイル」感想

リズさんがザイルについての説明をしてくれたところで本編感想いってみよー!

※記事中のアニメ本編画像は絆のアリル公式サイト(©KA/絆のアリルPJ ©絆のアリル製作委員会)より引用しています。

1.きみと僕とを繋ぐもの

クオンから衝撃の事実を告げられてもなお、前に進むことを決めたミラク。ひとまず解決!と思ってたら今度はクリスが思い悩んでいるようで。お悩み解決ターン制バトルみたいになってきたな…(次回予告のノエルを見ながら)。

見た目からはいつもどおりだけども

クリスがミラクの助けになりたいと思うのはなるほど確かにと感じるところで、前回ミラクを結果的に励ましたのは唐突に現れたニスカでしたしね。その役割はさらに遡るとリアル世界のクオンだった。
クリスはミラクに寄り添っている立場ではあっても彼女に対する理解や直接的な支えという意味ではポジションが違うかもしれません。

ミラクはミラクで意外に目ざといところがありすぐにクリスの異変に気付いた様子。で、またゲームしに行くのか?と思ったらクリスを連れてメンタリストニスカの元へ。ニスカさんえらく信頼されてるなあ。そしてアリルズ配信を見てる勢はついにアニメで愛のそろばん部が邂逅したということで歓喜の瞬間。

爆弾解除ゲームは神回でしたね

ここでクリスの悩み相談…の前にニスカの身の上話から。
現在のニスカはBRT5を脱退しデザイナーとバーチャルアーティストの両方を極めることを目標としているらしい。彼女にとってはどちらかを選ぶものではなくどちらも大切な「ザイル」。自分を繋ぎ留め、引っ張り上げてくれるもの。
BRT5のリーダーを務めていた彼女が脱退を選んだということは相当の覚悟があったことは見て取れる。そもそもあのユニットだったらADENシード本選で上位を狙うことも十分に可能だったはずだから。逆説的に、ニスカの後釜として迎えられたクオンの潜在能力を証明している、とも言えます。デザイナー繋がりだし。

そしてクリスはニスカに打ち明ける。
「助けになりたい人がいて、その人と同じになれるくらい、なり切れるくらい理解できる力がほしい」
何だか認知心理学のケーススタディみたいになってきましたが、ニスカの答えは…。

むしろお互いの「違い」こそが人を繋いでいると考えるニスカ

2.極光に照らされて

クリスだけが持つ「ザイル」とは?

ニスカとの会話を経て何かきっかけを掴んだらしいクリス。そんな彼女はミラクに対しコラボを申し出る。そういやクリスって最初期から登場してるけど二人だけでパフォーマンスしたことなかったんだっけ。よくわからんトーク配信はやってたけど…。

クリスの変化を感じ取ったミラクは珍しくリアル世界での練習に励んでいる様子。生身だとミラク自身の熱気で鏡が曇ったり汗を滴らせていたりと、やはりバーチャル世界の描写とは少し違っていますね。
というか絆のアリルの世界って、リアルとバーチャルどちらが「本当の」現実と認識されているんでしょうか?リアルとかバーチャルっていう言葉は便宜的なものだとするとですよ。バーチャル世界でなりたい自分になれるのだとしたらそれが「本当の」自分??リアル世界の自分は「本当の」自分ではない??

ミラクとクリスが試行錯誤している一方で、残された形のノエルとリズも他参加者とのコラボを検討しているようですが…。なぜかノエルはあまり気乗りしていない様子。ファーストシーズンでは容赦なくミラクにカチコミをかけてたのに、なぜかずいぶんしおらしくなっちゃってますね。

そしてついにミラクとクリスのコラボライブの日。すごい既視感のある二人組…ジュアとセアが注目する中、クリスが見つけたという自分だけの「ザイル」、それを形にした楽曲が披露された。曲名は「ドラマチッ……もとい、「HEART's AURORA」。
クリスが作曲したというイメージからはすこし外してきたようなポップナンバーなのが意外!どちらかというとミラクのイメージに近いので、そういう意味でクリスなりにミラクを理解=解釈したという結果なのかもしれません。ていうか忘れがちだけどミラクとクリスの身長差!!

まあ第2話でクリスがミラクにキスという名のマーキングしてたしヨリが戻ってよかったねと思ってたらクリスに強力なライバルたちが…!!

鈍感全方位受け主人公ミラクさん爆誕

3.第15話で判明したこと

・アカデミー間は行き来自由?
これまで同じADENシータに在籍しているPathTLiveメンバーがバーチャル世界の学校内で一緒に行動する様子は描かれていましたが、今回は別のアカデミーに在籍している(と思われる)ニスカやジュアもあっさりミラクに会いに来ていました。アカデミーごとにデータサーバーが違うのでは?という予想をしていたんですけどその辺はかなり緩いようです。だったら有力参加者であるBRT5や他の上位ランカーと今まで出くわさなかったのが不自然になっちゃうんですけど…(当時20位にも入っていなかったノエルでさえADENシータでは有名人扱いだった)。

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