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Yell note :Page23 絆のアリル第6話「完璧の理由」感想

先日のチームロックの定期公演はアツかったですね~。特に新曲の「愛憐エレジー」がヤバす!今後はチームファンクやチームラテンの定期公演も控えているのでこの盛り上がりに負けないようなパフォーマンスを期待したいところです。

といった感じでアリルズ配信の方がどんどん本気を出している一方、アニメの方はついに折り返しの第6話。ミラクに突っかかってきたノエルの真意は明かされるのでしょうか。

※記事中のアニメ本編画像は絆のアリル公式サイト(©KA/絆のアリルPJ ©絆のアリル製作委員会)より引用しています。

1.幼年期の終わり

ノエルから「楽曲と向き合うこと」について指摘を受け飛躍的にパフォーマンスが向上したミラク。チャンネルランキングも200位近くジャンプアップし正に昇り調子!…とはいえ目標の15位はまだまだ遠いわけですが。
そういえばクリスのランキングって何位なんだろう?そもそもエントリーしてるのかな?

そしてミラクとクリス…とついでにまるまるも早速オリジナル歌詞の作詞に取り掛かり、強引にノエルも誘うことに。調子に乗っていたミラクは案の定早々に行き詰まり、対照的にクリスは無秩序な単語が並ぶことに。ラップでもするつもりか?

クリスとまるまるの独特な感性にはミラクも困惑することに

そしてノエルはというと…元々乗り気でなかったとはいえディスプレイには一文字も入力されないまま。万能選手なノエルなら作詞も難なくこなしそうなのに。

そしてノエル第5話で「家族」という単語に対しネガティブなイメージを抱いていた理由が明かされる。

ノエルは音楽一家の次女として生まれ、作詞作曲家の両親と有名なVRアーティトの姉を追うように自分も音楽の道を志していた。
そしてある時作詞した歌詞を姉に歌って聴かせたところ「完璧でなければ恥をかくだけ」という評価をされてしまう…。お姉さんもノエルにプロ目線でアドバイスをしたということなんでしょうけど、幼いノエルにとっては必要以上に重い言葉となってしまったようで。それは「彼女らしさ」を縛ってしまうほどに。

2.Escalation

何も言わずリアル世界に帰還するノエル、彼女を探し回るミラク。第5話とは追う側と追われる側が逆転した状況。

校舎の中庭らしきところでようやくノエルを見つけるもののミラクは彼女を怒らせた心当たりが思いつかない。あれこれ理由を考えるミラクの顔芸百面相は一見の価値アリ。

そしてノエルは再び訳を告げることなく立ち去ろうとし…その腕をミラクが掴む。ミラクは最初ノエルをあんなに苦手にしていたのに、少し関わっただけで親身に彼女のことを心配していた。キズナアイを尊敬するからこそ「誰かと繋がりたい」という行動の表れなのでしょうか。

そしてノエルはようやく口を開く。彼女自身のこと、家族のこと。

やっぱり小学生は(以下略)

ノエルさん子供の頃は毛先まで金髪なんですけど、もしかして今はお姉さんを意識して染めてたりします?

偉大な家族や姉の存在があったことでノエルの自己評価に対するハードルは過剰に跳ね上がり「完璧でなければいけない」「ランキングも1位でなければ意味が無い」と、必要以上に自分を追い込んでしまっていた。

そんなノエルにミラクが投げかけた言葉は至極単純なものだった。
「ノエルが好きなノエルになる方がもっと大事だと思うんだ」

ミラクはVRアーティストとしてはまだまだ駆け出しでノエルにアドバイスを送るような立場ではないけれど、これまで自分の好きなことややりたいことに一生懸命向き合ってきた彼女だからこそノエルの胸に響いたのかもしれない。

そしてノエルを再び作詞に誘ったミラクは自動販売機で買った炭酸飲料「エデシュワ」を飲もうとしたところ、落としてしまっていたせいで勢いよく中身が顔面に直撃。そんな間抜けなシーンに直面し思わず吹き出すノエル。登場してから結構経ちますけどようやく年相応な笑顔を見せてくれました。

青春と言えば水かけっこ!

作詞に挑戦したノエルはオリジナル歌詞でパフォーマンスを行いミラクやクリスを驚かせる。

Escalation突き進んでく
私が決めた行き先
自由な未来 羽ばたいて
描いてゆく 私だけのStory

これはノエルの決意表明の歌。
「わたしは、わたしが目指す完璧なVRアーティストになってみせる!」


…とまあこんな感じでノエルと打ち解けた第6話

今回は特にノエル役の貫井さんの演技を堪能できる回でしたね~。思い悩むツンツンなノエル、ロリノエル、ソロでの歌唱、好感度が上がったノエル、と様々な感情を表現してくれました。
これでようやく言えるぜ!イエス!ノエル!

3.第6話で判明したこと

・リアル世界のADENアカデミーもちゃんと生徒がいる
ミラクとノエル(とクオン)以外の生徒はほとんど描写されていませんが、ちゃんと校舎内に他の生徒がいることが確認できます。まあVR世界との外見とは全く違うのでしょうが…。そしてリアル世界でまだ一度もクリスと会っていないのが気になります。

・VRアーティストの地位
私たちの世界においてもここ数年はVRアーティストによるライブイベントも一気に増えた気がしますし(私は行ったことない)、今後は生身のアーティストと同じ軸で評価される時代が来たりするんでしょうか。ノエルの家も保守的っぽいのに娘がVRアーティストを志すのはオッケーなんだなあと思って見たり。ちなみに私は活動中のVRアーティストの中では森カリオペさんが好きで楽曲をよく聴いています。めっちゃかっこいいから!