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色褪せながら、輝きながら

UEFAから突如として発表された、マンチェスター・シティのFFP違反問題。

現時点では「来シーズンから2年間のUEFA主催大会への出場停止」が言い渡されており、加えて「勝ち点減点」「過去の優勝剥奪」、更には「下部リーグへの降格」などの噂が挙がってきている。

そしてこれに合わせて賑わったのが、‘’シティ以外のサポーター‘’たちだ。「話題」に挙げたのではなく、いわゆる「ネタ」として扱った人たちも多数いた。


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話は少し変わるけど、ボクにとってサッカーは単に「趣味」のひとつであり、他に仕事もあれば家族もあり、サッカー以外の趣味もある。例えボクの人生からサッカーがなくなったとしても食いっぱぐれる事もなく、死ぬことなんてもちろんない。何が言いたいかと言えば、ボクにとっては「たかがサッカー」なのである。

しかし、サッカーがボクの人生を豊かにしてくれている事は間違いなく、それは月ユベであり同じチームを応援している仲間であり、そしてその中心にはユベントスがいる。毎週毎週、凝りもせずに朝3時半だの4時半だのに起きて、遠いヨーロッパで開催されている試合を見ている。その後の仕事に支障をきたす事を覚悟の上で(試合のあった日は昼の2時を過ぎると確実に眠くなる)。何が言いたいかと言えば、ボクにとっては「されどカルチョ」でもあるのだ。


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果たしてシティのファンは、いまどんな気持ちでいるだろう。ボクであれば、先ずはチャンピオンズリーグ(ならびにヨーロッパリーグ)に出場できない事で「試合数が減る事」を嘆き、更には万が一にも下部リーグへ降格する事になれば、「試合自体を見る事が出来なくなるのではないか」と危惧するだろう。そうだ、ボクの生活から‘’好きなチームの色‘’が薄まってしまう事に焦りを感じるに違いない。


他人の発言を咎める事はしない。ひとそれぞれに考えがあるからだ。

しかし、もし自分自身がサッカーを、カルチョを、そしてフットボールを「されど」と感じているのであれば、今回の件を決して「笑い」には出来ないのではないかと考える。例え他のチームの事だとしても。


恐らくチームは過ちを犯したのだろう。しかし、選手やスタッフ、ファンには罪はないはずだ。

誰も彼らの気持ちに、追い打ちを掛ける権利は持ち合わせていないはずだ。


15年近くも前になる、あの日の事が思い出される。


色褪せながら、輝きながら。

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