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リヨン戦のスタメンを考える(2/24付)

エラス・ベローナに敗れ、そしてミランに引き分けた事により一部の応援している人達が騒いでいましたが、ブレシア戦、そして昨日行われたSPAL戦に勝利を収めた事で、そんな話もとこ吹く風となったのは人間らしいと言うか"なんとも現金な人たちだ"と言うか。

兎にも角にもユベントスはリヨン戦を迎える。


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サッリが就任して半年以上が過ぎて分かった事がひとつある。それは「アッレグリほど変態ではないにしろ、スタメンは本当に読めない」と言う事。今シーズンはほとんどのメディアやジャーナリスト達の予想を裏切っているのではないだろうか。だからこそ予想するのが面白いし、当たった時は何とも言えない充実感がある。


リヨン戦に向けて、ブレシア戦とSPAL戦のこの2試合は大いに参考になると思っていて、個人的にキーワードに挙げるのは『流動性』だ。

今シーズンのユベントスはとにかく前線が凝り固まった試合も多く、何度も口にしている通り、リバプールやシティのような前線の流動性が見られない。しかし、ここに来て待望の流動性が出てきて、そしてそれを生み出しているのはこともあろうかクアドラードである事は間違いない。そうだ、"あの"クアドラードだ。

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今シーズンはサイドバックをやったり、時にはインサイドハーフで出場する事もあり、足元の技術からは計り知れない「ユーティリティ性」を披露しているコロンビア人ウィンガーだが、ここ数試合では右に左に前に後ろに、神出鬼没にグランドを走り回り、そしてディバラやラムジーとポジションチェンジを繰り返しながら、幾つものチャンスを生み出している。何とも嬉しい誤算である。


まだリヨン戦までは4日間もあり、なんの情報も入って来てはいないが、ボクは右ウィングにクアドラードを推したいと思っていて、そうなればシステムも4-3-3を採用すべきだと考える。「選手が先か、システムが先か」と言う話にはなるものの、今回に関しては「選手」を先に挙げてもいいだろう。それくらい、ボクの中でクアドラードの評価は高くなっている。


そうなると、そこに誰をどうやって組み合わせるかになるのだが、前線3枚のうち左のロナウドは鉄板であり、センターフォワードに入るのがディバラなのかイグアインなのかの論争に発展する。個人的にはどちらでも面白いと思うが、サッリはイグアインを選びそうな気がする。開幕戦がそうであったように。

中盤は右からラムジー、ピャニッチ 、マテュイディを並べよう。誰が何と言おうとユベントスのプレーメーカーはピャニッチ であり、残念ながらその代わりは誰もなり得ない。ベンタンクールにしてもあくまでオプションに過ぎない(もちろんオプションとしての質が高い事は間違いない)。そのベンタンクールを右に入れるのがオーソドックスである事は理解しているものの、それではクアドラードが生きないし、攻撃に流動性も厚みも出て来ない。ラムジーをインサイドハーフで起用する事により、確かに守備の場面では若干の歪みは出るだろうが、それを補うのが左のマテュイディであり、それが彼が任される役目である。このフランス代表ミッドフィルダーなら、ロナウドが免除される守備のタスクと合わせて、その全てを吸収してくれるはずだ。

ディフェンスラインは最も波乱が少ないと言えて、右からダニーロ、デ・リフト、ボヌッチ、サンドロがほぼ高い確率で名を連ねると予想する。センターバックについては、キエッリーニは復帰してからの時間が短くまだ早く、これは誰もが認識しているはずだし、チャンピオンズリーグの舞台はそんなに簡単なものではない。


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タイトルに「2/24」とあえて入れたように、これから届く情報によっては今後の考え方(予想)を変える事も出てくる。しかし、それもこれも全てが「憶測」に過ぎなく、確実なものは何ひとつない。

だからこそ予想は面白く、これもファンの醍醐味のひとつだと考えている。

プロのジャーナリストだろうが、現地の人間だろうが、極東の日本人ファンだろうが、そんなものは関係ない。ボクはひとりのユベンティーノとしてスタメンを予想して、そしてそれを口にする。


いいじゃないか、どうせ当たりっこないんだから。

楽しめばいいじゃないか、誰にも分かりっこないんだから。

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