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[漫画#1]自分を構成してきた漫画

自分の好きなもの、ゲーム・漫画・映画などエンターテイメント系。「自分を構成してきたゲーム」みたいな感じで書いてみようと思う。

その中でも漫画は子供の頃から好きだった。
最初に読んだのは「ドラえもん」などの藤子不二雄作品だと思う。あとは近所の人から借りた「あしたのジョー」とか「おれは鉄平」、「釣りキチ三平」なども夢中に読んでいた。

自分が小学生の頃、家の近くや最寄り駅には古本屋はなかった。自治会が運営する夏のお祭りの時に、各家でいらない漫画などを集めて、それを10円とか20円など格安で売っていた。中にはカバーがなかったり、多少汚れたり破れたりなどもあったが、一年に一度売り出される祭りで漫画本を買うことが、非常に楽しみだった。

小学三年か四年くらいから週刊少年ジャンプを買い始めた。「キン肉マン」が悪魔超人と戦ってる頃だ。「北斗の拳」や「アラレちゃん」もやってたかな。
この頃のジャンプは黄金期に入りつつあって、「ドラゴンボール」「聖闘士星矢」「スラムダンク」「ジョジョの奇妙な冒険」「幽遊白書」など、魅力的な漫画がバンバン連載開始されていった。
毎週のジャンプが発売されるのが楽しみで、「来週はどうなるんだろう?」「早く次が読みたい!」と強く思っていた。本当に読者みんなが熱中して読んで、友達とあーだこーだ話すのが楽しかった。
小学校も高学年になってくると、自転車でかなり行動範囲も広くなり、古本屋のあるような遠くの町まで行けるようになる。

中学に入ると友達から「すくらっぷブック」という漫画を借りた。チャンピオンに連載してた学園ギャグ漫画で、その人の漫画を読むようになる。他にも「マカロニほうれん草」とか、「青い空を白い雲がかけてった」など、ジャンプ系とだいぶテイストが違って、新鮮だった。
また、中学になると友達数人で月1くらいで「神保町」まで遊びに行っていた。古本屋をはしごして、お目当ての漫画を買う。そして地元にはないような大きなゲーセンの大型筐体などを楽しんでいた。

高校になると、週刊少年マガジンやサンデー、ヤングジャンプなどの青年誌系あたりも読み始める。「Bバージン」「寄生獣」「銃夢(ガンム)」あたりはめちゃくちゃ好きだった。
「AKIRA」や「風の谷のナウシカ」「ファイブスター物語」などもこの頃知って読んだ。

高校卒業後、美術の専門学校に行き、しばらくして古本屋で働く事になった。仕事中、漫画と触れているとやはり今まで知らない漫画が発掘される。棚出しで在庫を並べていったり、買い取りの作業で見慣れない本を見たり、仕事仲間からおすすめの漫画を聞いたりしていって、その頃すごい漫画知識を蓄えていたと思う。松本大洋、伊藤潤二とかの少しメジャーではないけれど、個性の強い漫画家の作品やアメコミ、横山「三国志」なども好きになった。

関係ないがその頃、自分で作ったホームページにカラーのCG漫画を掲載していて、それが「ネット漫画100選」みたいなタイトルの雑誌の表紙にでかく使われていた事があった。連絡もなく、勝手に使われていたわけだが「まあ表紙を飾ってるなら良いか」と思った。

話は戻るが、古本屋で働いている特典として社割で安く漫画が買えた。そうなるともう毎月すごい勢いで漫画の数が増えていった。
自分の部屋の押し入れはすべて漫画、ベッドの下にもぎっしり漫画、窓際側の壁にも二段棚を作ってすべて漫画、机の上や下にも段ボールに入った漫画。部屋が漫画で埋まってしまうほど、漫画を収集していた。

そして現在、今ではネットで漫画を読んでいる。
時間が経てば無料や、広告を見れば無料などで、お金を出さずにたくさんの漫画が見れるようになった。
楽しい作品はたくさんある。
ただ子供の頃の貪るように読んでいたような、熱中して読める作品とはなかなか出会えない。

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