ゆめた

23歳。哲学者になる。 「これとあれ、限定と解釈。世界は、つまり、これである。」 哲学は「堅苦しく」ではなく「ゆるく」なくてはいけない。そして、僕たちの日常を華やかにし得る学問だ。

ゆめた

23歳。哲学者になる。 「これとあれ、限定と解釈。世界は、つまり、これである。」 哲学は「堅苦しく」ではなく「ゆるく」なくてはいけない。そして、僕たちの日常を華やかにし得る学問だ。

マガジン

  • 紅顔の哲学者を目指して

    絶対哲学者になります。その過程を日記にしていこうと思います。ゆるく、気楽に読んでください。僕の日記が何か生活の役に立てたら嬉しいです。いつか、この日記を1冊の本にしたいですね。

  • 碧い鳥

    碧い鳥が突然僕のそばに舞い降りた。その記録。

  • せいじのはなし

    ゆるく、たのしく、生活に根ざした、せいじのはなしをする場。ボクと同世代、それより下の世代の子たちと一緒に考える。

最近の記事

  • 固定された記事

『未完の日記 』ー 悲哀な日々を映画のフレームのように切りとって ー

前奏 = Intro 日記の前にこれを読んで欲しい。 「建前上は出版業界(特に本屋、もしくは編集者)で働くことを目指している大学2年生です。大学は色々あり現在は休学中です。本当に目指したいのは、哲学者です。その第一歩にもなるのではないかと思い応募させていただきました。 またこの日記は、僕が社会不安障害と奮闘していた5年間があり(自分の中で、失われた5年という風に呼んでいます)、その期間に書いたものです。 今は無事に完治しましたが、そのような精神疾患に加えてさらにコロナが重な

    • 「ゆるく、楽しく」

      紅顔の哲学者を目指して#22 2024.7.2(火) 今日は本屋での仕事があったが、体調不良なのでと言って休んだ。 前の本屋が閉店して新しい本屋に移ってから明日で大体1ヶ月が経とうとしている。早いのか遅いのかよくわからない。 ある程度基本的な仕事は覚えて徐々に慣れてきたかなあという感じ。でも、お店の雰囲気も広さも棚の位置も品揃えも働く仲間もお客さんも全て違うから自分が思っている以上に負担がかかっているのだと思う。 今日以外にも、一昨日も休んでしまったし、その前は途中で早退

      • 「怒り」

        紅顔の哲学者を目指して#21 2024.6.11(火) 「お前ふざけんなよ、勝手に何してくれてんだよ」という怒鳴り声が急に聞こえて顔を上げるとお父さんが子供に対して怒っていた。 僕は新しい本屋でレジに立っていた。まだ、研修中だからレジだけを任されていた。 その時にレジに入っていたのは他の人で僕はその横で別の作業をやっていた。そしたらいきなり怒鳴り声が聞こえたのでびっくりした。なんでそんなに怒っているのか親子二人の方を見ると、お父さんの方がブックカバーが片方だけ外れてる本を

        • 父親

          父親ってなんだろう。 僕にとっての父親も大事だけれど、君にとってのお父さんはどうなのだろう。 君はよくいう。 撮られている時の自分が一番輝いていると。僕はこうやって、文章を書いたり、絵を描いたりして自分を表現しているけれども、写真を通して見る君はまさにキラキラしていて、それによって僕が今こうしているように感情を豊かに表現している。 僕からすると被写体となって、自分の顔の表情や身体の動き、そして身につけている服で表現をするというのは、自分にはできないという意味ですごいと思うし、

        • 固定された記事

        『未完の日記 』ー 悲哀な日々を映画のフレームのように切りとって ー

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        • 紅顔の哲学者を目指して
          22本
        • 碧い鳥
          6本
        • せいじのはなし
          0本

        記事

          夢の葉

          自分の周りを覆っていた輪郭がぼやけた。 たまにある。 自分が分からなくなる瞬間が。決定的に分からなくなる。雲散霧消する。 この人と話している時の自分、あの人と話している時の自分、それぞれが違う自分のようで、自分とは何だろうと思う時は誰しもあるかもしれない。でも、そういうのとは違う 葉っぱを想像してほしい。どこにでもある葉っぱ。それは実線があって葉の形をしていて触れることができる。 でも、なにかその葉にとって好ましくない刺激を与えてしまった。触れた瞬間に文字通り目の前にあった場

          悲哀の果てに

          今までの本当に辛かった日々は彼に出会うためにあった。 今日の彼の配信の後、お風呂に入りながら改めてそう確信した。 そして、お風呂上がりに冷蔵庫に入っている紙パックの牛乳を飲みながら他のいつものルーティンをほっぽり投げてこれを書いている。 よく母親が「ゆめには絶対に良いことが起こるよ」と言ってくれていた。最近は聞かない。 それは本当なんだと実感して僕は正直驚いている。不幸の永遠の連続なんてあり得ないのかもしれない。 今僕は、世界もしくは人生はよくできたものだなと思った。 一体誰

          悲哀の果てに

          自然の子

          君は自然そのものだ。 もちろん人として、飾っていないという意味でもそうだが、人間という「いきもの」として、人工物に四方八方囲まれた場所よりも、森とかの方がとても似合うような。そんな子。 というより、彼自身が人間という自然であって、動く自然みたいだ。人間誰しもそうなのかもしれないが、彼はそれがとても顕著にでている。 現代人は人間的なものに汚染されすぎている。人間が人間を極端に人工的に、機械的にしている。もっと、人間は生き物でなければいけない、生命的で自然的な生物であるはずだ。

          天使な怪物

          人の魅力を素描するのは難しいことだろうか。 難しいもなにも自分ならまだしも、他人の性格やその長所を言語化するという経験を今までしたことがないからできるかどうかすらわからない。 大学生時代、自分の短所と長所を分析して言葉にするということはしたが、日常的にその人の魅力を言葉にするなんてことは滅多にない。 というより、文章で書くならまだ分かるが、面と向かって言葉にするのは恥ずかしくて到底できない。でも僕には、まだ現実に会ったことはないが、その人の魅力を、書くことによってでも話すこと

          天使な怪物

          メロディーだった

          これまでの日々はメロディーだった。 幸せの碧い鳥が、様々な音色に乗せて音符を届けてくれる。 美しくて、とても一生懸命で、でも音痴な素敵な歌をボクの目の前で歌ってくれた。 確か去年の9月頃だった。 突然その鳥は僕の視界に現れた。 最初はとても鬱陶しかった。だって、僕が望んでいないのに来るのだから。でも最初見た時、街中でよく見かけるような鳥とは違って、色も体型もとても美しいなと思った。 色は全体的には青だけれども、様々な色の青が組み合わさって、今までに見たこともないような美しい

          メロディーだった

          「自然界に於ける外在的自己〜母というもう1人の自分〜」

          紅顔の哲学者を目指して#20 2024年5月10日(金) この日記で何回か自分という存在について考えているが、僕は自己は一つとは言い切れない存在であり複数あると考えている。 自分から見た自己、他者から見た自己のように、複数存在するが、それは全て内在的でかつ精神世界における自己の複数性であり、物理的に考えて自分というのは一個の体しかない。つまり外在的には本来、自己は一つしかない。 そこで僕がここで書きたいのは、自然界(精神の外の世界)における自己に対してもう1人の自己が存在

          「自然界に於ける外在的自己〜母というもう1人の自分〜」

          「書くこと」

          紅顔の哲学者を目指して#19 2024年5月9日(木) 前回の日記で、本について書くと言ったが、やっぱり違うことを書く。 いまの心持ちだと、それについて書けそうにないので、現実逃避的に全く別のことを。 本当にショックでしょうがないので、それについて書く気すら起きない。 何が僕の身に起きたのかは少し前の居場所の日記を読めば分かる。 今日は"書く"について。 さっきふと思い出した。 学童(小学校)でブツブツ一人、喋りながら目の前にたくさんある使い倒して汚れたクレヨンをグー

          「書くこと」

          メロンとパイナップル 〜 チョ・セイブンと根津の記憶 〜

          まずは、彼女の個展の始まりのあいさつから引用する。この文章が素晴らしくいい。 本で言うところの序文や前書きのような。 そして、彼女は中国からの留学生ということも頭に入れた上で読んで欲しい。 そしてこの素敵な挨拶で展覧会は始まる。 この個展を見た後、エッセイのような日記のようなものを書いたけれど、途中で書くのを諦めていて、さらにその後微かな記憶をたぐりよせる形で続きを書いているけれども、それも途中で書かれないままになっている。 つまり未完成ということ。 だから、未完成のまま投

          メロンとパイナップル 〜 チョ・セイブンと根津の記憶 〜

          「さあ、哲学しよう」

          紅顔の哲学者を目指して#18 2024年5月8日(水) 今日は短く、スパッときりさく。 たまにはいいだろう。 間奏曲。 長い曲の間にはさむお休み。 そのような感じで。 第七感的なもの。 気についての試論。 五感以外の感覚を第六感と言ったりするが、それより先がある様な気がする。 精神疾患を患っているとそれを顕著に感じる。 特に感覚過敏。 人間から発せられる気を感じ取って、さらには不穏な気を自ら放ち、空間を支配する。 これは結構本当で、最初は気のせいだとずっと思っていたが、

          「さあ、哲学しよう」

          「生の流動性と悲哀」

          紅顔の哲学者を目指して#17 2024年5月7日(火) 昨日書いた日記をあとで改めて読み返した。 こう思った。 ひどい文章だし、とにかく全体的にひどいなと。そして、よくない日記だなと。 なんか、難しい言葉を使っているからとか(と言うかそもそも難しい言葉なんか使いたくても使えてない)、ではなく全体的に硬くて、何というか人間味に欠けると言うか。 日記の中で確か非人道的だと書いていたが、自分にこう言いたい、「お前の日記の方が非人道的だ」と。 人間は両性具有性を持ち合わせているは

          「生の流動性と悲哀」

          「居場所とは ー 動的相互作用の空間 ー 」

          紅顔の哲学者を目指して#16 2024年5月6日(月) 昨日の日記で書いたように、僕の大事な場所を失うことになってしまった。 急な出来事すぎて頭の中で全く整理ができていない、整理が追いつかない。 頭の中のごちゃごちゃした感情を整理するためにも日記を書こうと思う。 僕にとってあゆみBOOKSとはどういう存在だったのだろう。お金をただ稼ぐための、働く場所、バイト先だっただろうか。僕にとってこの本屋は第二の家だと思っているが、本当にそう思っているのか、もちろん疑う必要なんかない

          「居場所とは ー 動的相互作用の空間 ー 」

          「居場所の喪失」

          紅顔の哲学者を目指して#15 2024年5月5日(日) 昨日は正直何が起こったのか分からなかった。1日経ったいまでもよくわからない。嘘なのか本当なのかよくわからない。 今日も本屋でバイトの日だった。 昨日と同じように働いた。 ただ、今日はなんというか物語の世界に放り込まれて自分は本屋で働くという役割を与えられたような、周りは動いているのにそして僕もいつも通り働いているのに心の中のもう一人の自分がそれを操作しているような、自分だけ静止して動いていないような。世界が突然止まっ

          「居場所の喪失」