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ノスタルジックな感情


ふと思いたって夕方6時に家を出た。
特に何かをするわけでもなく、ただふらっと近所を歩いた。もしかすると、どこかに行きたかったのか、誰かに会いたかったのか。家では決して得られない何かを求めていた。

足を止めたのは、近くの大きな公園。木が茂っており、周りは暗く、自動販売機がやけに目立っていた。そこで、温かいコーヒーを買ってベンチに座った。

会社帰りのサラリーマン、子連れのママ、夫婦で散歩をする高齢者。多くの人が目の前を横切っていった。一人でコーヒーを飲みながらただ、流れゆく周囲の光景を眺めていた。

7時を回った。少し過去のことを思い出す。
中学時代の友人、高校時代の友人、そして社会人になってから出会った人達。
ずっと会ってない人もいる。彼らは今何をしてるんだろう。彼らに会った時、ボクは何を話すのだろう?
もうあの頃のボクじゃない。彼らもあの頃とは違う。それでもボクらはまだ友人なのか?

この先、生きていく中でまた色んな人に出会う。
運命の人、人生でいちばんの親友、恩人、ボクを慕ってくれる人々。ボクが死ぬその時、視界にいるのは誰だろう。

結局、何も得られないまま帰路に着く。
ボクは何がしたかったのだろう。
おそらく色々なことを考えすぎているのかもしれない。自分の理想像、他者の評価、欲求と理性のバランス、新しい知識の開拓、全て一度忘れたかったのかもしれない。

さて、今日は早く寝ようかな、、
明日はいいことがあるといいな( ̄▽ ̄)

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