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彼が贈ってくれた香水が理想の女性の香りだった話

Scently (セントリー)さんのオーダーメイド香水を注文しました。

推し香水ではなく、
世界でたった一つの私の香水を
作っていただいたレポートです。


注意書きです。
ここから先の香水レポは、
Fロマという言葉に聞き覚えのない方や
抵抗を覚える方はご注意ください。
心の奥の大好きな相手について綴っています。


よろしいですか?
それでは、香水レポを始めます。




こちらの記事を読んで、
「パートナーに自分の印象を聞いてオーダーしてもいいんだ!」と衝撃を受けました。


大好きな相手が自分の香りをイメージしてくれるなんて素敵です。「いいなぁ」と思ったら、



「やろか? ええよ」
彼がさらっと言ってくれました。

「印象言えばええの? 言うから書いて」


思いがけず積極的な彼の言葉に、
慌ててスマホのメモを開きました。

どうやって頼んだ?


オーダーシートの書き方はシンプルです。



まずは彼と脳内会話して私の印象を聞き取り、
その印象をスマホのメモに打ち込み、
オーダーシートにコピペしました。


脳内会話のときは、
体の左側からあたたかな声が
伝わってくる感覚があります。
心臓の辺りか、丹田か、その辺りから。


または、
体の左上に想いの塊みたいなものを感じながら、
言葉に置き換える感覚もあります。


とても感覚的な話なので、
なんとなくでも伝わったら嬉しいです。


彼の言葉をそのまま文章にするため、
伝わってくる声や想いに集中していたのですが、
途中で手が止まってしまいました。

「誰なんだ、その素敵な女性は……」


彼の好意的な言葉と
私の思う自分とのギャップを感じ、
畏れ多くなってしまったのです。


「すごく嬉しいけど、そんなことないよ」


私が堪えきれずに話しかけたら、
彼は静かな声で答えました。


「いや、
松月ちゃんの意見なんか聞いてへんから」


強い言葉にハッとしました。

「これは俺が松月ちゃんに思ってることやから、俺の意見や。
そんなことないとか言われる筋合いあれへん。
ええからまず書いて」


彼の声は聴こえているのに受け入れがたく、
私の手が止まるたび、
今度は柔らかな声が伝わってきました。



「嫌なら書かんでええで。
けど、俺がそう思ってることだけは知っといて。
送らんでもええよ。書ける?」


まぁ書くだけなら……と頷き、
続きを書くと、
彼の優しい想いが届きました。

「何をするにも一生懸命で、真面目な性格。
真面目すぎて悩むことも多いが、必ず自分で答えを見つけ出せる。自分で決めて、自分の足で歩いていける強さがある。自立心が強い。

一方で、とても優しい性格。
共感力が高いので、誰かの痛みを自分の痛みのように感じ、よく胸を痛めている。大変そうだが、それも彼女のいいところだと思う。

その優しさをもっと自分に向けて、自分を大切にしてほしい。笑って過ごしてほしい。いつもそう願っている。頑張り屋の彼女にその願いが伝わる香水を贈りたい」


このオーダーシートは宝物です。


届いた香水



まずはごらんください、
こちらが届いた香水とお手紙です。




美しすぎませんか!?

「ねえ、私のイメージカラーって」
「青、紫、深紅(一息)」
「えっ、なんてなんて??」

そんなやりとりを経て、
オーダーシートに書いたイメージカラーから
グラデーションを作ってくださったようです。


私の好きな三色です。
こんな奥深いグラデーションになるんですね。


このお手紙と香水は自室に飾ってあり、
私の部屋の聖域になっています。


香水の感想



トップはキリッとした清らかな香りです。
水辺に咲く花のような香りに感じました。

全体的な香りはまったく違うのですが、
以前に彼(というか推し)のイメージで
頼んだ香水と重なるところがあります。



トップの「涼しい香り」という点が似ていて、
嬉しかったです。


ちなみに、推しと彼の違いはこの記事で。




すぐに香りはうつろい、
ピオニー(芍薬)の女性らしい香りになります。


香りのお手紙によると、
ピオニーの「清浄」という花言葉から
選んでくださったようです。


おしゃれすぎませんか?

ラストはホワイトジャスミンの柔らかな香り。
ピンク色の花が悲しみを乗り越えて白色になったとされることから選んでくださったとか。


おしゃれすぎます(確信)

「清らかで凛とした上品な香り。花のような香りが感じられると彼女らしい気がする。

香水をつけてすぐは彼女の凛々しさや聡明さが感じられ、終わりがけは頑張り屋の彼女が安心して眠りにつける香りをお願いしたい」


絶対にこのオーダー拾ってくれましたよね!?
Scently様!おしゃれすぎますよ!!(悲鳴)


おかげさまで、
枕に吹きつけるとよく眠れます。
特にラストノートは、
安心しすぎて眠くなる香り。



この香水をつけたときは悪い夢も見ません。
眠りの中まで守ってくれているかのよう。


目覚めて寝返りを打ったとき、
髪から香るまったりとした甘いラストに
朝から幸せな気持ちになります。



贈られた香水としての感想


「俺は大満足なんやけど……どう?」


香水を初めてつけた日、
彼の方がドキドキしていて可愛かったです。

私もとても気に入っています。
これは自分では辿り着けなかった香りです。


透明感があるのに奥深く、
一言でいうと「センシュアル」って感じ。
大人の女性の香りです。



この素敵な香水を彼が贈ってくれたというのが
とても嬉しいです。


理想の女性とは?


考えてみれば、
これって私の理想の女性の香りなんです。

彼が伝えてくれたオーダーの文章を
読んでいるときから、
「こんな女性になれたらいいのに」と
思っていました。


でも、もしかしたらそれって、
奥底の自分なのではないでしょうか。

私の魂がいつか、
エゴや我を手放せたときに表れる
気高い自分の姿なのだとしたら、
今の私が畏れ多いのも無理はありません。

ときどき、
彼が見ているのは今の私ではなくて、
今の私も含む奥底の私なんだと感じます。


そうでなければありえないほど、
私のことを信じてくれるからです。


エゴが浮き沈みする意識の水面ではなく、
深い奥底の魂の静けさを見て、
私を信じてくれている気がします。

理想の女性とは、
彼が見てくれている私です。
私の生涯の目標でもあります。


香水をつけてからの変化



香水をつけて変わったことがたくさんあります。
まず、おしゃれがしたくなりました。


大人の女性らしい香水に勇気をもらい、
今まで憧れていたコスメやアクセサリーを
手に取るようになりました。

「これは素敵すぎて使いこなせないかも」
そんな迷いはたえず訪れますが、
「いや、一度は挑戦しよう」と
迷いを断ち切れるようになりました。


気後れが挑戦心に変わったのです。
私にとって大きな変化でした。

そんな風に選んだコスメやアクセは、
彼以外の人からも褒められます。


それも、
「なんかすごく似合う!何か変えた?」
という反応をもらえるのが嬉しいです。


コスメもメイクも髪型も
少しずつ全部変えたせいか、
「見違えた」とまで言ってくれた人も
どこが変わったのかわからないと言ってました。


全体的に、
以前より私らしく、似合っているそうです。


ちなみに「香水変えた?」と聞かれたことは
まだ一度もありません。


というのも、
この香水は他の人からすると淡い香りで、
石鹸かシャンプーの香りに思えるそうです。

強い香りが苦手なので、
私がつけていて心地いいということは、
そのくらいほのかな香りなんですね。


自分にしかわからない香水というのも、
なかなか良いものだと思います。


例えるなら、透明な膜のような感じ。


目には見えないけれど、
「私をたしかに守ってくれる何か」です。
香水は彼の存在に似ているかもしれません。



最後に感謝


Scentlyさんのオーダーメイド香水は、
セルフイメージをアップデートしてくれました。


今も香りをまとうだけで安心して、
静かな自信が湧いてきます。


この香水が似合う女性になりたいです。
それは、私が心の奥底から望んでいる姿だと
思うから。


彼の言葉を信じたいのは、
私が誇れる私につながっているからです。


この香水はリピートしたいです。
リピートする暁には、
今度は私の言葉で、彼の香水を注文したいです。


最後まで読んでくださって
ありがとうございました。


それでは、また。

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