見出し画像

SONYタイマーは存在するのか?

昨年、定額給付金が生活保護者の自分にも支給された。そのため、できる限りすべて消費に回すことにした。


☆☆☆

物欲はとくにないんだけど、なんか買おうとずっと考えていた。

消費をすべきだと思ったからだ。


私が肉屋で10万円分肉を買えば、肉屋の収入が10万円増える。

この肉屋の収入10万円から仕入れ値を引いた金額がGDP(国民所得)である。


仕入れ値が7.5万円だった場合、肉屋の所得は2.5万円増える。

経済学的に誰かの消費とは誰かの所得なのだ。


そんな訳であれこれ調べていた。

そしたら昔趣味で写真を撮っていたのだが、スマホのカメラ機能のおかげで、デジタルカメラが売れなくなっていることを知った。


2013年が一眼レフカメラが一番売れた時期で、それからスマホが台頭し、カメラ市場は84.6%も減少した。

84.6%減だと市場が9割近く消滅したことになる。


ミクロ経済学には需要と供給の法則というものがあって、需要(消費)が減ると、供給量(生産量)が変わらない場合、価格は下落するという論理がある。

商品が売れなければ価格は下落する。当たり前の話だ。


しかし市場縮小期は消費以上に生産量が減るのである。

よって、市場が縮小すると、新品市場では生産量が減るため、むしろ採算を採るためコアなユーザーに高付加価値製品を買わせることから、価格は上昇に転じる。生産量を減らすことで価格を上げ、利益を生むためである。


具体的には、市場が縮小するとスマホではなくどうしても一眼レフカメラで写真を撮りたい、高い価格でも良いから、高画質なカメラを使いたいという少数のコアユーザーにだけ、メーカーはターゲットを絞る。

だから市場縮小期には、新品製品の価格は上昇するのである。

このようにだ。

ここから先は

3,190字 / 6画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?