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この医学書・看護書がすごい!2020【医学書院】

この企画はなんだろう?と思った方はまずはこちらをお読みください。

医学書院さんには、まずお詫びをしなくてはいけません。

なぜなら、発注書に番線押し忘れたり、冊数入れ忘れたり、ISBNと書名が違ったり、発刊してません的なハンコを押されて返送されて、あれー?まだ発売日前だっけと思っていたら他社の本を書いてたりとか、非礼の数々本当に申し訳ありませんでした。どうして?っていうくらいやらかしてますね……気をつけます。

そんな私の不始末はさておき、医学書院さんの装丁デザイン好きなんですよね。すっきりシンプルでわかりやすい。だから面陳にしたくなります。

さて、医学書院営業担当のイチオシはこちら!

『NHKスペシャル 人体Ⅱ 遺伝子』

医学書院_版元

こちらのPOPの文章、営業担当の方から送られてきたものをそのまま使わせて頂きました。私がここになにか増やしては蛇足だと思ったからです。

折しも、今年のノーベル化学賞は「CRISPR-Cas9」と呼ばれる画期的なゲノム編集の手法を開発したドイツとアメリカの研究者が受賞しました。そして新型コロナウイルスに対する対抗手段として、遺伝子レベルの研究も進んでいます。

ひとが持つまだまだ未知な世界である遺伝子。注目と、そして期待が集まったこの機会に、ぜひ読んで欲しい一冊です。


そして売場担当である私のイチオシはこちら!

『食べることと出すこと(シリーズケアをひらく)』

医学書院_店

POPにも書いたのですが、この本は潰瘍性大腸炎に見舞われた著者の”ただ”それだけの闘病記ではありません。いや、闘病の様子は勿論しっかりと綴られています。でもそれに付随したあれこれの方が強く心に残るのです。

苦手だったり嫌いなものがひとつもないひとなんていないでしょう。例えば、赤い色が嫌い、夏が苦手、数学が嫌い、テレビにでているあのタレントが苦手、などなどそれはひとそれぞれです。えー?ちょっと共感できないなと思われても、それに対してワガママという評価を下すことは滅多にないと思います。というより、そこに結びつかないですよね。

でも、食べ物の好き嫌いが多いというのは、他のことに比べて非難されやすい。確かにそうです。しかも、食べ物の好き嫌いが多いことに限って、わがままに育てられたと思われてしまう。

どうしてなのか。

それは「食べることは受け入れる」ことだからだ。

この見解になるほど、となりました。この説明だけでは意味がわからないですよね。是非、本を買って読んで「なるほど」となってください。

この本にはそんな「なるほど」が詰まってます。難病に苦しんだ作者だからこそ知り得た気づきです。そしてそれは私たちにとっても、大切なことばかりだと思うのです。

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